緩和ケア医の日々所感

日常の中でがんや疾病を生きることを考えていきたいなあと思っています

人工呼吸器を外した延命処置中止の問題を考える

2006年03月27日 | 医療
連日新聞紙面に取り上げられている富山県射水市民病院の問題について触れてみたい。 延命治療の中止として考えた場合、問題点は①外科部長の単独行為または取り巻く閉鎖的行為であること、②患者本人の事前意思が不明確であることである。 ①について責任は私がとるので、他の人を巻き込まないためにも・・と一人で決定することを美徳とするところはなかっただろうか。多職種(医師、看護師、MSW等)で、多角的に検討する . . . 本文を読む
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