市街地である我が家から非常に淡い星雲である散光星雲を撮影するのは簡単にできない
位の空の明るさで淡い部分を写し出そうと露出時間を長くすると空が明るいので直ぐに
露出オーバーとなりカブってしまいます
そんな淡い天体を特に散光星雲の光の主成分であるHα波長域の光を通してそれ以外の
光を遮断すれば人口灯火がある場所でもなんとか散光星雲を撮影できることになります
それを叶えてくれるのがQuadBPフィルターです、正確にはHαだけでなくHβと
OⅢ、SⅡの波長域を透過させるフィルターですのでHα散光星雲以外にも効果はあり
ます
透過させる光の量が少なくなるので少々露出時間は伸びますが我が家からでもこのよう
に散光星雲を撮影出来るのでお手軽な星雲撮影ができます
ただ今回の撮影では惑星の撮影では望遠鏡のレンズに夜露が付くことがほぼ無かったの
で油断してましたヒーターとかの対策をせず撮影終了して覗いてみるとびっしりと夜露
が付いていましたそのせいで明るい星が少し大きく膨らんで写ってしまいました
センサーサイズがフォーサーズなので1060mm相当(35mm換算)
共通データ
望遠鏡 タカハシ FSQ106 D:106㎜ fl:530㎜ F5
カメラ ZWO ASI294MC Pro
フィルター サイトロン QuadBPフィルター
Astro Capure Software SharpCap4.0
画像処理Software StellaImage9
バラ星雲
2023/12/13 24h00m16s
Gain=450
露出時間 Exposure=30s×36
温度 Temperature=-27.3
2023/12/13 24h16m27s
Gain=450
露出時間 Exposure=30s×30
温度 Temperature=-27.3
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