動物園を出てから 姥捨ての棚田を見に行くつもりだった。田毎の月の言葉はこの千枚田から生まれたらしいと聞けばそりゃぁ・・・・ それにそれだけで出かけてくる事は大変だけれど セットならこれも良いんじゃないの?
その前にご飯 ご飯
地図を見てみる。 蔵の町須坂の案内がある。 蔵の町? 良いかも 風情のある町歩きとご飯が一緒に手に入ったらね 来た甲斐があるって言うもんだわ。
駅の横の駐車場に車を駐めて歩き始める。 何処に駐めたら効率的なのか分からなかったから当てずっぽう。
蔵の町をうたっているにしては何処がその通りか良く分からない。いえ 確かに蔵はあるのです。
デーンと蔵が並んでいると勝手に思っていたので 道行く人に聞いてみる。
「須坂は 何処に行っても蔵があるよ。」
そうかぁ さほど時間もないので近くの蔵通りをあるいてみる事にする。
案内書で 美味しいご飯やさんを教えてもらう。 「味噌すき焼きがオススメだよ」って え~~っ? 味噌味のすき焼きって それはないでしょ と内心思ったので おそばも食べる事の出来る店にする。
ここの女主人 とても明るくて私たちが愛知県から来た事を知り いろんな事を教えてくださる。
蕎麦を二人前取って味噌すき焼きを一人前取ったので心配してくれた。そんなにたべられんやろ?と
良いの味見するんだから
味噌好きは思ったよりあっさりしていた。 味噌の味がぷんぷんするかと思ったけれどそうでは無かった。 うーん美味しいね。
おそばも初めて食べるあじだった。私はともかくぴーちゃんは蕎麦好き そのぴーちゃんが美味しいと・・・
何だか香ばしかった。 蕎麦の種類が違うのだろうか? 蕎麦文化の信州でも蕎麦は本当にいろんな味。
たらふく食べて 満足。 女主人が 味噌蔵を是非見て行ってくださいとおっしゃる。 この店の醤油はそこで買っているとか なぜか味噌は違っていた。
なかなか良い感じ。これは夏用だって
お店を覗くとご主人が案内をしてくださるとの事
話し好きのご主人 止まる事を知らず とても楽しい話しを次から次へと 味噌文化の事 蔵の町の事 家家はみんな道路に向かって少し斜めに立っている事(荷車を着けるために)
しばし話しに耳を傾ける。
「どうしてこんなにたくさんの蔵が建っているのですか? とても裕福なお家ばっかりに見えますが。。。」
私たちにはなじみのない町だったけれど 須坂は製糸工場で栄えた町だったのだそうで なるほど
時間が無くて じっくりは見られなかったけれど 綺麗な町でした。
雨がぽつぽつ 姥捨に急がなきゃ・・・と須坂をたったけれど すぐに大雨どころか かみなりもなり出して 高速を走っていると前も見えず したからごぼごぼ とても姥捨で降りる気にはなれず 心ひかれながらも 岐路に付く 残念。