えーかげんなヤツじゃケー

いつ飽きるかわからんけどできるところまで

今年追加した機材

2020-12-31 20:35:38 | 日記

今年に追加した機材です

1990年に高橋製作所の写真用反射鏡のイプシロン160、翌年に同じく高橋製作所の

60mm屈折望遠鏡FC60を日食観測用に買って以来の29年ぶりになるでしょう現

タカハシ(高橋製作所)の106mm屈折望遠鏡のFSQ106EDPを偶然に購入で

きることができました。この手の新製品は発表から数日で予約数に達するとかで逃すこと

が多く今回も各サイトで在庫なし(予約数完売)の表示だったのが偶然にも予約ができて

購入に至りました。

イプシロン160も古い設計の機種なのでフィルムに合わせた仕様だったのが、その後に

デジタルに対応した補正レンズが発売されたことが2回あったのですがそのどちらとも気

が付いたらすでに完売となり購入したくてもできなかった悔しさがありました。

イプシロンもものすごくシャープな像を結ぶのですが反射望遠鏡のため斜鏡がどうしても

存在して周辺減光も複雑な形をしているので減光を補正するフラットフレームがなかなか

うまく処理できなかった思いがありました

その反面屈折系の望遠鏡は素直な丸い形の減光がなだらかなので補正が容易で全面均一な

画像で仕上げられるメリットがあります

でもいろいろと使っていると屈折系と反射系のそれぞれのメリット、デメリットが分かって

きました

周辺減光が素直な屈折系、天頂に向けた時のファインダーやモニターの見にくい屈折系等々

これらはこれからいろいろと解決していくつもりです

 

 

次に

年賀状の印刷の申し込みにたまたま行ったカメラのキタムラの中古棚に見つけた

旧ヤシカコンタックスのツアイスT*レンズのS-Planar60mmf2.8

他社でいうマクロレンズです。このレンズは等倍といって2センチの大きさのもの

をその同じ大きさの20mmの像をフィルム上に写せるというものです

このレンズの性能の凄さはずっと伝説のように聞いていていつかは手にしたいと

思い続けていましたがどうしても当時の値段で168,000円という高額のため

諦めていました。そんなレンズが中古でそれもほとん新品の状態のABランクで

置いてあるじゃないですか、ほとんど同時期に買った自分のPlanar85mm

f1.4よりも綺麗な状態。しかもmade in West Geamanyもう買うしかなかったです

後にmade in Japanになって性能に差があるという噂も聞いていたので迷わなかったです

 

これまで使っていた同じくツアイスT*のPlanar85mmf1.4と並べた写真です

マクロレンズなのでピント合わせのために繰り出し量が半端ないです

私の使っていた85mmは使用感がたっぷりありますがS-Planarは使用感がほとんど

ありません

 

マクロレンズなのでここまで拡大できます

近くまで寄せられるだけでなくボケもきれいで遠景像(星像)もとてもシャープで星用にも

普通の50mm標準レンズよりもシャープかもしれません

 

 

 

 

 

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今年の流星と星野と日食

2020-12-31 18:23:36 | 日記

今年のその他の天文現象や星野写真です

 

夏の風物詩のペルセウス流星群です天気はピーク前の夜まで良くなかったのですが

何とか長大の流星を写真に収めることができました

 

2020/08/13 23h12m57s 60秒
Nikon Z6 NIKKOR 28mm/f2.8 f2.8 ISO3200
スカイメモRで追尾 

 

 

2020/08/13 21h45m10s 60秒
Nikon  Df  NIKKOR 35mm/f2.0 f2.8 ISO1600
スカイメモRで追尾

 

ISSです

2020/04/24 28h31m46s 10秒×16フレーム
Nikon Z6 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(24mm) f4 ISO1600
三脚固定 ステライメージ8でコンポジット

 

カノープスです

2020/01/03 23h46m36s 20秒×24フレーム
Nikon Z6 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(38mm) f4 ISO1600
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット

 

部分日食

2020/06/21 17h15m44s 1/800秒
Nikon V1 タカハシ FC60 D:60mm fl:500mm ISO200
スカイメモRで追尾 D4フィルター使用

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今年の月と三大惑星

2020-12-31 18:06:45 | 日記

今年の月と惑星では何度も月との接近があり賑やかでした

朝方に惑星が集合したりもありましたがやっぱり最大の見どころは12月21日にあった

木星と土星の超接近でした

 

最初は3月21日の早朝の月齢26.9の細い月ですとても綺麗でした

2020/03/20 29h31m58s 1秒
Nikon Z6 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(50mm) f5.6 ISO1600

三脚固定

 

木星と土星と火星(ぎりぎり水星は見えていません)

2020/04/08 29h06m06s 4秒
Nikon Z6 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(24mm) f4 ISO400

三脚固定

 

2020/04/15 28h50m12s 2秒×11
Nikon Z6 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(24mm) f5 ISO800

三脚固定

 

2020/04/15 29h01m41s 2秒×9
Nikon Z6 Planar85mmf/1.4 f5.6 ISO400

三脚固定

 

2020/05/13 27h40m25s 8秒
Nikon Z6 28mmf/2.8 f4 ISO200

三脚固定

 

そして12月の木星と土星の超接近

 

12月17日

2020/12/17 18h45m58s 8秒
Nikon Z6 S-Planar60mmf/2.8 f4 ISO1600

三脚固定

 

2020/12/17 18h01m47s 1/2秒×5
Nikon Z6 Sonnar180mmf/2.8 f4 ISO800

三脚固定

 

6センチ望遠鏡で拡大です月の直径と比べると接近具合が分かります

2020/12/17 18h49m59s 1/2.5秒

NikonZ6 タカハシ FC60 D:60mm fl:500mm ISO200

スカイメモRで追尾

 

12月19日 

2020/12/19 18h45m59s 1/1.6秒
Nikon Z6 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(35mm) f5 ISO3200

三脚固定

 

2020/12/19 18h45m14s 1/1.6秒
Nikon Z6 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(58mm) f5 ISO3200

三脚固定

 

2020/12/19 18h48m31s 3秒
Nikon Z6 Sonnar180mmf2.8 f5.6 ISO3200

三脚固定

 

 

12月21日 最接近の日です

2020/12/21 18h01m01s 1/160秒
Nikon Z6 タカハシ FC60 D:60mm fl:500mm ISO1600 部分拡大

スカイメモRで追尾

 

 

2020/12/21 18h11m56s 5秒×5
Nikon Z6 タカハシ FC60 D:60mm fl:500mm ISO2500

スカイメモRで追尾

 

肉眼では一つの星にも見えます

2020/12/21 18h31m38s 2秒
Nikon Z6 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(52mm) f5.6 ISO1000

三脚固定

 

2020/12/21 18h15m21s 4秒
Nikon Z6 NIKKOR 105mm/f2.5 f5.6 ISO1600

三脚固定

 

12月26日

 

2020/12/26 17h44m22s 1/2秒×5
Nikon Z6 Sonnar180mmf2.8 f5.6 ISO400

スカイメモRで追尾

 

 

2020/12/26 17h50m28s 1/2秒×11
Nikon Z6 タカハシ FC60 D:60mm fl:500mm ISO2500

スカイメモRで追尾

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今年の彗星

2020-12-31 15:49:59 | 日記

今年地球に接近した彗星ではやっぱりネオワイズ彗星に限ります

久々に肉眼彗星になって騒がれましたが肝心な時には日本では梅雨時期で連日雨もしくは

曇り空でヤキモキしながら天気図や天気予報を眺めていました

そんな中一日だけすっきりと晴れた日があって頑張って遠征しての撮影してきました

立派なダストテイルとまっすぐに伸びたイオンレイルがきれいでした

その後しばらく経って彗星を見ましたが既に太陽から遠ざかる時で肉眼では見えない彗星

となっていて普通の彗星の姿に変わっていました

 

ネオワイズ彗星(C/2020 F3)

 

2020/07/17 20h35m20s 8秒×4フレーム
Nikon Z6 NIKKOR Z 24-70mm f/4 S(34mm) f4 ISO1600
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット

 

 

2020/07/17 20h57m13s 6秒×9フレーム
Nikon Df NIKKOR Af-s24-70mm f/2.8 E(70mm) f2.8 ISO3200
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット

 

2020/07/17 20h35m13s 15秒×16フレーム
Nikon D810A NIKKOR105mm f/2.5  f4 ISO800
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット

 

2020/07/17 20h44m19s 20秒×17フレーム
Nikon Z6 Sonnar180mm f/2.8  f4 ISO800
スカイメモRで追尾 ステライメージ8でコンポジット

 

2020/08/14 20h35m11s  120秒×25フレーム
NikonD810A FSQ106EDP(D:106mm/fl:530mm F:5) ISO1600
三鷹光機GN170でノータッチ追尾 ステライメージ9でメトカーフコンポジット

 

その他の彗星です

パンスターズ彗星(C/2017 T2)

 

2020/03/20 19h50m15s  60秒×15フレーム
NikonD810A FSQ106EDP(D:106mm/fl:530mm F:5) ISO1600
三鷹光機GN170でノータッチ追尾 ステライメージ9でメトカーフコンポジット

 

ネオワイズ彗星が騒がれる前に5月末に太陽に最接近して巨大彗星になるだろうと天文会で大ニュースになった彗星です

残念ながら太陽への最接近前に分裂してしまって一気に消滅状態にってしまいました

実際NASAのサイトでは直前まで最大光度がマイナス8等級になるとの予想もありました

アトラス彗星(C/2019 Y4)

 

2020/03/20 21h09m59s  60秒×20フレーム
NikonD810A FSQ106EDP(D:106mm/fl:530mm F:5) ISO3200
三鷹光機GN170でノータッチ追尾 ステライメージ9でメトカーフコンポジット

 

 

アトラス彗星(C/2020 M)

 

2020/11/14 24h02m39s  240秒×5フレーム
NikonD810A FSQ106EDP(D:106mm/fl:530mm F:5) ISO1600
三鷹光機GN170でノータッチ追尾 ステライメージ9でメトカーフコンポジット

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今年の火星接近は満足でした

2020-12-31 14:15:42 | 日記

今年の火星接近はその接近距離から準接近と言われて大接近ほどでは無いものの

長い間遠く離れて小さくにしか見えなかった火星がアマチュアの小口径

望遠鏡でも詳細な模様や小さな極冠や黄雲を見ることが出来たので大変
満足な火星接近の年でした
そんな火星も地球最接近から2ヶ月以上過ぎ随分と小さくなって赤い輝きも夏の
頃のような周りの星を圧倒するような存在感も薄れてそろそろ小口径望遠鏡では
細かな模様も見えづらくなっています最終的に見かけ上太陽に近くなり火星
シーズンが終了します
火星の模様の一番の見どころはやっぱり大きな大シルチスと思ってます
ずいぶんと昔の中学生の頃に火星が大接近すると大きなニュースが流れ
親に買ってもらった10センチ反射望遠鏡を庭に引っ張り出しては毎夜
せっせとスケッチしたものです
そのスケッチでの模様は子午線の湾(アリンの爪)や太陽湖なんか見えたような
気がしますがやっぱり一番見やすかったのは言わずと知れた大シルチスでその
大き三角形の模様は分かりやすく描きやすかったです、残念ながら子供の
小さな望遠鏡では19世紀に火星人が作ったされる運河までは見ること
叶いまんでした
その10センチ反射望遠鏡は実家に仕舞ったままの状態でその後太陽
の日食観測用に買った小さな6センチ屈折望遠鏡で観測というより眺め
る程度でほぼ模様らしきものは見えていなかったです、バローレンズ
併用して倍率を稼ぎ暗い像ながら接近した火星を記念のつもりで見てて
こんなものだという思いでそれで満足していました
昔は惑星観測といえば像が安定して見やすい屈折望遠鏡が良く言われて
いましたが口径の小ささには勝てませんでした
そんな火星の接近の年に長い間憧れ続けていた約29年振りの新鏡筒の
10センチ級屈折望遠鏡を手に入れることが出来たので少年期の頃を
思い出しながら8月から火星観測というより観望を始めました
そんな火星を今年の接近では久しぶりにじっくりとみることが出来た事
デジタル時代となってフィルムでの撮影しかなかった時代では考えられ
ないくらいな写真が残せた事が大きな成果でした
ただし眼視観測では惑星に有利と言われていた高性能な10センチ級
屈折望遠鏡を約29年ぶりに入手できたにもかかわらず若かった頃
比べて視力の衰えが顕著となっていて細かな部分がよく見えないのに
は我が身の衰えをしみじみ感じました
中学生のころは視力も完璧なくらいだったのが今では近眼老眼乱視で
小さな対象が見え辛くおまけに飛蚊症も相まって肝心の火星にもやもや
ぶつぶつが重なり更に見え辛かったです
この10センチ級望遠鏡はタカハシのFSQ106EDPでデジタルカメラを
取り付け直焦点撮影することを目的に購入したものです、手元に届いて暫らくは
散光星雲を中心とする星雲星団を撮影していたので火星は眼中になかったのです
が8月9月の真夜中から明け方に煌煌と輝く赤い火星が気になり始め記念に眺め
ておこうと思ったのがきっかけで惑星用アイピースや接続環や天頂プリズムを追
加購入したりで結果予算オーバーでした、でもこれからの2年2か月ごとの火星
の接近で少しづつ小さくなって行くと思うと今見ておいて良かったです
夢中になり始めると見るだけでなく写真に残したくなるもので見よう見まねで手
持ちのデジタル一眼レフカメラを使ってフィルムと同じような方法で一枚撮りで
始めました、やはりというか火星像を大きく強拡大してもシャープさが増すでも
無くただボケた像が大きくなるだけで満足いくような結果となりませんでした
 
 
火星の撮影初期はやはり技術力が付いて行っていないです
まだスタッキングという技法を知らずに一生懸命に一発撮りしかできていなった
一枚ですしかもセンサーはゴミだらけ
 
 

共通データ

タカハシFSQ106EDP 三鷹光機GN170 NikonZ6

2020/9/28  22h14m43s   1/2秒  ISO800 XP3.8で拡大

 
 
2020/10/2  21h49m04s   1/20秒  ISO1600 XP3.8で拡大
 
 
 
2020/10/5  21h39m21s   1/20秒  ISO2000 XP3.8で拡大
 
 
最接近の時にネットで動画を撮影してスタックする方法を知り試してみました
するとどうでしょう細かなところが浮かび上がって素晴らしいと驚いた一枚です
2020/10/6  22h59m09s   1/30秒  ISO1600 XP3.8で拡大 833フレームからステライメージ9で10%スタック
 
 
動画撮影時間を延ばしたりして試行錯誤してみました
2020/10/12  21h59m48s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 1047フレームからステライメージ9で10%スタック
 
 
このころになると強拡大した火星をとらえるコツがわかり始めて効率よく撮影できました
2020/10/14  24h50m50s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 3903フレームからステライメージ9で10%スタック
 
 
 
2020/10/20  23h23m34s   1/40秒  ISO3200 XP3.8で拡大 4962フレームからステライメージ9で10%スタック
 
 
 
2020/10/25  20h52m58s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 593フレームからステライメージ9で10%スタック
 
 
 
2020/10/25  24h04m37s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 7233フレームからステライメージ9で10%スタック
 
 
 
2020/10/26  23h25m28s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 8970フレームからステライメージ9で10%スタック
 
 
 
2020/10/27  20h30m41s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 10254フレームからステライメージ9で10%スタック
 
 
 
2020/11/4  22h27m02s   1/25秒  ISO2000 XP3.8で拡大 7344フレームからステライメージ8で10%スタック
 
 
 
2020/11/8  21h34m58s   1/25秒  ISO3200 XP3.8で拡大 4558フレームからステライメージ9で10%スタック
 
 
 
2020/11/11  21h11m36s   1/25秒  ISO4000 XP3.8で拡大 3057フレームからステライメージ8で10%スタック
 
 
 
2020/11/13  22h14m33s   1/25秒  ISO4000 XP3.8で拡大 34530フレームからステライメージ8で10%スタック
 
 
 
2020/11/26  19h20m05s   1/25秒  ISO4000 XP3.8で拡大 2493フレームからステライメージ8で10%スタック
 
 
 
2020/12/6  18h32m10s   1/30秒  ISO5000 XP3.8で拡大 7356フレームからステライメージ8で10%スタック
 
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