超級龍熱

香港功夫映画と共に

ジョニー・トー作品『大事件』で久々に徐忠信を発見して・・

2008-01-14 00:56:21 | その他
土曜日は久々にリーさん信者の友人たち(皆が超強者のリーさん信者です)と集まって新年会をやりまして、延々4時間近くに渡ってひたすらリーさん話をしながら楽しく飲んで来ました。
改めて思うのですが私にとってリーさん話をするのはまさに喜びなんですよぉ。とても楽しい新年会でした。
改めて、当日お付き合い頂いたリー信者の皆には感謝したいです。

さて、昨日は改めてジョニー・トー導演作品『大事件』こと『ブレイキング・ニュース』(04)と『PTU』(03)をDVDでジックリと観直してみました。確か以前に両作品共に字幕無し版で観ていたかとは思いますが、何時かちゃんと日本語字幕付きで観たかった事もあって、今回は2作品を一気に連続で観てみました。
いや両作品共にとても面白かったですねー!特に『大事件』の敏腕女指揮官に扮したケリー・チャンこと陳慧琳の凛々しくも美しい存在感は実に素晴らしかった。
映画の中で私が特に気に入ったシーンがあるんですが、終盤で篭城していたビルから密かに脱出しバス停の人込みの中に紛れ逃亡しようとする強盗団のリーダーのリッチー・レンこと任賢斎の計画を察知したケリー指揮官は、単身リッチーの追跡を開始します。
そしてバス停でリッチーの背後に立ったケリー指揮官は、ソッと警察無線をオンにします。アッと言う間に人垣が割れて・・それに気ずいたリッチーは背後のケリー指揮官に対し振り向くと、賞賛と戸惑いの表情を浮かべながら静かに口を開きます・・

「あんた・・フォン警官だな?」
「・・・・(無言で頷く)」
「こうして見ると・・やっぱり美人だな?」
「・・・(またも無言で微笑む)」

このシーンでケリー指揮官がリッチーに対して不敵な笑みと共に片方の眉を「ピクッ」と吊り上げる挑発的な仕草がメチャにイカシてるんですよぉぉ!この後にリッチーがケリー指揮官を拉致して、“ある人物”の代わりに暗殺計画を決行しようとするんですが、その暗殺のターゲットが何とアラン・シュウこと徐忠信じゃないですかぁ(苦笑)。
いや~これはまた懐かしい人が出てるねえ!
徐忠信は昔と言うか全盛期には戴徹とかと組んでよく良質のクンフー映画に出ていましたし、実は徐忠信はアンジェラ・マオこと茅瑛主演作品『テコンドーが炸裂する時』(73)にも陳全の子分役でチョイ役出演しているんです。
先日の私とアンジェラの『テコンドー~』に関するインタビューでも、アンジェラには徐忠信についても聞いているんですが、アンジェラはちゃんと徐忠信の事を覚えていましたね。
それにしても先日観た『黒社会/エレクション』の王鍾と言い、トー導演は自分の作品の中で何気に往年のクンフー映画の名バイプレヤーをソッと客演させてくれるのが何とも心憎いと言うか嬉しいですね。
コメント (4)
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