本当に良く晴れた11月3日の土星と木星です、11月3日は晴れの特異日と言われるそ
うですがテレビの天気予報のコナーでは統計的には11月4日のほうが晴れの日が80%
以上と多いそうでした
良いシーイングが続いています今回も10.6センチと6センチで土星と木星の比較をや
ってみましたまったく各種設定は同じ条件とはいきませんがそれぞれのパフォーマンスを
活かしたような撮り方をしたつもりです
6センチクラスの望遠鏡というのは昔も今も小学生になって天体に興味を持って初めて親
に買ってもらう一番最初の天文学の入口の機材であってその大きさも重さも小学生には扱
いやすくちょうど良い望遠鏡です、それ以上の口径になると屈折望遠鏡だと一気に高額に
なり比較的屈折望遠鏡よりも安価な反射望遠鏡になりまたそれなりに扱い方が変わります
ちなみに私の一番最初の望遠鏡は学研の科学の付録の口径2センチ程度のガリレオ式望遠
鏡でその後に今でも販売していますが当時デパートにあったコルキットという6センチ組
み立て式望遠鏡でした、それでもその性能差は大きく月や木星や土星と片っ端から覗いて
みた思い出があります
さてあれから何十年も経ってフローライトレンズを使ったタカハシのFC60という望遠
鏡での撮影です日食の観測や撮影用に買ったものですが小型で製造加工もしやすく軽くて
高性能と言う望遠鏡です
10センチクラスに比べると口径差による光量の少なさとほぼ同じ拡大率にしたことによ
る過剰拡大でぼやけてはいますがこの口径でここまで写るとは大満足の部類に入ります
フィルム時代には到底想像も出来なかったデジタル処理の恩恵は凄いです
6センチによる土星です
リングの中に見えるカッシーニの空隙が何とか写ることが出来るって目視でも難しい対象
が写真に残せるのですから時代も変わったものです
望遠鏡 タカハシFC60 D:60mm Fl:500mm
FMC5倍ショートバロー
2023/11/3 20h00m28s
Gain=270
露出時間 Exposure=178.6350ms
FrameCount=1051
FramePercentage 50%
パワーメイト5×
2023/11/3 20h09m24s
Gain=270
露出時間 Exposure=155.9360ms
FrameCount=1508
FramePercentage 50%
木星に向けてみて縞模様や大赤斑の写り具合もなかなかのもです
FMC5倍ショートバロー
2023/11/3 21h29m48s
Gain=270
露出時間 Exposure=26.2650ms
FrameCount=5063
FramePercentage 50%
2023/11/3 22h54m32s
Gain=270
露出時間 Exposure=25.4840ms
FrameCount=4769
FramePercentage 50%
パワーメイト5×
2023/11/3 21h42m36s
Gain=270
露出時間 Exposure=23.2390ms
FrameCount=5352
FramePercentage 50%
2023/11/3 23h00m27s
Gain=270
露出時間 Exposure=23.4880ms
FrameCount=5104
FramePercentage 50%
次はより口径の大きな10.6センチ望遠鏡です
望遠鏡 タカハシFSQ106 D:106mm Fl:530mm
FMC5倍ショートバロー
2023/11/3 19h40m12s
Gain=220
露出時間 Exposure=99.1740ms
FrameCount=2382
FramePercentage 50%
パワーメイト5×
2023/11/3 19h24m30s
Gain=220
露出時間 Exposure=95.2180ms
FrameCount=2621
FramePercentage 50%
FMC5倍ショートバロー
2023/11/3 21h13m57s
Gain=220
露出時間 Exposure=17.7760ms
FrameCount=6204
FramePercentage 10%
2023/11/3 22h33ms
Gain=220
露出時間 Exposure=16.9920ms
FrameCount=6451
FramePercentage 10%
パワーメイト5×
2023/11/3 21h04m58s
Gain=220
露出時間 Exposure=15.5170ms
FrameCount=6182
FramePercentage 10%
2023/11/3 22h24m29s
Gain=270
露出時間 Exposure=8.2680ms
FrameCount=6590
FramePercentage 50%
ちょうど四大衛星のガニメデが木星本体前を通過しようとしています
ネットではこのガニメデ衛星の表面模様が映ったという記事もありますがそれらは口径20
センチや28センチ35センチというバカでかい望遠鏡での話で高々10センチクラスでは
到底無理でした
2023/11/3 23h14m27s
Gain=270
露出時間 Exposure=8.1360ms
FrameCount=6793
FramePercentage 50%
この後気が付くと雲が接近していて雲があるだけでここまで解像度が一気に落ちます
2023/11/3 23h29m22s
Gain=270
露出時間 Exposure=10.1120ms
FrameCount=1194
FramePercentage 50%
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