えーかげんなヤツじゃケー

いつ飽きるかわからんけどできるところまで

久ぶりの星見

2017-10-30 07:54:41 | ブログ
今週末も台風22号が接近して各地で大雨を降らしました。
幸い私の住んでいるところでは雨も風もそれ程ではなく被害はありませんでした。
その台風が接近する前高気圧が全国を覆い快晴となって
久ぶりの絶好の天気となり細い月も22時頃には西に沈むので絶好の星見日和でした
待ちに待った星見日和になったので久ぶりの野呂山へ出かけてみました。
いきなり重装備での星雲星団なんて狙うと何か忘れ物をしそうなので
ポータブル赤道儀とカメラレンズによる簡単な対象を撮影しようと決めました。
でも秋の星空は明るい星も少なくて望遠鏡のよるアップ撮影に向いた系外星雲が多く
白鳥座あたりの夏の天の川やカシオペア座の秋の天の川も西に傾きかけていてあきらめ
オリオン座の様な派手な冬の星座はまだ時間が早かったので今回はR64フィルターに
よる赤い散光星雲を狙ってみる事にしました。
これだと秋の空でも中望遠レンズで対象は結構あります。
四角いガラスフィルターを取り付けるホルダーが52mmしかないのでフィルター径が
52mmの45年前の古い中望遠レンズの105mmで撮影しました
R64フィルターは肉眼ではほぼ真っ暗なくらいで可視光域から外れていますので
本来であればHα線の感度が高いカメラで撮影するところですが持っていないので
普通のカメラでの撮影です。
普通のカメラはこの領域は感度が低いためISO感度を上げ露出時間も思いっきり
伸ばしたせいで高感度ノイズと長時間のよるノイズが多く発生しています。
今回これらの写真はトリミングしていませんので周辺減光が目立ちます。



まずはオリオン座の中心部分です
四角い星の配列の真ん中に三ツ星が並んだ姿があります
その三ツ星の下部分に縦に並んで肉眼でもよく見える有名なオリオンの大星雲M42があります
このM42は赤い色と青い色の星雲で普通のカメラでも綺麗に写せる星雲です
Hα光での撮影だとオリオン座にたすき掛けのような長い星雲が写ってきます
これはバーナードループでなかなか写りにくい星雲ですがHα光では良く写ります


2017/10/26 26h16m26s 480秒×4フレーム
NikonDf 105mm/f2.5 絞りf4 ISO3200 スカイメモR R64フィルター






次はオリオン座の一等星ベテルギウスとこいぬ座の一等星プロキオンのちょうど間の少し上に
あるバラ星雲です
良く澄んだ冬の空では肉眼でもボーっとその存在が分かります、双眼鏡でも中心にある
六つの星と周りの星雲が見える気がします
写真ではR64フィルターを使ってHα光を強調すると良く写ります
バラ星雲のやや上にはクリスマスツリー星雲とコーン星雲がありますが小さくて見えにくいです


2017/10/26 27h30m37s 480秒×5フレーム
NikonDf 105mm/f2.5 絞りf4 ISO3200 スカイメモR R64フィルター






全天で一番明るく青白く輝く恒星であるおおいぬ座のシリウスの左斜め上にあるわし星雲です
これは赤い領域のHα光でしか写せないような星雲です
初めて写したのはコダックの103aという天体専用の特殊なフィルムを使ってみた時でした
今から42年前くらいだったかな、とてもデリケートでフィルムベースも薄く普通にフィルムを
巻き上げただけだとふにゃっと浮いて平坦性が保てないので巻き戻しクランプを使って
無理やり逆の引っ張りクランプを輪ゴムで止めて伸ばしながら写したものです
更には現像もフィルムベースが薄いのと剥がれやすさから温度に非常に敏感で慎重に慎重に
現像したものです



2017/10/26 28h13m47s 480秒×4フレーム
NikonDf 105mm/f2.5 絞りf4 ISO3200 スカイメモR R64フィルター

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雨が続きます

2017-10-19 07:54:36 | ブログ
ここのところ連日雨が降ります。
満月期に限って晴れることがあったのですが
さあ新月の頃になって星を見に行くぞと思っても曇り空になり雨が降ってきます。
5月の新月期から夏を通り越して秋になってもいまだに星見に出かけられないです。
もう感が鈍ってきましたので久ぶりに出かけたらバッテリーの充電忘れたり、
充電中を忘れてバッテリーそのものを忘れたり何か撮影出来ない状況
になるような大きな忘れ物をしそうです。

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