えーかげんなヤツじゃケー

いつ飽きるかわからんけどできるところまで

子どものころの感動再び

2017-05-31 07:50:31 | ブログ
昔小さな子どものころに見た梅雨の晴れ間に見上げたもくもくと輝く天の川。
大人になって空の暗い田舎から街に出てふと空を見上げることも少なくなってあの夏の夜空の感動も忘れることになって随分経ちました。大都会と違ってそこそこ田舎に近い所に住んでいるのでその気になればキャンプとかでいつでも見られると思っていました。
去年のゴールデンウェークに子どものころに一緒に夜空を見上げた友人からあのころの感動が見たいとリクエストがありました。
いつもの皇座山に行った時が去年で一番の最高の天気で深夜1時過ぎの水平線から頭の上を通り越して北へ繋がる濃い天の川の大パノラマに再び感動し虜となりました。
実のところずっと天体写真撮影でこの時期にも出ることはありましたが写真映りの良い頭上中心で場所選定していました。
なかなか低空までスッキリした空は少なくてしかも南の空低空は山や街灯りがあったりで天の川ってこんなものと思いあのころの感動を忘れていました。
やっぱり南の低空が見えて灯りが無いと最高の感動です。さそり座ってこんなに星の数が多いんだと初めての体験でした。
こんな絶景を見ると今度は写真に収めたいが心情で、しかも一部ではなく全てが撮りたいと強く思い始めました。
そのためには超広角レンズがあったら良いなと思い去年24MMから始まるズームレンズを購入しました。
南の空低空の条件が良いところに今までずっと巡りあっていなかったのですが去年のリクエストでやっと出会いました。
これから梅雨の季節となり晴れ間も少なくなって、夏には水蒸気で靄がかかりスッキリしない空になるのでまた一年後にチャレンジです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最高の撮影日和 三日目

2017-05-30 15:03:43 | 写真
好天気がまだ続きます
これまで二日連続で徹夜したのでもう体力が持ちません
なので三日目の好天気の夜は諦めることにしました
しかし、何とも四日目も快晴の空が続いています
さすがに四日目となると高気圧も通り過ぎてきて気圧の谷が近づいてくるのが普通です
天気予報と気圧配置図を見ると快晴が続きます、GPV天気予報も朝方にうす雲が通る程度の好天気、
ということでしっかり休養を取っていたので再びあの感動の空がある上関の駐車場に向かいました。
結果四日間の好天気で三日ほど撮影してきました。
今回はPM2.5の影響なのか少し低空で霞があるようでしたが年間で見れば最高の天気に違いありません
南からの暖かい空気が入ってきているので気温も高くシャツ一枚でも暑いくらいでした
昨日までは深夜で16度くらいで朝方になると12度だったのですが20度近かったようです
でもさすがに朝方なるとちょっと冷え込んできて防寒着は必要でした




到着後の一枚です
まだ天の川の高度は高くないのでまだ輝きは感じません
それでも空が良いので低空でも肉眼でもしっかりと天の川の光芒が確認できます
フィルム写真の時代はこのような写真が普通でした
絞りとシャッタースピードとフレーム数を変えてみました


昇るさそり座といて座
2017/5/29 22h37m00s 20秒×5フレーム
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm)f5.6 ISO6400
三脚で固定 ステライメージ8で比較明合成






昇るさそり座といて座
2017/5/29 22h39m35s 15秒×12フレーム
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm)f4 ISO6400
三脚で固定 ステライメージ8で比較明合成








スカイメモで自動追尾すると淡い部分も浮き上がってきます

昇る天の川
2017/5/29 23h02m45s 180秒×6フレーム
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(70mm)f5.6 ISO1600
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット






低空にモヤッとした雲が出ているようです

夏の天の川
2017/5/29 23h45m45s 240秒×4フレーム
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm)f5.6 ISO1600
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット







36mm画角でのさそり座です
ほぼ全景が写っていますが上関で見るさそり座の大きなS字は星の数がおおくて賑やかで綺麗です
両手のハサミと赤い一等星アンタレスの心臓そしてS字にくねって尻尾の毒針までそのままの全体が眺められるてすばらしいです

さそり座
2017/5/29 24h06m12s 240秒×4フレーム
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(36mm)f5.6 ISO1600
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット






46mm画角のさそり座です
ちょっと下の部分が切れてしまいました

さそり座
2017/5/29 24h34m03s 240秒×4フレーム
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(46mm)f5.6 ISO1600
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット







いて座の部分拡大です
上関は朝方になると良く霧が発生するのですがこのときはうす雲が通過していて星が滲んでいます
一番大きく見えるのが土星で真ん中上の赤い星雲がM8(干潟星雲)M20(三裂星雲)の散光星雲です
南斗六星という北斗七星の小さい版の形が分かりやすくなっています
画面左が升の部分です右上に柄の部分がつながります

いて座
2017/5/29 24h58m14s 240秒×4フレーム
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(70mm)f5.6 ISO1600
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット









深夜になるといて座も南中します

南中するいて座
2017/5/29 25h59m27s 240秒×4フレーム
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR24mm)f5.6 ISO1600
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット





遠くや直ぐ近くを貨物船が灯かりを灯して通過しますので海面を入れた構図では時にうるさくなります


2017/5/29 26h30m19s 240秒×2フレーム
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR24mm)f5.6 ISO1600
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット






いよいよ天文薄明の時間になってきて貨物船がまったくいなくなったときを見計らって
固定撮影で真南の方角が分かるようにしました、真南の方角に灯かりがないことが分かります

真南の方角
2017/5/29 27h07m18s 180秒
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR24mm)f5.6 ISO1600
三脚で固定撮影







平群島です
集落は山の向こう側のようです
白い灯かりは水面にある標識です

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最高の撮影日和 二日目

2017-05-30 14:03:06 | 写真
予想どおりに5月の好天が続きました。
普通だと移動性の高気圧に覆われるとそのまま東へ移動するので連続することは少ないのですが
今回は連続でした移動性というより停滞の高気圧なのかもしれません。
乾燥した空気とPM2.5のない真っ青な青空そして新月間もない時期で最高の撮影日和です。
今回は昨日とは違う場所の野呂山で撮影することにして22時ころに到着しました。
先客はロッジ下駐車場にいらっしゃいました。
私は頭の上よりも南の低空に近い夏の天の川を狙いたかったのでロッジ駐車場にしました。
水銀灯も点灯していなかったのでまっすぐそこへ向かって撮影の準備に取り掛かったのですが
昨日見た上関の公園と少し違う、なんかモヤッとしている、そもそも空の黒い部分の黒さが真っ黒でない。
そのためコントラストは上関に比べていくぶん低い感じがする。
ここも十分に街の灯かりから離れているので空は暗いのですが山の上とはいえ山裾には街があって灯かりがある
肝心な真南の方角にその街がある、なので低空ほどモヤッした感じがする。
上関の空にどっぷりとつかったためそう思うのですがここも最上級の星空には違いありません。
夜更けになって天の川が高くなってくるとやっぱり濃い天の川は見ることが出来ました。
冷たい空気が高気圧とともに入ってきたので空気も冷たく感じ昨日は薄手のダウンジャケットでも寒かったので
今日は厚手のダウンジャケットにフリースにオーバーパンツと真冬の装備をしてきました。
一晩中居たのに空気が乾燥していて車の窓や屋根の上にはまったく露は無かったです。




さそり座の頭部にあたる場所です。
中望遠レンズで写すとカラフルな星雲や暗い暗黒星雲が複雑に絡み合って綺麗なところです。


さそり座頭部
2017/5/27 23h38m31s 298秒×6フレーム
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(70mm)f5.6 ISO800
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット











昨日の写真と比べるとやはり低空でカブリが邪魔しますので少し上を狙います

いて座の夏の天の川
2017/5/27 24h47m15s 300秒×8フレーム 
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm) f5.6 ISO800
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット








西に傾くころにはこのようにカブリがひどく見ます,小さな灯かりは瀬戸内の島の灯かりです
この方向以外では満足な写真は撮れます

西の空に近づく夏の天の川
2017/5/27 27h30m10s 60秒×2フレーム 
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm) f4 ISO2000
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット







頭の真上には夏の大三角形があります、こと座のデネブ、わし座のアルタイル、はくちょう座のデネブで構成されます
真上なので霞やモヤの影響はまったく無くて銀色の砂を散りばめたような小さな光の粒がキラキラ輝いていて綺麗です。

夏の大三角形
2017/5/27 26h48m16s 300秒×8フレーム 
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm) f5.6 ISO800
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット








はくちょう座はその形から別名「北十字」とも言われています。70mmで拡大すると全景がはみ出して十字部分のみとなりました。
ここにはHαの赤い光を放つ散光星雲がたくさん見えます。

はくちょう座
2017/5/27 26h02m34s 300秒×8フレーム 
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(70mm) f5.6 ISO800
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット






最後は地球に接近中のジョンソン彗星です
小さいのでトリミングで拡大しています


ジョンソン彗星
2017/5/27 25h37m49s 300秒×4フレーム 
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(70mm) f5.6 ISO800
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最高の撮影日和 一日目

2017-05-28 18:53:39 | 写真
今週末は湿気の無い5月の乾燥した空気と大陸からの移動性高気圧に日本列島が覆われて更には
PM2.5の影響もまったく無い最高の撮影日和でした。
一日目の金曜日の夜の撮影場所としたのは室津半島の上関の小さな漁港近くの駐車場です。
きっと誰が既に撮影しているかと思っていましたが現地に到着したら誰もいませんでした。
結局夜が明けるまで一人での撮影となりましたが撮影の合間に双眼鏡をとっかえひっかえしながら天の川散歩をしました。
双眼鏡はダハタイプのニコン10倍42mmとニコン7倍50mmSPです。
瞳径がそれぞれ4.2mmと7.1mmですが普通の空では7.1mmまで瞳孔が開かないため
無駄な瞳径のようですがここの空の暗さではその大きな瞳径が絶大な効果で本当に天の川が綺麗に見えますし
バックグランドの暗さと輝く天の川の粒の輝きのコントラストがすごく綺麗に見えます。
ダハタイプの双眼鏡も最高の双眼鏡ではありますがコントラストは一歩譲ります。
日中はダハタイプが頻繁にピントを合わせ変えたりが楽で使いやすく
ポロタイプは大きくて左右別々にピントを操作するの扱いづらいですが
ピント固定の天体が対象だと問題なしです。

夏の天の川の中心部分がいて座の方向ですが遠くの小さな島の上から立ち上がる濃い天の川には感動もので
ここに来てよかったと思いました。
双眼鏡を目に当ててゆっくりと下から上へゆっくりと流していくとあちこちに散開星雲や球状星団そして
綺麗に輝く接近した二重星が次から次へと飛び込んできてずっと飽きることなく眺め続けました。
夜が更けて朝方になるにつれて日中は汗ばむくらいに初夏の気候のはずですが夜は冷え込んで15度を下回って
少し風もあって薄手のダウンジャケットでも寒いくらいでした。



最初はここ
この日はさそり座のS字ははっきりとさそりの形をしていました
さそり座あたりが一番夏の星座では賑やかに見えます

さそり座からいて座の夏の天の川
2017/5/26 24h17m16s 300秒×5フレーム 
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm) f5.6 ISO800
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット









私たちが見えている天の川は銀河系宇宙の渦巻きの部分ですその中心方向はいて座の一番濃い部分です
双眼鏡では真中に見える赤い散光星雲M8右側の一番濃い部分が暗黒星雲で黒い部分と明るい部分が
まるで墨流しのようにくっきりはっきりと見えました。

銀河の中心付近
2017/5/26 25h18m58s 300秒×5フレーム 
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm) f5.6 ISO800
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット








北から南へ
はくちょう座の北側にはケフェウス座があってカシオペア座に続きます。
このケフェウス座のあたりが秋の銀河もしくは秋の天の川といわれるところで地味ですが味わいのある場所です。

ケフェウス座からはくちょう座の秋の天の川
2017/5/26 26h22m15s 300秒×5フレーム 
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm) f5.6 ISO800
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット









たて座の北側にはわし座のアルタイル、こと座のベガ、はくちょうざのデネブの一等星で夏の大三角形が構成されます。
デネブの直ぐ近くには北アメリカ星雲が見えます

はくちょう座からわし座の夏の天の川
2017/5/26 25h47m51s 300秒×5フレーム 
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm) f5.6 ISO800
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット











わし座からいて座の夏の天の川
2017/5/26 26h49m13s 300秒×5フレーム 
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm) f5.6 ISO800
スカイメモRで自動追尾 ステライメージ8でコンポジット










朝方に近づくと西の空にに天の川が傾き始めてきて夏の終わりを感じさせます
この写真は一発撮りです、低空まで晴れ渡っているのが見て取れます。

西に傾く夏の天の川
2017/5/26 26h18m59s 120秒
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm) f5.6 ISO1600
スカイメモRで自動追尾










天文薄明が始まった真南の空
2017/5/26 27h41m07s 30秒
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm) f4 ISO6400
三脚で固定









東の空には金星が昇ってきました
島の向こうの灯かりは松山方面です
2017/5/26 27h37m53s 30秒
NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(48mm) f4.5 ISO3200
三脚で固定

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

天の川の大パノラマでした

2017-05-28 18:32:36 | 写真
今週末は新月と週末という絶好の条件でしたそして一年で一番乾燥した好天気となる特異日が重なって最高の週末でした。
今回撮影場所としたのは南の水平線近くまで視界が広がり人工の灯かりがほぼ無い場所としてはやっぱり上関の室津半島となります。
深夜から南中する天の川を撮影することが今回の目的で夜になって家を出発したので現地に到着したのは23時半過ぎでした。
現地に着く前から車の窓からは濃い天の川が見えていたのですが到着して車のライトを消すととてつもなく濃い天の川がどーんと眼に入ってきました。
空の暗い部分がしっかりと黒くて天の川がまぶしいくらいに輝いて(本当にこの表現のまっまです)その強いコントラストの天の川は見たことが無いくらいでした。
最高の天気のため水平線近くから濃い天の川がスーッと左斜めに延びていってこと座白鳥座を過ぎて北極星の横を過ぎていくまでしっかりと天の川が見えます。
ずーっとその昔の子供頃に見た天の川はこんなんだったのでしょうけどすっかり忘れていたように思います。
好条件が重なるので絶対誰かがいると思っていましたが意外に誰も居ませんで夜釣りをする人の軽ワゴン車が停まっているだけでした。
この天の川の大パノラマを撮影することが今回の目的だったので大きな赤道儀と望遠鏡は使用せず簡易なスカイメモRで簡単に超広角を中心に撮影しました。



まず最初はこのパノラマを表現するため24mmによる3枚の写真を合成してみました。まだ色味が合っていない様ですがどう修正するかがこれからの課題です。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする