えーかげんなヤツじゃケー

いつ飽きるかわからんけどできるところまで

久しぶりにカラーフィルムを使った撮影をしました

2023-11-16 10:43:08 | 写真

世の中デジタルの時代となって写真の世界も完全にデジタル化されてしまいました、今か

ら20年位前までは写真と言えばフィルムを使った銀塩写真しかありませんでしたモノク

ロフィルムやカラーフィルムがあって主に証明写真や芸術写真に使われるモノクロフィル

ム、旅行の思い出や家族写真ではカラーフィルムとか写真の目的や用途によって使い分け

られていました

一言に用途といっても写したい対象が白黒かカラーかだけでなく日中のように明るいか夜

や室内のように光の量が足りない場所なのかでASA(現在はISO)感度、カラーフィ

ルムであればサービスサイズカラープリント向けの一般的なネガカラーなのかスライドや

主に印刷目的でのリバーサルフィルムとも言うポジフィルムか更には太陽光のデイライト

か電球色照明で使われるタングステンライトとかあり、モノクロフィルムはパンクロや特

殊な用途のオルソクロXレイ赤外フィルムと選択肢はいろいろありました

私的には通常使いでフジカラースーペリア400を一部天体写真で同800を使っていま

したしちょっと気合を入れての写真ではポールサイモンの歌にも出てくるコダックのコダ

クローム64が特に大好きでした(今はどちらも販売されていません)モノクロフィルム

を自分で現像している頃はコダックのトライX一択でした

そんな世の中から消え去ろうとしているフィルムですが先日映画「マディソン群の橋」で

主演のクリント・イーストウッドがモータードライブ付きのニコンFとコダクロームで橋

を撮影しているシーンを観てしまい一気にフィルム熱が出てしまって久しぶりにカメラに

装着して撮影してみたくなりました

今の秋の紅葉の季節をカラーフィルムで撮影しようとカメラのキタムラへ行って見るとな

んとフジフィルム系列のキタムラにもネガフジカラーフィルムは切らしていてインスタン

トカメラのチェキが今なぜかブームのようで製造が間に合わないとテレビの情報番組で話

題にしていたのでその影響でしょうか、リバーサルフィルムは在庫はあったけど技量が必

要でまだ敷居が高いので店舗在庫にあったコダックのカラープラス(ISO200)を購

入しました、今の時代24枚撮りは存在せずは36枚撮りのみ発売されているようでした

(昔は12枚撮り、20枚撮りから後に24枚撮りへ移行、36枚撮りがありました)

さてフィルムカメラの登場ですフィルムカメラの最高峰は何といっても日本を代表する一

眼レフカメラの名機ニコンFでしょう。デッドストックでは無いですが奇跡的にほぼ発売

時のままに近い完璧な状態で保存されていたニコンFが手元にあります長い間キングの座

に居ながらフィルムさえ装着されていなかったであろうニコンFに何十年ぶりかにフィル

ムを装着させてあげたいとずっと思っていました。

各部の状態では特にフォーカルプレーンシャッターがグリス切れや粘りでどこまで正確な

シャッター速度であるかが不安でしたが今回の撮影でどこにも問題はなくその完璧さが証

明された気がします

撮影の前には最初の儀式がありますフィルム装着ですニコンFは後のカメラのような裏蓋

が蝶番で開くタイプではなく昔のライカカメラのように裏蓋ごと外すタイプです

ニコンFは後継機であるニコンF2が発売されても数年併売されていました、在庫が無く

なるまでの販売ではなく製造も続けられてみたいでニコンF2の売りであった巻き上げレ

バーとセルフタイマーレバーにプラスチックカバーが施されているので最終機のニコンF

ですそれ以外にも隠れたメカニカルなところもニコンF2の部品が共用されているかもし

れません

 

裏蓋が外れます

今回使用するフィルム

フィルムパトローネを入れます

フィルムにある等間隔のパーフォレーションという穴を右側のギザギザにはめてその右の

スプールの溝へフィルムをはめ込みますしっかりかみ合ったたらカメラ左の上部にある巻

き戻しレバーを回してフィルムのたるみを取れば完了、後は蓋を閉めて撮影開始です

ニコンFのシャッターボタンは特殊でニコンF2と同じタイプでレリーズケーブルは同じ

 

 

さて撮影開始です

装着するレンズはもちろん同じ時を経たNIKKOR-S・C   55㎜ f/1.2

ニコンFは全てマニュアルであり電池なしのメカニカルカメラで露出計すらありません

 

三脚も同時代の50年経ったスリックマスター三脚

 

 

 

ここからフィルムでの写真ですフィルムらしいコッテリ感のある色合いです

55mm f8.0

 

 

55mm f5.6

逆光だとコーティングが今の時代と違って効果が弱いですがそれも愛嬌

55mm f5.6

 

55mm f8.0

 

55mm f4.0

 

55mm f4.0

 

露出を間違えてアンダーになってしまいましたが逆に絵画のような良い雰囲気になってい

ます

55mm f4.0

 

一週間前の別の紅葉の名所で日中の快晴の空のもと鮮やかな光の中での写真です

55mm f8.0

 

55mm f8.0

 

55mm f8.0

 

105mm f5.6

 

55mm f8.0

28mm f8.0

 

35mm f8.0

 

28mm f8.0

 

55mm f4.0

 

55mm f8.0

 

55mm f8.0

 

55mm f8.0

 

55mm f8.0

 

55mm f8.0

 

55mm f8.0

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