えーかげんなヤツじゃケー

いつ飽きるかわからんけどできるところまで

2月16日のZTF彗星

2023-02-18 11:34:05 | 写真

ZTF彗星は太陽に接近して壮大なダストテイルやイオンテイルが見られるであろう

時期には天候の良くない日が続いたりその後は満月の時期になったりとなかなかその

姿を見るチャンスがありませんでした

でもそんな冬の天気の中やっと素晴らしいという形容がぴったりな真っ青な空の快晴

に日がやってきました天気の変化が速い季節なので夜まで快晴が続くのか心配でした

がそのまま快晴が続き久しぶりのZTF彗星を撮影することが出来ました

だた残念なのが最高の天気なのに最高の空の場所へ遠征しなかったことでまさかここ

まで晴れるとは思わず翌日に予定があったこともあって肉眼でやっと4等星が見える

か見えないかの自宅庭での撮影でした

やっぱりというか非常に淡い彗星のコマやダストやイオンの尾を浮かび上がらせるに

は暗い空でないと満足いく仕上がりにはなりません

画面のいたるところにムラまで浮かび上がるほど協調処理するとイオンテイルは浮か

びあがるのですがムラが醜くなってしまいます

今回は条件が良くない場所と空でしたが日中だと真っ青な空だったこととほぼ天頂に

近かったことで低空に比べて青い光が届きやすい事でイオンテイルが写すことが出来

ました

 

 

2023/2/16 19h26m21s
15秒×53フレーム  ダークフレーム×7フレーム フラットフレーム×10フレーム
NikonD810A ISO800 FSQ106EDP(D:106mm fl:530mm)
三鷹光機GN170で追尾 ステライメージ9でメトカーフコンポジット合成

 

 

2023/2/16 20h23m42s
20秒×100フレーム  ダークフレーム×8フレーム フラットフレーム×7フレーム 
NikonD810A ISO1000 FSQ106EDP(D:106mm fl:530mm)
三鷹光機GN170で追尾 ステライメージ9でメトカーフコンポジット合成

 

更に協調処理して少しトリミングしています

 

最後におまけです

今年2023年は全天の恒星で最高光度マイナス1.4等級であるおおいぬ座の

一等星シリウスはシリウスAとシリウスBの二重星なのですが伴星との距離が

50年周期で最大に離れる頃にあたります

距離にして11.3秒角なので小望遠鏡でも分離できないほど難しい距離では

ないのです、ですがその全天一明るい恒星であるシリウスAマイナス1.4等級

とシリウスB8.4等級の光度差が激しすぎて小望遠鏡では非常に難易度が高い

対象です

兵庫県佐用町にある西はりま天文台にある口径2mのなゆた望遠鏡で巨大なアイ

ピースから見た事がありますが流石の大口径の威力であっけなく大きく離れた

シリウスBが見えたものです

でも我が家の106mm(0.106m)の望遠鏡ではシリウスAが眩しすぎて

そこに存在するのかしないのか見分けることが出来ませんでしたその気になれば

心の目で見えるような気がするだけです

そんなシリウスBを捉えてみようと木星や火星の撮影システムでチャレンジして

みました

どうでしょう時計の短針でいう10時の方向にうっすら見えるような気がします

が如何でしょうか

大きく滲んだシリウスAの光芒との境い目からほんの僅か離れた所に少し薄っすら

とほのかな丸く光の塊があるように見えます、目を少し離してみると見えそうです

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艦艇集合

2023-02-08 17:48:30 | 写真

先日久しぶりに呉へ出かけました

途中に見る景色が変わっていることに驚きながら右に左に目を向けながら街中を走ると

懐かしい建物やお店が今でも残っているところもあればエーッと思うような変わり様も

あって時の流れを感じました

さて今回の目的は昭和町というところになるアレイからすこじまと言う潜水艦が良く

見える場所で潜水艦を見ることです

大きな護衛艦は少し遠く離れた所に停泊しますがこの「アレイからすこじま」では

目の前に何艦も並ぶ潜水艦を見ることが出来見るからに壮観です

普通はせいぜい3か4艦のところが今回は偶然にも潜水艦が7艦停泊していて後から

追加でもう1艦入港して来て停泊しました

護衛艦(練習艦)も見える埠頭に4艦、建物で見えない向こう側の埠頭に3艦停泊して

いたのが後からもう1艦入港して来て合計8艦停泊しました

更にちょっと特殊な潜水艦の支援をするのでしょうか音響測定艦あきも停泊していました

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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1月31日のZTF彗星

2023-02-02 19:14:09 | 写真

良く晴れた1月31日にZTF彗星を撮影出来ました

半月を過ぎた月齢9.7の月があって空は明るく我が家での街明かりよりも明るい空で

の撮影でした、本来はもっと暗い空のところへ遠征が良かったのですが翌朝早起きする

必要があったのでお手軽我が家の庭での撮影となりました

気温は手元の温度計でマイナス4度まで下がり一番近い場所のアメダスでは3度程度

だったので我が家が特別寒かったのかな

さて、我が家の庭からではちょうど北極星が隣の家の屋根に掛かり見ずらくなってい

ます

なので望遠鏡の設置は高度角を別の撮影場所のまま方位磁石で大まかに合わせた後に

ドリフト法と言われる望遠鏡で南に南中する星を望遠鏡で拡大して時間と共に北に

ズレるか南にズレるかをみて右左(東西)に極軸をわずかに動かして時間を掛けな

がら修正しています

一度うまく極軸を合わせることが出来たら地面に印をつけて置き次に設置するとき

には全く同じように同じ場所に据え付けることで再現性を保つようにして時間短縮

しています

でも今回のZTF彗星ではちょうどその方角に太い電線が何本もあって画面に写り

込んでしまうので庭のぎりぎり隅っこまで寄って背の高い三脚に載せたスカイメモ

Rと望遠レンズでの撮影でやっと邪魔な電線が入らない構図が出来ました、しかも

高度がかなり高くなった時間まで待たなければなりませんでしたが24時までには

撤収としました

 

彗星の動きが非常に速いので普通に撮影して普通にコンポジットしてしまうと星の

像は点状でも彗星が線状に延びてしまうので彗星の動きに合わせてメトカーフ合成

しています、実際僅か15分程度の露出時間で200mmの画角でも大きく移動し

ていますほんの僅かですが右斜め上に向かって二本のイオンテイルが見えます

日中であれは真っ青な空が見えるような良く晴れた天気だったので青いイオンテイ

ルも良く写ったのでしょう、でもやは月明りが無く真っ暗な空であったらもっと良

く写っていたでしょう

 

2023/1/31 23h02m19s

NikonZ6 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR(200mm) 絞りf4.0 

10s×92フレーム フラットフレーム×12  ISO800 

スカイメモR

ステライメージ9でメトカーフコンポジット合成

 

2023/1/31 24h12m28s

NikonZ6 AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VR(200mm) 絞りf5.0 

20s×38フレーム フラットフレーム×8  ISO800 

スカイメモR

ステライメージ9でメトカーフコンポジット合成

 

 

 

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