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箱根湯本から宮ノ下

箱根湯本から強羅までの「箱根登山鉄道鉄道線」は、最大斜度1000分の80という 普通のレールの上を走る鉄道としては 日本一の急こう配を登ります。
出発前のホームから眺めると、1919年の開業当時は、その急こう配を登れる強力なモーターを載せるのに、レールの幅を日本では一般的な1067ミリでは収まらず 1435ミリの標準軌とし、また 半径30メートルという急カーブを走るため、車輪とレールの摩擦を軽減するための散水装置が付いていて、それに給水するホースなどが設けられているのが見えます。


1950年 汽車会社製のこの車両、普通の電車では床下に吊っている「抵抗器」も、急こう配を下る際の電気ブレーキ用で大量の熱を発するので、放熱効果を考えて 電車の屋根の上に載せるなど形の上でも他の鉄道とは一風変わったスタイルです。

箱根湯本を出て100メートルほど進むと そこから先は80‰の急こう配



途中の大平台まで 3回のスイッチバックを繰り返しながら登って行きます。


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