Dr内野のおすすめ文献紹介

集中治療関連の文献紹介が主な趣旨のブログ。
しかし、セミリタイアした人間の文献紹介なんて価値があるのか?

補液の反応性の持続時間

2019年06月21日 | 循環
Roger C, Zieleskiewicz L, Demattei C, et al.; AzuRea Group.
Time course of fluid responsiveness in sepsis: the fluid challenge revisiting (FCREV) study.
Crit Care. 2019 May 16;23(1):179. PMID: 31097012.


敗血症性ショックで500mlの晶質液のボーラス投与を必要とした143例。そのうち67例は補液に反応せず、37例は30分後には効果がなくなった。

つまり補液しようと思っても、30分後に効果が残っている人は4人に1人。
逆を言えば4回に3回はしてもしなくても同じ、かもしれない。

補液って、その程度のもの、かもしれない。
コメント
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