夏休みで各地が混雑する前に一泊旅行に出かけましたが、なんと37度を超える猛暑日となってしまいました。
あんまり暑かったら予定を変えるというつもりで、まずは茨城県桜川市にあるアジサイで有名な「雨引観音(あまびきかんのん)」へ。
ここから結構な石段(文政4年(1821)より1年2ヶ月の歳月を費して完成した大石段で、145段)を登っていきます。あち~っ!!
アジサイで有名なお寺ですが、アジサイ祭りの期間中にかかわらず、ここのところの猛暑で、盛りを一挙に過ぎてしまった感じでした。
雨引山楽法寺(あまびきさんらくほうじ)は、中国から帰化した法輪独守居士が587年に開山したと伝えられる古刹。聖武天皇、光明皇后の帰依が厚く、その後、弘法大師によって真言宗の道場となっている。
嵯峨天皇の弘仁12年(821)夏、大旱魃が国中を見舞い、天皇は親ら写経、当山に奉納し降雨を祈ったところ国中が大雨に潤った。そこで勅命によって当山の山号を雨引山と定めたのが由来。
「水中花」は7月1日からということで、盛りを過ぎた切り花を浮かべてあるのでしょうか。可愛いアヒルがこの花の間を泳いでいる写真がインスタ映えするようです。
極楽を思わせる蓮の花がいい雰囲気でした。
なんと、人を怖がらないクジャクが境内を自由に歩き回っています。
境内のある丘の中腹からは、桜川市が一望できます。
エンターテインメントに徹した楽しいお寺でした。
さてお昼は、桜川市の岩瀬・笠間・真壁周辺が日本有数の御影石の産地であることから、沿道に石のオブジェを配して「石匠のみち」として整備した国道50号を進み、
石匠のみち
茨城に来たら「常陸秋蕎麦」を食べなくてはと、「麵工房 秋田」で。
自然薯とろろそば(田舎そば 1,155円)と、かき揚げ桜川そば(1,100円)をいただきました。蕎麦は玄蕎麦をそのまま挽く「田舎そば」と皮を脱穀してから挽く「桜川そば(更科風)」で、けっこうボキボキして蕎麦の食感を味わえます。
熱風がピークに達していますが、次の目的地に向かいました。
笠間市の石切山脈です。
明治22年の頃から採石が始まった「稲田みかげ石」の採石場。
通称「石切山脈」とも呼ばれ、岩盤が笠間市稲田を中心に南北6km、東西8kmに渡る。
休止した採石場に地下水が貯まり、広大な岩壁が湖のような景色なっている観光施設。
たしかに、切り出した石がそのまま湖底に残されているのが見えます。
色々な石のオブジェが展示されています。
プレミアムツアー(入場料300円+1,000円)に参加すると、更に奥の採掘現場を専用ガイドが車で案内してくれるそうです(1時間)。
風が吹き抜けて暑さをしのげるところもあったのですが、早々に次の目的地へ。
伏見稲荷(京都)、祐徳稲荷(佐賀県)と並ぶ『日本三大稲荷』の一つ、笠間稲荷神社です。
祭神は宇迦之御魂神(うかのみたまのかみ)~須佐之男命(すさのおのみこと)と神大市比売神(かむおおいちひめのかみ)の間の御子
生命の根源を司る「いのち」の根の神として農業、工業、商業、水産業など、あらゆる殖産興業の守護神として人々の生活すべてに御神徳を授けて下さる神さまだそうです。
稲荷神社ということで、いたるところに狐の石像がありました。
さて、本日の予定は終了。夕飯を食べてからホテルに向かいます。
土浦のイオンの中にある「五穀」というファミレスで夕食。
日本の「美味しい」を愉しむ、なんて能書きは良いのですが、
これがぼったくりの店で、冷凍の薄い刺身に、写真と全然違う小さな鶏肉の「塩麴焼き」、魚の影が見えない「魚と揚げ出し豆腐」で4,600円も取られてしまいました。このごろ夕飯はどうもいいところに出会えません。
文句をいいつつ今日の宿泊ホテル、今年の2月にも泊まった霞ケ浦のほとりにある「湖北ホテル」。快適だったので今回もここに決めました
明日に続く.......。