緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

苦悩と苦痛は意味が違います。時に成長させてくれる苦悩とそれをじゃまする苦痛について

2018年02月12日 | つれづれ
緩和ケアは、疾病を持った患者さんやご家族の苦しさに対処してきました。苦しさとは、何なのでしょうか。様々な辛さは、苦痛として存在します。この苦痛を認識し、経験することが苦悩として表現されています。苦悩とは、いのちや生活の質を根底から脅かす、我が身に起こった苦痛として認識される 嫌な体験と定義されています(J Palliat Care 10: 57-70, 1994) こうしたものを読むと、わかって . . . 本文を読む
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