超級龍熱

香港功夫映画と共に

『蛇王子』(SB)

2006-10-26 17:46:15 | ニュース
天映娯楽社からショウ・ブラザース作品でロー・チェン監督作の『蛇王子』がリリース。
この作品は、天映娯楽が02年に正規版を開放するまでは世界中のショウ・ブラザースの映像コレクターの間では激レア作品でした。
もし今から10数年前に「『蛇王子』?ああ持ってるけど?」なんて人がいたら・・もうその人はコレクターの間では英雄だったでしょうね(苦笑)。ただ映画自体は『油鬼子』に勝るとも劣らない大怪作(苦笑)で、これよくティ・ロンが出る気になったなぁ。
あとこの映画をさらに面白く観るには日本のキングレコードの『北京原人の逆襲』DVDに収録された映像特典を観るといいかと思います。そうすれば何故に劇中の大蛇の特撮シーンがこれだけ素晴らしい完成度なのか納得できると思います。
天映娯楽のショウ・ブラザースDVDに関しては、これまでもそれこそ世界中のショウ・ブラザースのコレクター猛者連が色々と熱い意見を交わしていますが、私は個人的には以下の点が不満でした。

(1)劇場公開時のプリントそのままの中文&英文の二段字幕にして欲しかった。開放以前に『少林寺三十六房』、『残酷復讐拳』などをそのバージョン(もちワイド)で入手していただけに、これは強く言いたいです。

(2)特典収録のオリジナル予告編もちゃんとリマスターして欲しかった。『蟷螂』のように予告編だけでしか観れない貴重な映像があるだけに余計に痛感。

(3)初期リリース分だけで止めてしまった英語吹き替え音声も入れてほしい。オリジナル中国語で観れるのは本当に嬉しいけど、やっぱり私たちドラゴン・ブーム直撃世代は英語吹き替え版も懐かしいし好きなんです。

(4)早く『飛龍斬』を出してくれ!

さらに付け加えれば将来的にリリース予定の桂治洪監督作『萬人斬』には、別編集の韓国バージョン『怒鳴剣』も収録して欲しいです。これ以前は触れませんでしたが、『怒鳴剣』のラストは何と主人公の陳観泰の生死も香港版とは異なります。
いずれにしてもショウ・ブラザースの作品群が信じられないような高画質で観れるなんて本当に良い時代になりましたね。
私も今夜は五毒系列の『大殺四方』を久々に観たいと思います(幸!)。
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