CMOSカメラによる惑星の強拡大撮影にチャレンジ中ですが、実際どれくらいの
拡大率なのか計算してみました
拡大アイピースである
PENTAX XPー3.8
の説明書による計算です
ミリ単位以下の小さな数値を導き出すところ昔の竹の30センチ定規による目測
なので結構な誤差があることはご容赦ください
主望遠鏡 : タカハシ FSQ106EDP (口径106mm、焦点距離530mm)
拡大アイピース : PENTAX XP-3.8
拡大率
M = (L-d)/fe-1
M :拡大率
L :拡大レンズの当てつけ面(望遠鏡接眼部の末端)からセンサーまでの距離
d :拡大レンズの当てつけ面から拡大レンズ後側主点(アイピースの末端)までの距離
fe :拡大レンズの焦点距離(公称3.8mmですが仕様書には3.79mm)
M = ((91.5-9)/3.79)-1
= 20.76781
合成焦点距離
F.L. = M × f.l.
M :拡大率
f.l. :対物レンズの焦点距離
F.L. = 20.76781 × 530
= 11,006.9393(mm)
合成口径値
F = M × f
M :拡大率
f :対物レンズの口径比
F = 20.76781 × 5
=103.83905
という計算になります
焦点距離 11,000mm の F値 104 です
CMOSカメラのイメージセンサーは小さいので35mm換算するには
約6.7倍して
11,007mm × 6.7 = 73,747mm
7万mmのレンズという事になります