えーかげんなヤツじゃケー

いつ飽きるかわからんけどできるところまで

10月27日の火星

2020-10-28 00:32:38 | 写真

今日も快晴で安定したシーイングの良い日となりました

いつまで続くのか分らないけどこれから火星が離れていくので少しのチャンスでも

見続けていたいです

我が家では夕方の時間に東側低空にある火星は電線に架かるので少し高い位置になってからが観測開始となりますので

まずは西に傾きかけた土星から

土星は表面輝度が暗いので拡大率が大きいと露出不足になって難しい対象ですこの写真もカISOをめちゃ上げました

 

共通データ

タカハシFSQ106EDP 三鷹光機GN170 NikonZ6

 
2020/10/27  18h50m14s   1/25秒  ISO3200 XP3.8で拡大 2055フレームからステライメージ8で10%スタック

 

 

南中頃の月です

直焦点での撮影です焦点距離が短く月が小さく写るので少しトリミングしました

2020/10/27  19h29m51s   1/1000秒  ISO400 XP3.8で拡大

 

火星を写すと同じ拡大率ですが静止画での火星よりも露出時間が多くかけています

2020/10/27  18h23m33s   1/4秒  ISO3200 XP3.8で拡大

 

ステライメージで模様を浮く出させていますので実際はこれより薄く見えますがジーッと目を凝らして見続けていると

不思議と模様が浮かび上がってきて極細かな模様も見えてきて濃度も濃く見えてきます錯覚ではなく目が慣れてくるからだと思います

2020/10/27  20h10m23s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 2925フレームからステライメージ8で10%スタック

 

2020/10/27  20h30m41s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 10254フレームからステライメージ8で10%スタック

 

2020/10/27  21h06m25s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 11700フレームからステライメージ8で10%スタック

 

 

夜も深まっても凄くシーイングが良く安定した火星がずーっと見えていました

動画撮影中はカメラのモニター見続けるのですがふわっと一瞬極微細の模様も見えてゾクっとする瞬間が

あり見てて飽きないです

折角の好シーイングなのでカメラを接続するアダプターの中間環を増やしてほんの少し火星像を大きくして

露出時間を8分まで伸ばしてみると今までより詳細の模様が浮かび上がりました

 

2020/10/27  22h55m02s   1/25秒  ISO3200 XP3.8で拡大 11581フレームからステライメージ8で10%スタック

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10月26日の火星

2020-10-27 00:56:02 | 写真

数日続いている快晴の天気、今日も最高のすっきり快晴の一日でした空気も乾燥して風もほぼなし

シーンングも最高です

今日のシーンイングは昨日よりも良い状態で月も火星も高倍率にしてもゆっくり揺らぐ程度で

細かな模様がすごくよく見えます

惑星向けの小型CMOSカメラだったらもっと微細な模様が写し取れたでしょうけど普通のフルサイズ

デジカメでもこれだけ写し取ることができることを考えれば良しとしましょう

月に関してはまだまだ突き詰めないといけなことがいっぱいあります

最初はその月の撮影から

 

共通データ

タカハシFSQ106EDP 三鷹光機GN170 NikonZ6

 

2020/10/26  19h42m14s   1/4秒  ISO2000 XP3.8で拡大 

 

2020/10/26  19h44m49s   1/1.6秒  ISO1600 XP3.8で拡大 

 

2020/10/26  19h39m22s   1/4秒  ISO2000 XP3.8で拡大 

 

 

 

2020/10/26  20h32m29s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 4434フレームからステライメージ8で10%スタック

 

 

 

2020/10/26  21h26m41s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 9647フレームからステライメージ8で10%スタック

 

ちょっと薄雲が出始めて来たのでISOを若干上げての撮影しました

2020/10/26  23h01m01s   1/25秒  ISO3200 XP3.8で拡大 7389フレームからステライメージ8で10%スタック

 

雲も取れて晴れて来たのでISOを元に戻しました

2020/10/26  23h25m28s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 8902フレームからステライメージ8で10%スタック

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2015年の世の中ハロウィンで盛り上がっていたころ

2020-10-26 17:34:30 | 写真
10月も終わりになろうとするこのころ毎年テレビニュースではハロウィンの大騒ぎが話題になります

都会の騒ぎに地方も負けじと真似をしよう頑張るものだからテレビ局も同調してローカルニュースで

流すものだからさらに騒ぎが大きくなります。さすがに今年は例年ほどの騒ぎにはならないでしょうが

コロナ感染なんか無関係と勘違いする人は少なからずいることでしょう

さて、そんなハロウィンに世の中が浮かれていた2015年の10月31日に小惑星が地球から月まで

の距離の1.27倍という超接近したことがります

月よりも遠いので大丈夫だろうと思うと大間違いで宇宙的には超ニアミスでほぼかすめるくらいの危ない

事でした

小惑星といっても非常に小さいので接近するまで誰も気づかないまま地球に最接近する三週間前に世界の

大きな望遠鏡の限界近くの明るさで発見されました、そして軌道が計算されると地球大接近との大ニュース

となって世界を駆け巡りました。

これほどの超異常な小惑星が撮影できるのか、どの程度の明るさになるのか、いったいどこの方角にあるのか

分からないままNASAのサイトで時間ごとの位置情報の詳細が引き出せることを知り最新の位置情報を

印刷していつもの天体写真を撮影する皇座山へ行くことにしました

これほどの大ニュースだったので誰か撮影に来ていると思っていたのですが一晩中誰もいませんでした

実際の小惑星2015TB145は超高速でかすめるため非常に移動が速く数秒でも線上に写りました

光度も12等以下だったようで目視では見つけることは不可能で撮影しても現地での確認もできないまま

撮影方法は赤道儀の目盛環をNASAのサイトから10分毎の位置を印刷したデータからワンショット撮影

する毎に位置合わせしての撮影でした、何せたったの3分に月の直径よりも猛スピードで移動してのですから

データを持ち帰ってパソコンでコンポジット合成やあぶり出しでやっと見つけることができるものでした

その時の一枚がこれです当夜は快晴の夜でしたが月齢18.1だったので20時50分頃に月が東の空に

昇ってきて月明かりのためISO感度上げたり露出時間を延ばすことはできない状態でした

 

2015/10/31 22h28m18s 60s×8 ISO400

NikonDf イプシロン160(D:160mm fl:530mm)
三鷹光機GN170で追尾 ステライメージ8で合成
皇座山

ノートリミング画像です

 

 

 

画面を約3分の2にトリミングしていますが60秒×8の8分間で画面の長辺の半分くらい移動しています

 

 

 

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10月25日の火星

2020-10-26 06:51:55 | 写真

低気圧が通過して一気に寒気が入ってきて夏から冬の空気になっています

前日は今年一番の冷え込みで早朝は12月の気温みたいでした

そんな好天気が続いていて火星も輝きが継続中です

10月25日も日中は快晴で明日も快晴の気圧配置と一晩中晴れが続くと思って

待機しましたが日が落ちて望遠鏡の気温順応が済みさあこれからというときに

20時半頃から雲が出始めて21時には全天を覆ってしまって撤収となりました

雲が掛かり始めた火星です。今回は撮影数が3枚だけとなりましたが昨日よりもシーイングが良かったので残念です

 

共通データ

タカハシFSQ106EDP 三鷹光機GN170 NikonZ6

 

2020/10/25  20h47m37s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 2880フレームステライメージ8で10%スタック

 

薄雲にかかり始め来たのでISO感度を上げてみました

2020/10/25  20h59m44s   1/25秒  ISO5000 XP3.8で拡大 2340フレームステライメージ8で10%スタック

 

 

雲が明かる前の宵の口の月例8.7の月です

FSQ106EDP(D:530mm/F:5) 直焦点

 

 

 

XP3.8で拡大

 

 

 

 

 

 

 

 

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天体用アイピース

2020-10-25 16:12:16 | 趣味

私がこれまで使ってきた天体望遠鏡のアイピースは

中学生の時に買ってもらったアストロ光学の10センチ反射望遠鏡に付属していたミッテンゼーハイゲンス(MH)7mmと

12.5mmと25mm

高校生の時にアルバイトで貯めたお金で買った高橋製作所のTS式65mm屈折赤道儀P型に付属していたオルソ(Or)

アイピース7mmと17mm

後に追加で赤道儀に載せた写真レンズで天体写真を撮るため十字線が張られたアイピースの星をジーッと見ながらハンドルを

チビチビと動かして星を追いかける手動ガイドのケルナー(K)12mm

そして当時のアイピースは視野が狭いものばかりの中広角視野の代表格エルフレ(Er)32mmという特殊なアイピース

です

昔のオルソアイピースでもその後に購入したフローライト(蛍石)を使ったFC60mmアポクロマート鏡筒では色収差の無い

クリアで素晴らしい月が綺麗でした

でも惑星観望ではいくら色収差が激減してもさすがに倍率が低いので3倍バローレンズで214倍にして眺めていましたが像は

大きくなるものの余計な光学系が加わったことでシャープさが落ちぼけた像が大きくなるだけの見ていても感動は少なく本気で

見たければ大きな口径の公共天文台に行けばいいやと追加購入せずにそのままでいました

このころの古いアイピースは径1インチ(24.5mm)でツアイスサイズアイピースと言われるもので、今は31.7mm

のアメリカンサイズアイピースと言われるものに切り替わり販売されていないようです

アメリカンサイズアイピースはより贅沢な設計になり広視野に進化しマルチコーティングでシャープさやコントラストや色乗り

に優れているようですが私の望遠鏡は口径が60mmと小口径なので期待できずアメリカンアイピースは手に入れることは

無かったです

惑星観測での思い出は高校生のころに10センチ反射望遠鏡でオルソ7mm142倍で木星をたった一夜だけ最高中の最高の

シーイングの時に縞模様がうねる様にごく小さな模様がぴたりと動かずに見えた思い出ああります、夕方から外へ放置したまま

深夜に観測したので望遠鏡の気温順応がしっかりできていたのかもしれませんその頃木星のスケッチも続けていてそのたった

一度だけのその夜が凄かったことがありました

 

さらに1994年の起きたシューメイカーレビー彗星の木星衝突のときにFC60mmで3倍バローレンズでOr7mm214倍

で見ると小望遠鏡ではさすが見えないだろうと言われていた衝突痕が見えた時は衝撃でした。

当初言われていたのが普通のアマチュアの小さな望遠鏡では衝突現象はまず見えないと言われていて衝突するだろうころに

公共天文台に行って5センチの大望遠鏡で見させてもらったけど衝突前だったのかシーイングが良く無かったのか

はっきりと見えなかったです

ところが数日後に自宅の小さな60mm望遠鏡で木星表面に黒い点が見えたことに驚きすごく感動したものです、大きな木星

の表面に小さな鼻くそのような黒く丸いものが見えしかもはっきりと、こんな小さな望遠鏡でも見えた世紀の天文現象に出会た

と鳥肌ものでした

 

その後20年前だったか大阪の望遠鏡ショップKYOEIに立ち寄った時に販売終了をアナウンスしたペンタックスの拡大撮影

用アイピースXP3.8mmが残り一個がたまたま目に入り欲しいと思った時には手に入らなくなる今買っておかないと後悔する

と思い切って買った思い出があります

2003年の火星大接近ではこのペンタックXP3.8mmに2倍バローレンズ併用での263倍にして火星の一番有名な模様

大シルチスもよく見えました、シュメーカーレビー彗星の時と違って所詮口径60mmなのでほかの小さな模様ではそれほど感動

は無かったです

惑星観測ではより大きな口径の望遠鏡よりもシーイングのほうが重要で小口径のほうがその影響を受けにくいともいわるのですが

60mmではさすがに限界があり写真撮影もしませんでした

 

そんなこんなで私が所有する小さな60mm屈折望遠鏡で惑星を見ることはずっと諦めていたのがFSQ106EDPを手に入れた

ことで久々に惑星にも興味が湧き始めてきて今年10月6日に最接近する火星を見てみたくなり、だんだん遠ざかって今年同等の

大きさで見えるようになるには2033年になるという記事を見ると我慢ができなくなり最新の惑星用アイピースを使ってみたいと

追加で惑星向けアイピースを購入することとしました、それが惑星観測用のアイピースTOE2.5mmです。

火星は表面輝度が明るいので高倍率でもよく見えるのですが手持ちのアイピースではXP3.8mmで139倍Or7mmで75倍と

少々物足りません、昔からあるバローレンズを使いたくても望遠鏡の構造上後群レンズに干渉しそうで使わないほうが良さそうなので

新たに惑星用アイピースを購入しました

TOE2.5mmは530mmの焦点距離なので212倍となり火星は見やすい大きさで見え見え味はさすがに最新設計と径の大きな

アメリカンサイズアイピースだけあり切れというかシャープさは鋭いですがXP3.8mmと比べると木星を見ても火星を見てもなんか

モヤっとする像で模様の色が濃くないです、アイレリーフは長く覗きやすく一流品だと思います

一方XP3.8mmはもともと眼視用ではないのでアイレリーフが短く小さな針の穴を除くようで見にくく扱いやすさでは劣ります

倍率も139倍なので若干火星像もちいさく目を凝らしながら模様を凝視するようになります、でも拡大率が小さいためかコントラスト

もよくいわゆるヌケがいいように感じて模様が濃く見えます、解像度もシャープで切れが良いです。

本来はメーカーが推奨する焦点距離を延ばすエクステンダーQ1.6×を併用するのが良いのでしょうがただ惑星を見てみたいだけなのに

更なる出費となるので難しいです。

今は眼視使用よりも撮影が主体なのでXP3.8mmの出番が多いです

 

 

 

 

45年前のアイピース

 

 

当時特殊なアイピースでした エルフレ32mm

 

 

 

 

ペンタックスXP3.8mmアイピースの箱

 

 

 

 

ペンタックス XP3.8㎜

タカハシ Or7mm

タカハシ Or17mm

 

 

それぞれのアイピース長さ比較

 

 

タカハシ TOE 2.5mm

タカハシ Er 32mm

ペンタックス XP3.8mm

の大きさ比較

 

 

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