Dr内野のおすすめ文献紹介

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無駄なアラームを減らす方法1

2014年03月16日 | ひとりごと
鳴らしっぱなしにするな、と言われても、あまりにも無駄なアラームが多くて対応しきれない、と思われる方も多いのでは。では、どうするか。
完全になくすのは難しいけれど、ちょっとした工夫で減らす方法はいくつもありますよ。
そんな方法をいくつかひとりごと。

一つ目。
患者さんにとって適切なアラーム設定を行う。

当たり前だと言われるかもしれないけど、必ずしも日常的に行われているとは限らない。
消音ボタンを押せば音は止まるし、無視していれば気にならなくなるし、設定変更をしようとまで思わない人も少なくないのでは。
でも、これは間違い。

アラームは、自分が患者さんの側から離れている時にも自分の代わりに患者さんを見てくれる、仕事仲間のようなもの。仲間なんだから、仲良くしましょう。

具体的な方法としては、アラームが鳴った時に、この状況がまた起こったら教えてほしいかどうかについて考える。
例えば、夜間に無呼吸を頻回に起こす患者さんの場合、20秒程度(フィリップスのモニターのデフォルト設定)は許容できると思われるのなら(多くの場合はそう)、無呼吸の設定を延長する。
アラームが鳴るたびに、設定変更するべきかどうか判断していると、だんだん無駄なアラームは減っていく。

そうそう。
アラーム設定は医者の仕事だとか、医者の許可無しにやってはいけない決まりになっているとか、たまに聞くけど、そんなのありえない。
ベッドサイドモニタのアラームはベッドサイドに一番近くにいる人のためにあるもの。
ナースがやらねば誰がやる?
(ナースの部分をキャシャーンに変えても可)
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1 コメント

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誤報? (名無し)
2014-03-17 10:10:06
適切に設定されていなくてアラームが鳴るのは
誤報ではなくてこちら側の問題ですよね。
"誤"報とするにはアラームに悪いきがしますが…
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