パンと珈琲日記~整形外科じゃなくて成形~

パン焼きと珈琲を趣味とするある整形外科医の日記

ショートニングでイギリスパン

2008-06-15 07:40:32 | パン
近所のスーパーに買い物に行ったらバターが売り切れでおわびの貼り紙がしてあった。その貼り紙を指差しながら20代ぐらいの夫婦がなぜか笑っていた。何がおかしいのだろうと彼らの視線の先を追うと数種類のマーガリンが山積みしてあり、その一つに「バター風味の美味しさいっぱい。」とかなんとかいう宣伝文句のついたマーガリンがあった。

「バターを超えた風味」だったら別に気にしない。でも、そのマーガリンの宣伝文句は短い文句の中でその商品が「バターの偽装食品」であり、かつ「バターより風味が劣り」「バターはおいしい」ということを暗に認めている。今流行の自ら認めた偽装食品(笑)。だったらバターでいい。何でマーガリンなの? 

前回、ショートニングでイギリスパンを作ったときバターと併用しようかと思ったが、そういったことがあった後だったので、ここは潔くショートニングのみで再び作ってみた。先日作ったとき、翌日にケーブインしてしまったので今回は少し焼成温度と時間を変えてみた。変えたところ、翌日もほとんどケーブインしなくなった。

もちろんバターより釜伸びよし。外見もいい。食感もふわふわ。
ショートニングは偽装といえるかどうかわからないが、代替食品ではあるだろう。代替の方が本家を超えることだってある。ただやはり香、味はバターに劣る。
ここは香、味を取るか、あるいは外見、食感を取るか。



1CW 400g
塩   7g
きび砂糖 20g
牛乳  150g
水   125ml
ショートニング 25g
赤サフ    7g

HBにて計 1:20コース 10分後にショートニング投入。 ベンチタイム20分 成形 二次発酵 約50分 40度 ガスオーブン RMC-12E コールドスタート180度 3分 160度32分 計35分焼成