二週間前にカキツバタを撮影するため北広島町八幡湿原に向かった帰りの山中の車中でスポ
ラディックE層のいたずらによる極久しぶりに中国のFM放送を聴いて感動したばかりです
が再び同じような体験ができるかもと同じルートを辿ってみました。ネットでは最近活発に
活動している情報もあったので胸膨らませてのオーストラリア放送局のワライカワセミの鳴
き声を聴いていた中学生以来のブロードキャスティングリスナー(BCL)をして来ました
スポラディックE層と言うのは春から夏にかけて100Km上空付近に突発的に発生する特
殊な電離層のことです、AMラジオの中波放送は夜になると昼間とは違う電離層による反射
で遠い放送局の放送も受信しやすくなります、FMラジオの超短波(VHF)の電波は基本
アンテナが見通せるような短距離向きのため狭いエリアでの放送局が多いのですがスポラデ
ィックE層という濃い電離層が突発発生すると地上から上空に漏れた電波が跳ね返ってきて
通常では絶対に届かないような遠距離に電波が伝搬することで日ごろ聴くことが出来ない遠
い放送局の電波も受信できるようになります。
特にアマチュア無線愛好家は日ごろ通信できない相手と通信できるとして注目している現象
です
山中の谷あいの道路を進んで坂道もだんだん急こう配にになり始めてくると標高も高くなっ
てきて民家もどんどん少なくなり地上波のFM放送もとぎれとぎれになってきますIC降り
たころの気温も27度から22度くらいまで下がっていて気持ち良いドライブが続きます
地上波のFMのNHKや民放がすっかり聴こえなくなってきたころFMカーラジオの自動受
信によるキャッチした局の周波数の表示に変化現れて始め雑音に混じって微かに中国語が聴
こえてくるではないですか直ぐに駐車場と運動場がある近くの深入山グリーンシャワーオー
トキャンプ場に停めて持ってきたポータブルラジオで0.1MHz毎動かして受信してみた
ところなんとまあチューニングで周波数を変える毎に次から次へと違う中国語が聴こえる状
態に遭遇してしまいました、昔スピルバーグが関係した映画でポルターガイストと言う映画
があって調査に呼ばれた学者が部屋の中の家具が1年で数センチ動いたことを体験したと言
っていたがそのドアを開けると部屋中で物がビュンビュン飛び交って空いた口が塞がらない
というシーンがありましたが今回の中国のFM放送の受信はそれに似たような状況で2もし
くは3の放送局が受信できればと思っていたらデジタルチューニングボタンを押す毎に放送
局が引っ掛かるというような状況でした、時間を掛けてじっくり調べた訳では無いですがざ
っくりと中国FM局が多い88MHzから110MHzあたりまで調べてみました
以下が受信した中国と韓国のFM放送局の番組です
面白いのは韓国放送局のCMのような音声が聴こえたりリスナーとの電話の会話があったり
韓国のKBS放送局でしょうかKBSと言っていました
離れた小さい出力のアンテナ同士が発した同じ周波数の電波でしょうか混信してるのもあり
ました
カーラジオでは
88.4 MHz 中国語
89.4 MHz 中国語
89.5 MHz 中国語
ポータブルFMラジオでは
87.5 MHz 中国語(混信あり)
88.0 MHz 中国語
88.4 MHz 中国語
88.8 MHz 中国語
89.5 MHz 中国語
89.6 MHz 中国語
89.7 MHz 中国語
90.1 MHz 中国語
91.7 MHz 中国語
91.8 MHz 中国語
92.7 MHz 中国語
95.2 MHz 中国語
97.4 MHz 中国語
98.0 MHz 中国語
98.9 MHz 中国語
100.8 MHz 中国語
102.1 MHz 中国語
94.9 MHz 韓国語
98.7 MHz 韓国語
99.9 MHz 韓国語
101.1 MHz 韓国語
104.1 MHz 韓国語
105.7 MHz 韓国語
106.1 MHz 韓国語
106.9 MHz 韓国語
107.3 MHz 韓国語
107.7 MHz 韓国語
おまけ
AM放送(スポラディックE層には無関係)
558 kHz 韓国