えーかげんなヤツじゃケー

いつ飽きるかわからんけどできるところまで

10月31日の夜に

2015-10-28 21:42:29 | 写真
数日前に全世界に地球に近づく小惑星が発見されたとニュースが駆け巡りました
すると無責任なサイトでは小惑星が地球に衝突する等々の恐怖を煽る内容があちこちに出てきました
絶対にそのようなことは起こらないのですが面白おかしく書いています

そんなことより私的にはこの天体イベントを写真で記録できないかと期待が膨らんでいます
でも一向に日本のWebサイトではその詳しい内容がアップされない中やっとアメリカの天文雑誌であるSKY&Telescopeのサイトで2015TB145の位置が示された星図が紹介されていました
それによると
日本時間31日19時にはオリオンの頭部分のおうし座にある月の近くに位置して
日本時間31日22時23時はぎょしゃ座とふたご座の間を通過し
日本時間1日3時頃にはおおくま座の北斗七星の舛のM109近くを通過
日本時間1日4時30分頃におおくま座M51近くを通過します
小惑星の光度は10等程度だそうですので望遠鏡を使っても普通の恒星と区別することは難しいでしょうし
月明かりがあるので見ることも撮影することも難しいでしょう。
移動が速いと言っても流星や人工衛星のようにスーッと移動ではなく
ゆっくりゆっくりと移動なので望遠鏡や双眼鏡で闇雲に覗いても見つけることは難しく
写真を撮り高速で移動する姿を確認ことで見つけることができるでしょう
(世界標準時ですので日本標準時に合わせるため9時間プラスすることに注意)

http://www.skyandtelescope.com/astronomy-news/observing-news/close-in-asteroid-halloween-treat-102220155/

http://www.skyandtelescope.com/wp-content/uploads/Asteroid_2015_TB145_BW1.pdf


眼視では難しくても写真では何とか簡単に写すことが可能で撮影法として
方法1 三脚にカメラ&標準レンズ等で固定撮影して比較明合成
方法2 ポータブル赤道儀&中望遠レンズで撮影して比較明合成
方法3 本格的に望遠鏡での拡大撮影
ですが方法2が一番写りやすく判別しやすいと思われます



NASAのサイトに出ている位置です
時間は日本標準時に修正しています

2015-Oct-31 24:00 07h 21m 56.40s +44 53 18.6
2015-Oct-31 25:00 08h 29m 20.07s +51 29 00.7
2015-Oct-31 26:00 10h 04m 32.78s +55 10 11.0
2015-Oct-31 27:00 11h 44m 38.78s +53 44 28.2
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貨物フェスティバルのメインイベント

2015-10-28 21:29:11 | 趣味
毎年の貨物フェスティバルのメインイベントである貨物車のクレーンによる吊り下げデモです
まあマニアによればこちらより部品販売の方がとか撮影会だよって人もいるでしょうけど一般受けするのはこれだと思います













































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貨物フェスティバル

2015-10-26 15:29:56 | 趣味
今年のJR貨物フェスティバルは快晴の秋晴れとなりました
朝はひんやりでしたが日中は汗ばむくらいの暑さでTシャツ1枚でもすごせる陽気でした


正門を入ると直ぐに部品売り場があって今年も人だかりで中が見えない状態でした
一回りして人が少なくなった頃(既に盛り上がりのピークが過ぎて)行ってみると売れ残ったものがこれです























別の屋内の売り場です、こちらは入札方式のようでした





















いつものヘッドマークを付け替える撮影会です





























それぞれの切り取り写真です、今年は日ごろは使わない廉価ズームの35-70mmf3.5-4.5です






























































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夜露対策で工作始める

2015-10-25 16:30:02 | 写真
これまで夜に天体写真を撮影していると夜露でダウンジャケットの肩やフードの頭上部分が濡れたり霜が降りたりしていて
ペルセウス座流星群やしし座流星群、ふたご座流星群では三脚に固定のカメラレンズが簡単に曇ることも度々でした。
少々の寒さは我慢したり防寒着の枚数を増やしたり動きまわって体を温めることで対応し、流星を撮影するために三脚に固定したカメラはベンジンを燃料とするハクキンカイロをレンズに添えて霜が付くのを防いでいました。

望遠鏡はこのハクキンカイロでは大きさ的に足りなくて金属製である鏡筒や赤道儀はしっとりやびっしょりと夜露に濡れてしまいます。
ずいぶん前にビクセンの電池式ラバーヒーターを買いイプシロン鏡筒先端に巻いて使っていました、役に立っているかいないか分かりませんでしたが無いよりはましかな程度で使っていました。今は都度交換すると費用が掛かる単一電池八本の電源だったのを単三エネループに変えていました。でもアルカリ電池1個1.5V、エネループ1個1.2Vによる電圧差のせいか手で触ると温かいというような効果は感じられずハクキンカイロも併用してしのいでいました。
でも先日のかなり酷い夜露の時に全く機能していない事が判明したため手を加えることにしました。

夜露が付着する要因
-湿度が高い
-適度な風が吹いていない
この状態で夜になり気温が下がってくるとどんどん湿度が高くなり周りで一番低い温度の物体に飽和水蒸気が結露することで夜露となります、この場合温度の低い固体がレンズや望遠鏡です

では結露させないようにするにはどうするか
-固体を温めて表面の飽和温度を上げる
-風を当てて相対湿度を下げる
-風が吹かないような夜は水蒸気を含んだ空気は重みで下へゆっくり降りて来るので傘や庇で覆う
などがあります
そのため簡単なカメラレンズのような場合は
レンズフードを付ける
カイロをレンズに巻きつける
でした
かなり以前の天文誌では今ではまず手に入らなくなった桐灰の炭を燃焼させる燃焼式のカイロが立ち消えしない低温に強く適していると言われていました。
もうこの桐灰の燃料は手にするととは出来ないでしょう。
でもこの燃料を今でも大事に保管しています。2本使用済みですが22本は残っています、38年前の当時でも在庫がどこにも無いのをごく近所にあった釣具から化粧品までなんでも売っている古い雑貨店に残っていたのを買ったものです、あまりにも貴重なのでここぞいう時にしか使うまいと大事にしすぎて今に至ってしまったのです。おそらくこれからも使わないでしょう。














時代が変わって今はベンジンを使ったハクキンカイロを主に使用していますが大手ドラッグストアでもこのベンジンを扱っていない店もあります。ネットでも検索するとジッポライターのオイルを使うタイプもあるようですがホームセンターやドラッグストアの店舗では見かけたことがありません
その他では酸化鉄を利用した使い捨てカイロはどこにでも売っていますが低温時に立ち消えするのでポケットで手を温めたり体を温めたりの使い方になります















さて前置きが長くなりましたが最初の工作は
ビクセン製ラバーヒーターの電源の単一乾電池を単三エネループに換える工作です。
乾電池8本12Vからエネループ12本直列に接続して14.4Vになります、ちょっと電圧が高めになるので熱いかも知れないので10本12Vにも交換できるようにします。工作といってもエネループ電池と電池BOXと接続ターミナルを買ってきて半田付けするだけです。下にあるのが当初の単一電池BOXです










イプシロンの先端に取り付けるフードです
100円ショップダイソーで見つけたスポンジシートを芯にして湿気も吸い取る黒いフェルト布を両面テープで貼り付けて外周に銀マットをラバーヒーターの上から巻いてマジックテープで固定して出来上がりです、400円でした。
銀マットやフェルト布だけではよれよれで形が崩れるのでスポンジシートを見つけたのですが、それまでは固めのPPシートや東急ハンズで見つけた厚紙(180円)も試しています











次は40年前に使っていたHαの光での撮影のためのR64フィルターを取り付けるテクニカルホルダーの枠です
厚いフィルターを挟むためスポンジが貼り付けていたのですが経年変化でスポンジが朽ちてしまってぼろぼろでした
ボール紙を丸く切り抜いてスペーサーにしたかったのですが綺麗に丸き切り抜くことが出来ずにいました、やっとホームセンターでオルファのサークルカッターを見つけて念願の丸い切抜きすることが出来ました

















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冬の星雲

2015-10-24 16:31:05 | 写真
10月の新月期の真夜中を過ぎてくると冬の星座がすっかりと高度が高くなってきます
冬は一等星が多く冷たくキラキラと輝く澄み切った空と相まって綺麗な星座が見られます
そんな冬の星座の中で一番輝いて見えるがオリオン座であってその中心位置にはオリオンの大星雲M42が光り輝いています
これまで何回も望遠鏡を向けているのですが今回も向けました、オリオンの大星雲の中心部には特に蒼く明るく輝くトラペジウムがあり最周辺には非常に淡い星雲が取り巻いています。そのため露光を切り詰めるとトラペジウムは写せても回りは光が足りずたっぷりと露光を掛けると中心部が飛んでしまって一枚の写真に収めることが難しい対象です。
一度は試したかった短時間から長時間の写真を合成したHDR(ハイダイナミックレンジ)に仕上げてみることでした。
中時間短時間の露光が長すぎたようでしたのでRAW現像時にそれぞれ2段-補正しています、夜明けが迫ってきていたので撮影枚数が稼げていません。またトリミングはほぼしていません。




NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年10月17日
露出時間28h10m48sから176秒×8フレーム 103s(2段-補正)×4フレーム 29s(2段-補正)×7フレーム ISO:1600 RAW
三鷹光機GN170で自動追尾


淡い部分が浮き出せるように仕上げました




同じ写真をあっさりと仕上げています普通はこちらになるでしょう






ペルセウス座にある散光星雲カリフォルニア星雲NGC1499です
淡い星雲でありHα領域の感度を高めた改造カメラでは無いので濃く写せないと思いしっかりと露光時間を掛けました

カリフォルニア星雲
NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年10月17日
露出時間24h28m38sから176秒×14フレーム ISO:1600 RAW
三鷹光機GN170で自動追尾




オリオン座の右肩の赤いベテルギウスと左にあるこいぬ座の一等星プロキオンの中間あたりにあるいっかくじゅう座のバラ星雲です。こちらもHα領域に感度高いカメラでは無いため枚数をたっぷりと掛けました

バラ星雲NGC2237-9
NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年10月17日
露出時間27h03m20sから176秒×17フレーム ISO:1600 RAW
三鷹光機GN170で自動追尾







ぎょしゃ座の真ん中付近には散開星団M36、M37、M38があって星ぼしの色も豊富で双眼鏡で見ると非常に綺麗に見えるところです。その3つの解散星団の近くにあるまがたま星雲IC405です、右側の画面をはみ出していますがまがたまの形をした赤く淡い星雲が見えます、こちらも赤い光の多い星雲ですが右側の明るい星の周りには青い星雲も入り組んでいて白鳥座の網状星雲のようにカラフルですしゴールドに輝く星も見えます。

NikonDf イプシロン160 D:160mm f:3.3 
2015年10月17日
露出時間25h32m04sから176秒×11フレーム ISO:1600 RAW
三鷹光機GN170で自動追尾

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