2010年6月 天栄ホースパークにて
2010年7月 栗東ホース倶楽部にて
今年の2歳馬は、どの仔もまずまず順調で先月末には、クエルクスも無事に藤原英昭厩舎へ入厩しました。
この厩舎でしかもユニオンの馬でもあり、入厩時期は遅いと思っていましたが、この時期に入厩できたのは大きいですね。
有名なPOGブログに最近この厩舎の情報が良く掲載されていますが、すでにデビューしたシュアーウインやネオザイオンは、1度使って秋に復帰のようですね。
おそらくクエルクスも順調に行けば1度使って放牧というパターンでしょうか。
今はゲート練習の毎日ですが、気性もおとなしいくらいのようなので、ゲートは問題ないでしょう。
この中間は、師が自ら騎乗して感触を確かめているように、ユニオンの馬にしては大事にされているようでありがたい限り(失礼ですが…)。その期待に応えて、名トレーナーを唸らせるような動きを見せてほしいですね。
クエルクス(フジキセキ×ダイアゴネル by Darshaan)牝2 栗東TC 藤原英厩舎
●7/6 輸送を無事にこなし、数日はウォーキングマシーンでの運動で様子を見たが、6月26日から騎乗調教を開始。現在はハッキングで1500mほど乗っている。しばらく天栄ホースパークで調整を行い、栗東トレセンへの入厩態勢を整えていく。「順調に調整しているし、期待している馬だからね。具体的なデビューの予定などはまだ特に定めていないが、ここからは入厩も視野に入れて徐々に動かしていくよ」(師)。現在の馬体重490kg(前月比-5kg)
●7/7 本日、栗東ホース倶楽部へ移動。入厩に備え、調整を続ける。
●7/20 栗東トレセンへの入厩を視野に入れて、栗東ホースクラブでは順調にメニューを消化。「素直で乗りやすい感じですが、若干大人しすぎる印象があります。これから進めていくごとにもう少しピリッとしたところが出せるようにしていきたいですね」(担当者)とのことだが、体調等に問題はなく、普通キャンターを乗り込んだ。トレセンから近いという利点を活かし、定期的に藤原調教師や厩舎スタッフが視察に訪れ状態を確認。入厩に向けてGOサインが出され、17日(土)に無事入厩した。
■7/21 角馬場⇒坂路(普通キャンター) *入厩後、環境にもすぐに慣れており、徐々にメニューを進めて、ゲート練習も行っていく。「環境にも慣れるのは早かったし、どっしりしていて良い雰囲気ですよ。ただ、半兄も最初は大人しかったものの、途中からピリピリしていったので、注意して進めていきたいと思っています」(助手)
■7/28 角馬場⇒坂路(普通キャンター) *引き続き、順調に調整している。ゲート練習は坂路下にあるゲートを通過しているだけだが、特に問題はない。「飼い葉桶でこすって顔に少し傷を負ってしまったぐらいで、それ以外は特に問題なく調整しています。暑さに負けることもなく、元気ですし、飼い葉もしっかり食べていますよ。まだ普通キャンターだけですが、前向きさもしっかりあって良い感じです」(助手)
■8/4 角馬場⇒CW(軽めキャンター)⇒坂路(普通キャンター) *藤原英昭調教師騎乗でCWコースを半周した後、坂路で普通キャンター。「順調に調整しているが、まだ中身の成長が欲しいところもある。能力は感じているから、無理せずじっくり乗っていく予定。まずゲート試験を合格させるところまでは進めてみて、そのままデビューまでいけるかどうかは、その過程での感触をしっかり確かめた上で判断したいと思う」(師)
■8/5 角馬場⇒襷コース(ゲート練習) *通過は全く問題なくこなし、枠内駐立もまずまず落ち着いてこなす。最後はごく軽めのキャンターでスタートを切り、まずまずの反応で出ていた。更に練習を積んでいく。
無理はしてほしくありませんが、このままいってしまうのか、戻すのか?
師の判断がイイほうに出てくれるように期待したいです~。
この厩舎の馬は、期待馬は夏に1度使って、秋に休みあけで勝つというパターンが多いので、この仔もこれからの使い方で期待度がわかるような気がします。
師の判断に注目ですね。