今日ニュースでコダック社のリバーサルフィルムのコダクロームが
全世界的に終了するそうです
現在は日本国内ではまず入手不可能で
現像はアメリカのみだそうです
そのアメリカでも全体の1%以下だそうで
ついについに完全終了の時が来ました。
思えば写真は今でこそカラーですが
(デジタルなのでモノクロも簡単に撮影可能)
以前はモノクロに始まりモノクロに戻ると
言われたものです。
今から30年40年前はカラーフィルムはまだ珍しく
フジカラー100とかさくらカラー100のネガカラー
しかありませんでした
(でも高額でなかなか手が出なかった)
なので手軽に撮影するのは白黒フィルムの
フジフィルムの
ネオパンSS(ASA100)やネオパンSSS(ASA200)でした
コダックのトライXなんかは高級品でした
井上陽水の氷の世界のジャケットがこのトライXでの
撮影でコマ番号まで見えていました
焼付けの技術もすごく良くていつかこんなプリントが
できたら良いなって思ったものです。
話がそれましたが
写真の入門が白黒写真で
すこしうまくなるとネガカラーに手を出し
かなりうまくなってかでしかリバーサル(スライド用)に
手を出したらいけないと言われていました
なぜかと言うとネガは適当な露出でもそれなりに映ります
でもリバーサルは後処理が一切できないので
撮影時にすべてが決まる
だから難しいと。でも仕上がりは最高だと。
そうしていろいろと写真を楽しんだ後
究極的には最終的にパンクロに戻ると
これはフィルムの巻き込み
(100フィート缶を買って暗室でパトローネに装着)
そして現像(当然自分で)
引き伸ばし機で自分の思うようなプリントへ
仕上げる。
この仕上がりに諧調豊かな映像ができるかどうか
と言うことになります
私はここまではいきませんでしたが
リバーサルフィルムのコダクロームでの撮影は好きで
このフィルムを装着したときは気が引き締まったものです
ポールサイモンの「僕のコダクローム」が頭で繰り返し聞こえながら
その後クリントイーストウッドのマディソン川の橋だったか
NikonFをもったカメラマンの想定で
わたしも気取って当時から35年近く使っているフォトミックではない
NikonF2にコダクローム64をいれて28mmレンズ一本で
全国あちこちを訪ねたものです