直近のことではありませんが・・
私の病院から、車を使っても
1時間半・・
都道府県境を越えたところの
老健施設に入所されているご家族から
突然電話がありました。
80代の家族が、老健に入っているが
脊椎の圧迫骨折による疼痛があり
寝たきりで、症状も取れず困っている。
老健の医師は、訴えても取り合ってくれない。
そちらに連れて行けば診てもらえるか・・
という内容でした。
車を使っても1時間半
連れて行けば・・という点については
外来受診ではなく
入院でということです。
幾つかの問題点があります。
その老健には医師も看護師も相談員もいました。
医療的な評価はどのような状況なのか・・
ご家族と老健スタッフとのコミュニケーションは
とれているのか・・
家族の希望は単に身体症状ラクになれば
という点だけではないのではないか・・
ちなみに、老健とは
介護老人保健施設の略で
厚生労働省は
療養病床転換を強力に進めるために
「医療強化型老健施設」を考慮しています。
今後、高齢化が進むと、緩和ケアも
緩和ケア病棟でも、在宅医療でもなく
こうした介護系で医療強化したところが
主軸になっていくと私は読んでいます。
しかしながら、この時の電話を聞いて
医療的内容はどんな具合なのかしら・・
と感じたのです。
(つづく)
このような施設は稀かもしれませんが、この経験から老健という施設に疑心暗鬼の私です。
どうも、介護系の情報は疎いのでよくわかっていないのかもしれませんが、印象として施設間の差が大きいような気がしてなりません。老健は基本的には在宅に戻すための施設でしょうから、身体管理は積極的なのではと思っていたのですが・・・