筑波山の梅林がきれいだというので、1泊旅行に出かけました。泊まりがけは久しぶりです。
東関東自動車道→圏央道→常磐道と乗り継いぎ、結構時間がかかりました(休憩入れて2時間半ぐらい)が、途中圏央道から、この間行った牛久大仏がでっかく見えて、すごいもの作ったのだなと改めて感動しました。
それでも、お昼前には、霞ケ浦のほとり、土浦に着いて、土浦城址の近く「十割そば 中村麺兵衛 」でご飯にしました。
個室っぽい仕切りのあるところもあって、注文はタッチパネル。あっという間に持ってきてくれます。リーズナブルで、結構おいしかったです。お勘定は今時のセルフレジで、年寄りには敬遠されるかも。
さて、腹ごしらえも終わったので、ここから筑波山に向かいます。
梅林の市営駐車場に停めたのですが、入り口近くには身障者しか停められず、200mぐらい奥まったところまで更に車で登っていかないと健常者用駐車場がありません。更に、そこから梅林まで相当歩きます。
後でわかったのですが、もっと梅林に近いところに民間の駐車場があって、料金が「200円」と300円も安い価格設定でした。なんか、身障者にも健常者にもやさしくない待遇です(帰りがけにもう一度確認したら、梅まつり用に民間駐車場も500円に値上げされていました)。世の中厳しいですね。そうやって民間はちびちびと稼いでいるのに、政府のムダ金使いといったらひどいもんです)。
17日から梅まつり開催ということで、準備の最中でした。
入口には3分咲きとのアナウンス看板が掲げられていましたが、山の斜面を延々と登っていくと、ほとんど満開となっている場所もあって、可愛い梅の花といい香りを楽しめました。
梅林の中ほどにある展望台(菱露台だとおもう)からは、梅の花とともに、つくばの町が見下ろせます。天気が良すぎて霞がかかっているのが残念。
この日は暑くて大汗をかいてしまったのですが、めげずに、20分程歩いて筑波神社にむかいます。
途中、大鳥居が見えてきました。
筑波神社についたと思って延々と階段を登りお参りしたのですが、こちらは、真言宗 知足院 中禅寺というお寺でした。そういえば、立っていた旗に「南無大師遍照金剛」と書いてあったのでなんか変だなとは思ったのですが。まあ、こちらも「坂東三十三観音霊場第25番札所」ということなのでご利益があるのでは。
更に道を進んだところに筑波山神社がありました。
筑波山神社は、筑波男ノ神(いざなぎ)、筑波女ノ神(いざなみ)を祭神とし、 縁結び、夫婦和合の神として信仰を集めている神社。徳川家康が江戸城守護の霊山として祈願所を置いていた由緒ある神社だそうです。
その神殿の脇を更に登っていくと、ケーブルカーの駅にたどり着きます。
筑波山神社隣の宮脇駅から筑波山頂駅を結ぶ、全長1,634m、高低差495mを毎秒3.6m、所要時間8分で山頂駅の御幸ヶ原まで運行する、日本で2番目に古い大正14年10月開業のケーブルカー。
筑波山は、標高877 m。筑波山神社の境内地で西側の男体山(標高871 m)と東側の女体山(標高877 m)からなる山。
男体山の山頂は、麓より3度ぐらい気温が低く、まだ雪が残っていました。天気がいまいちで残念でした。
びっくりしたのが、山頂の土産物の値段が昭和の時代かと思わせるリーズナブルさ。茨城は物価が安いのかも。
筑波山といえば、四六のガマ(筑波山の山麓にすむという、前足の指が4本、後足の指が6本のガマガエル~ニホンヒキガエル)ですね。前足後足ともに五本指だが、前足の第一指(親指)にあたるものは、痕跡的な骨があるだけでパッと見は四本に見え、後足は、第一指のそばに番外指と呼ばれる骨のある瘤があるので、六本指に見えるからだそうです。
帰りは赤い「モミジ号」で帰りました(行きは緑の「ワカバ号」)。けっこうガタガタ揺れて、おい大丈夫か!!というスリルが味わえます。
さて、今日の予定はすべて終了したので、ホテルに向かいます。
温泉宿の共同の浴場はコロナワクチンのシェディングが怖い(汗の中にエクソソーム(Exosome)としてメッセンジャーRNAが排出されるとする研究がある)し、提供される夕飯も量が多くて持て余し気味なので、今回は温泉ホテル・旅館ではなく土浦市のビジネスホテル、湖北ホテルに泊まることにしました。
チェックインした後、夕飯を食べに出かけます。
最初は、同じ土浦市荒川沖の評判の「たいら食堂」を狙っていたのですが、なんと行ってみたら午後6時からの営業ということで、20分も待つならと、すぐ近くの「和食 旭屋」に入ってみました。日本各地のブランド魚を食べさせてくれるという店です。
店内は私たちのみという閑散とした状態でしたが、高齢のおかみさんと調理の旦那さん(だと思う)がいろいろ説明してくれて、
「ギンポの刺身定食」(ボウズギンポだと思う) 主に道東で獲れる魚。昨今、ギンダラと並ぶ身質脂のりで高級魚となっているそうです。
「本マグロとキビナゴの二色丼」をいただきました。どちらも肉厚のアジフライが付いています。
揚げ物がついて、ちょっと多めだったかなと思いましたが、結局平らげました。旅館で次々に持ってこられる食事を無理やり食べることを考えれば正解だったと思います。
明日に続く........。