えーかげんなヤツじゃケー

いつ飽きるかわからんけどできるところまで

火球を見逃した

2019-01-06 09:54:39 | ブログ
お正月2日の夜の星見を撤収しての帰路の時間に西日本で火球が見えた模様です。
午前4時50分頃その方向に向かって運転していて影ができるほどの明るさだったので絶対に気付いたいたはずが見えていません。
トンネルの中だったのか山や建物の陰で見えなかったのかでしょう。
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最高の冬の空

2019-01-05 19:43:22 | 日記
元旦の夜にはやや天候が悪くて翌朝には雨が降った形跡も見えましたが
翌2日の夜は再び最高の夜になりました。
一日間を空けたことで睡眠不足は解消して存分に冬の夜空を満喫できました

この夜は23時頃まで少々北風があって寒く感じましたが深夜0時頃からは
風も弱まって気温はマイナス3度や4度でしたが耐えられないほどの寒さでは無かったです
中腰の無理な体勢でカメラのファインダーを覗いているとポカポカしてきて
ダウンジャケットを脱ぐことが何度もありましたし、撤収する3時すぎには
マイナス5度でしたが重い機材を踏ん張って抱えて車に収めていたので汗が
滲むほどでした。

今回は本格的にウィルタネン彗星を狙いたかったので三鷹光機のGN170と
イプシロン160反射を持ち出しての撮影となりました。

撮影したフレームを見てみると最初と最後で彗星に移動がはっきりと分かるほど
でしたので今後は彗星の核を固定してバックの星が流れるような写真に合成するの
これからの作業になります。今回は単に重ねただけのコンポジットにしています。

また何故か茶色のカブリが片方に見えますがこの夜は少しの風と乾燥した空気で
手製の簡易フードを着けなかったことで、方角的に見て恐らく近くにあったトイレ
の照明が鏡筒内に写り込んでいたのでしょう。



2019/1/2 21h17m20s
300秒×9フレーム ISO1600 
NikonDf イプシロン160(D:160mm fl:530mm)
三鷹光器GN170で追尾 ステライメージ8で合成








2019/1/2 22h02m59s
300秒×9フレーム ISO800 
NikonDf イプシロン160(D:160mm fl:530mm)
三鷹光器GN170で追尾 ステライメージ8で合成








ウィルタネン彗星の次はウルトラマンの故郷であるM78星雲です
オリオン星座ではM42オリオンの大星雲が目立つのでどうしてもそっちが
メジャーな星雲ですがこのM78も明るく写るし暗黒星雲も入り乱れていて
画面下には馬頭星雲周辺のカラフルな領域そして画面上にはバーナードループの
帯が見えます。

2019/1/2 24h33m12s
180秒×4フレーム ISO1600 
NikonDf イプシロン160(D:160mm fl:530mm)
三鷹光器GN170で追尾 ステライメージ8で合成








撮影の合間に冬の天の川を双眼鏡で流して見ていると本当に綺麗な銀色の砂粒に
見えるのですがひときわ大きくきれいに見えるのはM41球状星団です
マイナス1.5等級の全天一の明るさのおおいぬ座のシリウスの直ぐ下に
見えますので肉眼でも簡単に見つけられます。
小さな星それぞれに色があって綺麗ですがうまくカラフルに写しとめるには
露出時間の微妙なバランスが必要になりそうです


2019/1/2 23h50m08s
180秒×6フレーム ISO1600 
NikonDf イプシロン160(D:160mm fl:530mm)
三鷹光器GN170で追尾 ステライメージ8で合成
画面下が北です




深夜も過ぎてくるとそろそろ春の星座が見えてきて春の銀河系外星雲が多く見えてきます
昇ってきたしし座の後ろ足の足元にあるのがM65とM66とNGC3628です
画面上にあるのがNGC3628、下に並んだ星雲右がM65左がM66です

2019/1/2 25h10m16s
180秒×6フレーム ISO1600 
NikonDf イプシロン160(D:160mm fl:530mm)
三鷹光器GN170で追尾 ステライメージ8で合成
画面下が北です








イプシロン160での撮影にあわせてスカイメモRでの広角レンズによる
冬の天の川に撮影とR64フィルターを使ったHα領域の光による散光星雲を
撮影しました。
まずは冬の代表的な星座であるオリオン座とおおいぬ座と散光星雲です
R64によるモノクロームの写真とカラー写真そしてそれを合成して散光星雲を強調して
カラーにした写真です。カラー写真ではこのレンズが約45年前のレンズなので
レンズ設計が原因のなのかコーティングの劣化なのか真ん中に赤いカブリが見えます



オリオン座からおおいぬ座の散光星雲(R64フィルター使用)

2019/1/2 22h13m58s 300秒×7フレーム
NikonD810A NIKKOR-O.C Auto 35mm f/2 f5.6 ISO10000 R64フィルター使用 無限遠とRマークの中間にピント合わせ
スカイメモRにて自動追尾 ステライメージ8でコンポジット







オリオン座からおおいぬ座の散光星雲(カラー)

2019/1/2 21h39m48s 300秒×5フレーム
NikonD810A NIKKOR-O.C Auto 35mm f/2 f5.6 ISO800
スカイメモRにて自動追尾 ステライメージ8でコンポジット







オリオン座からおおいぬ座の散光星雲(上の2枚のカラー合成)






ふたご座からぎょしゃ座(R64フィルター使用)

2019/1/2 23h13m48s 300秒×8フレーム
NikonD810A NIKKOR-O.C Auto 35mm f/2 f5.6 ISO10000 R64フィルター使用 無限遠とRマークの中間にピント合わせ
スカイメモRにて自動追尾 ステライメージ8でコンポジット







ふたご座からぎょしゃ座(カラー)

2019/1/2 22h53m14s 180秒×6フレーム
NikonD810A NIKKOR-O.C Auto 35mm f/2 f5.6 ISO1600
スカイメモRにて自動追尾 ステライメージ8でコンポジット






ふたご座からぎょしゃ座(上の2枚のカラー合成)










次は同じく約45年前の中望遠レンズによるIC2177わし星雲です
このレンズもフィルターねじが52mmなので同じR64フィルターアダプタが使えます
レンズ交換時にゴミが付いてしまっていました


IC2177(R64フィルター使用)


2019/1/2 24h05m50s 300秒×6フレーム
NikonD810A NIKKOR-P.C Auto 105mm f/2.5 f5.6 ISO10000 R64フィルター使用 無限遠とRマークの中間にピント合わせ
スカイメモRにて自動追尾 ステライメージ8でコンポジット





IC2177(カラー)

2019/1/2 23h59m06s 282秒×1フレーム
NikonD810A NIKKOR-P.C Auto 105mm f/2.5 f5.6 ISO3200
スカイメモRにて自動追尾 ステライメージ8でコンポジット






IC2177(上の2枚のカラー合成)







最新ズームレンズでの撮影です
オリオン座・ふたご座・ぎょしゃ座

2019/1/2 25h32m42s 300秒×2フレーム
NikonD810A  AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm)f5.6 ISO800
スカイメモRにて自動追尾 ステライメージ8でコンポジット










最後は1枚撮りの写真



昇る冬の星座と冬の天の川
この夜の一番最初のショットです

2019/1/2 20h35m00s 298秒×1フレーム
NikonD810A NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm)f5.6 ISO800
スカイメモRにて自動追尾







西に傾く冬の星座と冬の天の川

2019/1/2 25h44m16s 300秒×1フレーム
NikonD810A NikonDf AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8E ED VR(24mm)f5.6 ISO800
スカイメモRにて自動追尾


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今度こそカノープスの軌跡を撮りたい

2019-01-03 16:14:11 | 日記
大晦日の夜にその星を見ると長生きが出来る南極老人星といわれるカノープスを
三脚に固定して南の空低空に弧を描く星の軌跡を撮ろうとチャレンジしたけど
あろうことか方角を見誤り真南が画面から外れてしまったので再度挑戦しました。

大晦日の夜が快晴で最高の天気だったのですが元旦の夜は少し雲も多く天候も
怪しかったのですが2日の夜は再び最高の夜となりました。
到着時には少し風はあったものの夜が更けるにつれ弱くなり空気も乾燥していて
夜露防止ヒーターも必要ないような夜で車のフロントガラスも一切曇らない状態でした

前回よりも早めに到着するように家を出たのですが途中事故渋滞で結局またもや
真っ暗になっての到着となりました
今回もテントを張ってキャンプする先客が居ました。

カノープスが山の稜線から出てくるところを狙うべく十分な準備で挑んでいたはずが
撮影開始時には既に低空に黄色っぽく明るく出てきてしまっていました。
今回はリモートコードMC36Aを他で使ってたのでカメラのインターバル撮影機能の
設定に四苦八苦しての撮影開始となりました


昇るおおいぬ座のシリウスと昇るカノープス

2019/1/2 22h45m08s 30秒×13フレーム
NikonD300 28mm f/2.8 f4 ISO400
三脚で固定 ステライメージ8で比較明合成







2019/1/2 22h55m54s 30秒×13フレーム
NikonD300 28mm f/2.8 f4 ISO400
三脚で固定 ステライメージ8で比較明合成






インターバル設定の撮影間隔1秒に問題があるのか何故か繋がりが隙間が空いてしまっています。

2019/1/2 23h03m16s 30秒×88フレーム
NikonD300 28mm f/2.8 f4 ISO400
三脚で固定 ステライメージ8で比較明合成





結局またまたうまくいかないもので次回こそはいい写真にしたいです
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大晦日の夜

2019-01-01 13:39:14 | 日記
年末最後の日に高気圧に覆われて晴れてきました
午前は雲も多かったのがだんだん真っ青な空になり雲も無くなって来ました
最近二ヶ月天候や体調にタイミングがうまく合わずに星見が出来ない日々が続いていましたので
年末大掃除で疲れていたのを頑張って皇座山に出かけることとしました。
日が沈む頃にはまったくの雲も無いすっきりとした透明度も最高の夜になってきました。

現地に到着したときはすでに真っ暗になっていて車3台の先着が居たところをそっと
スモールランプで空いていたいつもの場所へ停め早速準備

数日前までは猛烈な寒波で寒かったのがまあまあの快適な気温で
風もほとんど無く冬独特の寒々とした凍てつくような青白い一等星が瞬かないくらい
シーイングも最高の夜でした
冷たく澄んだ空気の空は双眼鏡を流しながらの星見には最高に夜で至極のひと時を過ごせました。

スカイメモRによる自動追尾の撮影と三脚固定による比較明合成用の写真をセットして
いっしょに星見に来た友人と澄み切った空をずっと眺めていました


三脚に固定しての南の空です南の低空すれすれに見えるカノープスが四国の山から出てくるところを
狙ったのですが、真南の方角が右側にはみ出てしまっていてカメラが少々に東向きになってしまったようです。
大晦日の夜なので貨物船やタンカーのような船の往来も少なく上の空を通過する旅客機の数も少ない夜でした



昔のフィルムによるカメラ撮影ではこのように星の軌跡を写しとめるのが基本でしたが
今はデジタル時代となりパソコンで比較明合成すれば簡単に繫ぎ合わせることが出来ます

昇るおおいぬ座

2018/12/31 22h00m59s 30秒×33フレーム(17分相当)
NikonD300 NIKKOR 28mm f/2.8 f5.6 ISO400
三脚で固定 ステライメージ8で比較明合成




合成フレームを増やすとこんな具合です

2018/12/31 22h00m59s 30秒×89フレーム(46分相当)
NikonD300 NIKKOR 28mm f/2.8 f5.6 ISO400
三脚で固定 ステライメージ8で比較明合成





更に増やすとこんな具合ですがタイムラプス動画にも合成する予定です

2018/12/31 19h39m51s 30秒×278フレーム(2時間23分相当)
NikonD300 NIKKOR 28mm f/2.8 f5.6 ISO400
三脚で固定 ステライメージ8で比較明合成





R64フィルターを使うとHα光による散光星雲が浮かび上がります
真ん中のバラ星雲は別格に明るいですね、このバラ星雲は双眼鏡でもほんのり見えます、その上に小さくクリスマスツリー星雲があり
オリオン大星雲と逆S字形のバーナードループ、オリオンの頭付近の大きなエンゼルフィッシュ星雲も見えます。シリウスの左には
かもめ星雲(昔はわし星雲と言っていた)があります
この方法による天体写真は古いレンズに有りがちな色収差がカットされるので十分にシャープに写るのでハマりそう


Hα光の冬の天の川

2018/12/31 22h03m34s 300秒×6フレーム
NikonD810A NIKKOR-O.C Auto 35mm f/2 f5.6 ISO6400 R64フィルター使用 無限遠とRマークの中間にピント合わせ
スカイメモRにて自動追尾 ステライメージ8でコンポジット





ウィルタネン彗星

今回撮影したかったウィルタネン彗星ですがここ皇座山では簡単にばっちり見えました
都市光による光害もある自宅からはあまりにも淡いため見えなったのです
地球に接近していてコマが大きく写ります
このコマは写真ではミドリ色に写って他の星雲とは違う雰囲気です。
右上に短く白っぽいダストテイルが心の目では短く見える気がしますが気のせいかな
ちなみに今回は位置関係で見えない真っ直ぐに伸びるイオンテイルの尾は青白く写ります。

2018/12/31 19h58m11s 120秒×9フレーム
NikonD810A NIKKOR 105mm f/2.5 f5.6 ISO3200
スカイメモRにて自動追尾 ステライメージ8で比較明合成




2018/12/31 20h50m06s 180秒×8フレーム
NikonDf  AI AF Zoom-Nikkor 80-200mm f/2.8D ED <NEW> 200mmf5.6 ISO3200
スカイメモRにて ステライメージ8で比較明合成

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