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土門拳の昭和と室町砂場

今日の東京は曇り 
昼過ぎに一時晴れ間もありましたが、今は再び雲に覆われてしまいました。

ただ、気温は11℃くらいまで上がって、少しは春めいた陽気に。。。

今日は日本橋三越でやっている「土門拳の昭和」に行ってきました。



土門拳(どもん けん)は1909年生まれ、「絶対非演出のリアリズム写真」を主張し、メイン機材が4×5inchの大型カメラやニコンSPということもあって、ライカ使いの木村伊兵衛の対極をなす写真家。
「筑豊の子どもたち」や「古寺巡礼」などの写真集が有名です。

チケットの「しんこ細工」など昭和30年代の写真を眺めていると、幼い頃に父親が「ドモケン」の名前を口にしていたことなど思い出しました。


時計を見たらそろそろ時分時。
せっかく日本橋にいるので、「室町砂場」へ行ってみました。



「砂場」といえば、藪・更科とならぶ老舗御三家の一角。
確か「砂場」という名前は、大坂城築城に際しての資材置き場=「砂場」によるもので、江戸時代から伝わる「砂場」は南千住と芝の巴町の2軒が残っています。

巴町砂場は以前仕事で近所に行ったときに訪れたことがありますが、室町は初めて!
巴町ではとろろ蕎麦の嚆矢と云われる「趣味のとろそば」をいただきましたが、室町では何といっても こちらが発祥と云う「天もり」♪

ついでながら、こちらのお店では「ざる」と「もり」の違いは海苔が載ってるか否かではなく、「ざる」は一番粉「もり」は二番粉とお品書きに書かれています。
また、御膳蕎麦とも云われる別製ざるそばは、更科粉を玉子でつないでいるようです。

横道にそれましたが、出たきた「天もり」は 掻き揚げがご飯茶わんくらいの入れ物に、切り三つ葉などと一緒に熱い甘汁をかけた状態ででてきます。

さっそく、お蕎麦を数本手繰って、、、ズズッ~
タップリお出汁を吸った掻き揚げをお箸でちぎってパクッ!

先日、天麩羅屋と蕎麦屋の天ぷらの衣の違いについて、某コミック誌に載っていましたが、さすが「室町砂場」さんの掻き揚げの衣は最後まで溶け出すことも無く、美味しくいただきました♪
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