Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。
しかし、セミリタイアした人間の文献紹介なんて価値があるのか?

イドルシアのアジア部門が売却される?

2023年07月20日 | 神経
この記事から3ヶ月が経過し、その後、イドルシアはREACTについて対応したかな?と思い、久しぶりに"ピヴラッツ REACT"でググってみた。そしたら、以前はこのブログしか出てこなかったが、今回は新しいサイトが検索された。
製薬キャリア 3.0 未来の製薬会社のキャリアを考える
というサイトで、イドルシアが働き先としてどうかについて、業績などを見て評価している。
内容もちょっと面白かったのだけど、その最後に、衝撃の事実が記載されていた。
元ネタはこちら。
Idorsia has entered into exclusive negotiations with regard to a prospective strategic transaction for its Asia Pacific (ex-China) operations for up to CHF 400 million
経済用語が英語で書かれているので非常にわかりにくいのだけど、このサイトの著者によると、アジア部門の売却の可能性がある、ということらしい。

イドルシアの利益の多くは日本で販売されているピヴラッツなので、アジア部門を購入した企業がピヴラッツの販売をやめるはずがなく、あまり日本の医療には関係がないのだろうけど、僕が気になるのは、REACTの発表はどうなるんだ?ということ。
イドルシア本社はもうclazosentanの開発(さらなるRCTとか)は行う気はないだろうから過去のRCTの結果も公表しないかもしれないし、仮に公表されたとしてもアジア部門を買った企業はREACTの結果を日本向けに発表する義理はない。

おお。
だとしたらすごい話だ。。。

イドルシア本社の上半期の決算発表が7月25日に行われるらしい。
アジア部門の件についてもその時に発表があるかも。
コメント    この記事についてブログを書く
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« セプザイリスはコントロール... | トップ | イドルシアのアジア部門の売... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

神経」カテゴリの最新記事