先日、苦労して改造し、なんとか思う通りに仕上がった、なんちゃってヘッドアンプ。VOX pathfinder 10 Head。
日本のユーザーは、あまり手を付ける人がいないようなのですが、外国では当たり前の改造とされている「LED MOD(modification)」をやってみました。
VOX pathfinder 10 には、Clean と OverDrive の 切り替えボタンがついています。そして、この OverDrive の歪を生み出しているのが、赤色LED を使った、クリッピングダイオード回路のようです。
ダイオードの一定電圧以上になってはじめて電流を流すという特性を利用した歪回路のようです。
ところが、VOX pathfinder 10 は、Clean スイッチを押しておくと、やけに出力が小さく痩せた音がします。これに対して、OverDrive スイッチを押すと、途端に大きな音がするとともに、あまり上品とは言えない歪音がでてきます。
このクリッピング回路に使われている 赤色LED を取り去ることで、音量を上げるとともに、ヘッドルーム(音声信号がクリッピングし始めるまでの安全に使用可能なエリア)を広げることができるというのです。
ということで、LED 2個を半田ごてを使って取り去りました。
1個はなかなか取れなくて、引っ張ったら、足が1本取れてしまいました。まあ、戻す必要もないので問題なしです。Youtube をみるとペンチで無理やりもぎ取っている人がいるくらいですから。
で、使い方と効果ですが、まず、Clean ではなく、OverDrive スイッチをいれたまま使います。赤色LEDが無いため、歪は発生しないで Cleanトーンのまま、音量が増大するという結果になります。Clean スイッチのままでは得られない厚みのある音がするようになりました。
OverDriveをかけたいときは、ストンプボックスを使えばいいわけですから、実用性ある改造といえますね。
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