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俺たちゃならず者部隊!いざ鬼退治!佐藤流司主演『邪魚隊』来月公開!

2024-04-03 15:15:18 | 作品レビュー

さて、一昨日になりますが、都内某所で兼崎涼介監督、佐藤流司&阿久津仁愛主演のミュージカル時代劇『邪魚隊(ジャッコタイ)』(24)を試写で観て来ました。

天下泰平の江戸時代。生き別れた姉を探して町を訪れた青年侍水野平馬(阿久津仁愛)は、ひょんな事から怪しげな集団と出会います。その集団こそリーダーの鱗蔵(佐藤流司)、スルメ(橋本祥平)、鮒右衛門(小柳心)、比売知(廣瀬智紀)ら4人全員が死刑囚ながらお上の指令で闇の仕事をこなす将軍お抱えの隠密部隊「邪魚隊」だったのです。

平馬は江戸の世を騒がす謎の宗教「お太鼓教」の歌姫音御前(高田夏帆)こそ自分の姉と確信し、鱗蔵たちに邪魔者扱いされながらも「お太鼓教」のアジトに乗り込みます。しかし、そこで平馬や鱗蔵たちを待っていたのは江戸の町を恐怖に陥れている人食い鬼の仮の姿である安食満親(石井一彰)と、その右腕で剣の達人多々良(玉城裕規)だった!その瞬間、鱗蔵の脳裏に甦る安食満親  との戦慄にして悲しき過去!同じく冷酷非情な美しき人食い鬼に全てを奪われた平馬は鱗蔵たち「邪魚隊」と共に命懸けの鬼退治に挑んでいく!!

ミュージカル時代劇との事で、果たして時代劇と音楽をどうコラボさせるか?注目して観ていましたが、これが「邪魚隊」のメンバーが軽快な歌と音楽に乗って1人1人自己紹介していくシーンに始まり、ドラマ部分とミュージカルの部分が実にバランス良く描かれていて感心しました。

さらに肝心の時代劇の一番の見せ場である剣戟の殺陣、いわゆるチャンバラアクションもこれまた俳優陣が実にシッカリした剣捌きを見せていてビックリしたのですが、本作のアクション監督が倉田保昭さん主宰「倉田プロモーション」の栗田政明さんだと知り納得でした。

最後に私が最も印象に残ったのが悪の人食い鬼こと安食満親を迫力満点に演じた石井一彰の存在感でした。この正体不明の人食鬼を凄味タップリに演じた石井一彰の鬼気迫る異様な眼光あればこそ、本作『邪魚隊』を単なるミュージカル時代劇ではなく、新感覚ホラー時代劇としても見事に完成させていると強く訴えたい龍熱です。

この『邪魚隊』は5月31日からロードショー公開との事ですので是非!

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