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Canon FX

1953がEOSシリーズへ転換する前の一眼レフ=Fシリーズの最後に紹介するのがこちら。
東京オリンピックの1964年発売の、キヤノンRシリーズから、絞り連動機構を一新した新シリーズ機種の第1号機。キヤノンのHPには「英文字のFlexの頭のFと末尾のXをとった型式名が採用された」とある。
当時としては画期的な、CdS素子使用の外部露出計を内蔵し、シャッタースピードに対応する適正の絞り値を読み取る方式で、高低二段階切り換え機能によりEV1~10、EV9~18の測光連動域の仕様を備えていた。
その後、Canon Fシリーズは、日本光学のNikon Fシリーズに対抗して開発されたCanonF-1から開放測光方式へと転換していく。
1953にとっては、先に購入したCanonFTのサブボディとして後年導入され、カラーとモノクロの撮り分け等に活躍し、ボディ2台・交換レンズ4本の体制が一応完成。その後某新聞の取材用に後出のNicca33や Canon P等のレンジファインダーカメラと共存していく。
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