津和崎から、いくつかの教会に立ち寄りながら、今来た道を戻ります。
まずは米山教会。上五島最北の教会です。
角のない、丸っこいデザインは公園の遊具のようで、小ぶりでかわいらしい教会です。
外から見てカラフルな教会も珍しいと思います。
次は仲知教会。道路沿いの狭い土地を開いたところにあります。
ここは昭和53年完成の新しい教会で、きれいで、かなり大きい教会です。
内部は天井が高く、シャンデリアが下がり華やかな雰囲気です。
そして、何よりもすごいのがステンドグラスで、縦長の窓に聖書の場面が描かれています。中には地元の漁師さんが描かれたものもあります。
ここは、福江島の三井楽教会と並び、アート系教会と言えるでしょう。
次は、先ほど遠望した、赤波江教会に向かいます。
横道に入り、5分ほど山中の細い道を進むと突然視界が開け、急な崖にへばりつくようなところに教会があります。
道も狭く、車を停めるのも向きを変えるのも容易ではありません。
内部はシンプルですが意外に広いです。
教会の前からは、津和崎、野崎島方面の絶景が。
絶景を見守る孤高の教会です。
さらに南下し、江袋教会へ。
ここは結構開けた土地で、教会は海を見る絶景の地にあります。
ここは、2007年に火災が発生しましたが、柱や梁、外壁が残っていたことと、実測図面が残っていたことから、三年後に大正末期の姿に再現されました。
中に入ると、とても再建されたものとは思えない古めかしい感じです。昔の教会内部は知りませんが、かなり正確に再現されておりものと思います。
板張りの側面も素敵です。
さて、時刻はすでに11時30分、一旦ホテル マルゲリータに戻ることにします。
北部には道の駅はもちろん、コンビニや車を停めて休憩できるような場所もありません。自販機さえほとんど見かけず、一気に回ったので疲れました。
<その4に続く>