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みいちゃんといっしょ

みいちゃんとみいちゃんのパパの日記

Vox Giulietta - VGA-3PS インプレッション

2025年04月17日 | MUSIC

 ひと月早い、自分への誕生日プレゼントとしてゲットした 「Vox Giulietta  - VGA-3PS」

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

VOX GIULIETTA VGA-3PS-TR トランスレッド アーチトップギター
価格:77,110円(税込、送料無料) (2025/4/16時点)


 

5日ほど弾いてみたインプレッションをあげたいと思います。

1.まず、ネックを握って感じたのが、シェイプから握り心地まで、所有している Les paul sutudio にそっくりなんです。マホガニー素材が同じというのもあるのですが、握り心地までそっくりなのは驚きました。ただ、太いアコースティック弦が張ってある(011-052 なんですかね?)、弦高をギリギリに下げても、弦を押さえるのには多少力が要ります。
  指板には、貼りローズウッドではなく、ベイクドジャトバが使われています。
ジャトバは、主にブラジルや南米に生息する木材で、強度が高く、音質も良いとされています。
 ローズウッドの代替材として、最近多くのギターで使われるようになってきたが、更に、ベイクド処理がほどこされているのは、今のところVOX製品だけのようです(ローステッドメイプルは良く耳にする)。
 ベイクド処理とは、木材を高温で加熱し、水分を蒸発させることで、木材の安定性を高める加工。これにより、ジャトバの性質である収縮や膨張を抑え、演奏時の音の安定を向上させることができるといいます。
特徴:
・高い安定性:ベイクド処理により、指板が気温や湿度による変化に強く、ネックの反りやねじれが起こりにくく安定した音質を維持できる。
・優れた音質:ジャトバ特有の明るくクリアな音色に加え、ベイクド処理で響きが豊かになる。
・美しい外観:ジャトバの独特な木目や色合いが、ギターの美しさを引き立てる(明るい赤みがかった色で、好みは分かれると思います)。

 ということで、弾き心地は問題ありません。

2.次に、アーチトップのボディから出る音ですが、やはり、非常にコンパクトにできているため、意外と音は小さいです(もちろんソリッドギターと比べたら、アンプにつながなくとも十分に演奏できる音量ではありますが、普通のアコギに比べたらだいぶ小さいです)。

 従って、ピエゾピックアップが拾う音もそれに見合った音で、低音が太い感じがしない音になっています。この辺プリアンプやエフェクターで補正してやる必要があると思います。


©Rayli 2016 All rights reversed

3.そこで、付属のプリアンプなんですが、このプリアンプを通しても音はほとんど大きくなりません。
 ボリュームとトーンをコントロール(音を小さくする、高音成分を削る)できるようになるというだけの役割でした。他のエレアコのプリアンプを試したことが無いので比較ができないのですが、ブースターのような役目は期待しない方がいいと思います。

 最初「スーパー・キャパシタ・プリアンプ」の意味が分からなかったのですが、充電式といってもニッカド電池が内蔵されているわけではなく、「電気二重層コンデンサ」(※)が蓄電してプリアンプ部に電気を供給しているようです。それが、約15分の充電で12時間連続使用可能というのですから、ブースターのような強力なことはできないのかもしれません。


(※)電気二重層コンデンサ  二次電池と異なり電極での化学反応によって電気エネルギーを蓄えるのではなく、イオン分子が電荷を蓄えるため、充放電による劣化は少なく、耐電圧付近での電極の劣化や電解質のイオン分子の劣化が長期的には少し存在するだけで、10万 - 100万回程度の充放電サイクルが可能。 また、耐電圧が低く、充電できる電圧は最高でも3V程度となるため、高電圧が必要なら直列接続が必要。。

4.そこで、シールドでアンプにつないだ時に、やはりこのギターの本領を発揮することになります。
 エフェクターで疑似的に出せるアコギの音とは比べ物にならない、リアルなアコギサウンドが響きます。ボディのコンパクトさを感じさせない音圧の豊かさと高音域のきらびやかな音は素晴らしいものがあります。

VOX Giulietta VGA-3PS Trans Red

 ということで、全体的な造りの良さ(スプルースとマホガニーのバインディングされたボディ、セットネック、木製のハイブリッドブリッジや洒落たトラピーズ・テールピース等)と、音の良さで十分満足を与えてくれる楽器だと思います。

 

 







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今年もひと月早い誕生日プレゼントをゲット!! Vox Giulietta  - VGA-3PS

2025年04月12日 | MUSIC

 去年も一カ月早く、自分への誕生日プレゼントをゲットしてしまったのですが、今年も、ついやってしまいました。

 今回のプレゼントは、またまたギターです(そんなにギターばっかり揃えてどうすんだ!!って言われそうですが)。

 いや、今回は全然違うカテゴリーのギター、初めての「フルアコ? エレアコ?」です。

 フルアコとは、ソリッドボディー(ストラトキャスターのような)と比べて厚みがあり、ボディ内部が空洞のため、アンプに繋げなくても大きな音が鳴る(この点でアコースティックギターの一種)。また、ボディ表面がアーチ状になっていることで甘くまろやかな音色になる傾向にある(エレアコのボディー表面が平面なのとは異なる)。エレアコは、スピーカー(アンプ)につないで音の出せるアコースティックギター。


フルアコ

エレアコ

その中間ともいうべき
Vox Giulietta  - VGA-3PS です

Vox Giulietta  - VGA-3PS Guitar - 2018-2021

   Giulietta VGA-3PS には三色あるのですが、最初はスプルースの木目がきれいなナチュラルと決めていました。しかし、なんかよくよく眺めていると、ぬべ~っとして締まらない安っぽい感じに見えてきて、結局スプルースの杢目が透けて見えるトランスペアレント・レッドにしました。
  既に製造は中止(VOXのWEB上では発表はされていないが)となっているため、現存数も少なく特価で販売されているのを狙ってゲットするといういつもの貧乏人パターン。
 メーカー希望価格 ¥126,500 ですが、発売当初は税込80,000円ぐらいで売られていたようです。

専用の箱に入っていました。今どき豪華ですね。
なんで英語とフランス語の併記なんですかね? 英語と中国語、ハングルを併記するのは日本ぐらいなのでしょうか?



 更に、ギグバックもついています。VOX StarStream のときもそうでしたが、VOXのギグバックは、衝撃吸収パットがちゃんと入っていてしっかりしています。

 ギターの愛称は「ジュリエッタ」と読みます。イタリア語っぽいですね。
 シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」は英語では「Romeo and Juliet」と綴り ますが、この物語の元になった ルイジ・ダ・ポルト(1530年 イタリア)が書いた物語では、舞台はイタリアのヴェローナで、主人公二人の名も「ロメオとジュリエッタ  Giulietta e Romeo」なので、おそらくこれから取った名前ではないかと思われます。また、小さなジュリエットという意味もあるそうです。

 Voxは2018年に2種類の Giulietta ギターモデルを発表しています。Giulietta VGA-3Dは、バッテリー駆動の AREOS-D ギターモデリング回路を搭載(所有している VOX StarStream のフルアコ版後継機種ともいえる)し、これにより18種類の弦楽器のサウンドをエミュレートできました。 モデリングギターは所有しているのでこれはパス!!


 

 Giulietta VGA-3PSは、ローワーバウト(下部のボディ)13.5インチ(34.29cm)と、すごくコンパクトなサイズです。
 フルホロー構造(セミアコと異なりセンターブロックがない空洞ボディ)で、バインディングとラミネート加工が施されたアーチトップのボディは、厚さ約3インチ(7.62cm)で、ラミナネート(合板)スプルーストップ、ラミネートマホガニーサイド&バックを採用。
 22フレットのマホガニー・セットインネック、42mm幅の牛骨ナット、ベイクドジャトバ(ブラジリアンチェリーウッド)指板、フルスケール 24¾インチ(628mm)を特徴としている。
 クロムメッキのトラピーズ・テールピース(ブランコ・テールピース)、フローティング・ピックガード、シールド・チューナーを搭載。


 

 VGA-3D と異なり、モデリング回路は搭載していませんが、VOX 独自の木材とアルミニウムで構成されている「 ハイブリッドブリッジ」と新開発の「 スーパーキャパシタープリアンプシステム」を搭載しています。

 VOXのエンジニアとデザイナーは、クラシックなアーチトップ・ギターのルックスを備えながらも、より簡単に演奏でき、様々な演奏スタイルや環境に適応できるギターの開発を目指したといいます。
 伝統的に、アーチトップ・ギター(フルアコ)は、フル・アコースティック・ギターか、トップにマグネティック・ピックアップを埋め込み、全てのコントロールを木材にマウントしたタイプのいずれかで提供されている。
 フルサイズのアーチトップ・ギターは見た目には素晴らしいが、その大きなサイズは往々にしてプレイヤーにとって扱いにくいと評されることがある。また、ステージでの大音量でのフィードバックにも弱いことで知られている。
 VOXは、小さめのシングル・カッタウェイ・ボディとフルスケール・ネックを絶妙なバランスで組み合わせることで、あらゆるスタイルのプレイヤーに受け入れられるモダンな楽器の設計を行った。

 ピックアップは、フルアコの標準的な「PAF型ハムバッカー」ではなく、オンボード・ピエゾ・ピックアップをハイブリッド・ブリッジ・システム(※2)に組み込み、アーチトップにありがちな鈍いトーンを一新し、ダイナミックな感度、低音、中音、高音のより均一な配分をもって、フラットトップ・アコースティック(エレアコ)に匹敵するサスティンを実現している。
 ※2 「ハイブリッド・ブリッジ・システム」は、伝統的な木製ベースに、特別に開発されたラミネートウッド/アルミニウム・トップ・セクション(ブリッジの木製ベースと上部の間にアルミプレートを挟み込んだ構造)を採用。補正されたワンピース・サドルには、独自のピエゾ・システム(※3)が搭載されており、素早いレスポンスと弦間の均一な出力を実現。さらに、この独自の素材の組み合わせは、ピエゾ・システムの周波数特性を広げ、きらびやかな高調波を加え、サスティンを大幅に向上させている。また、このブリッジは大音量時のフィードバックも低減する。

 プリアンプのボリュームとトーンのコントロールは、クラシックなアーチトップの外観を崩さぬよう、ピックガードの裏に目立たないように配置。すっきりとしたルックスを保ちながら、あらゆるスタイルに合う幅広いトーンを提供。これにより、電子部品の重量によってトップ本来の振動が阻害されることなく、スプルーストップが自由に共鳴する構造となっている。また、ローカット・ポットも搭載しており、小型のマイナス・ドライバーでギターの低音レスポンスをカスタマイズできる。

 新開発のスーパー・キャパシタ・プリアンプ・システム(最小限のコントロールで、より優れたダイナミック感度と音色の柔軟性が得られる設計)は、USB経由15分の急速充電で最大10時間のアクティブモードで演奏が可能(スーパー・キャパシタ=電気二重層コンデンサ) 。もちろん、パッシブモードでもアンプに出力できる。

 更に、VOXのデザイナーとエンジニアは、ピエゾピックアップ搭載のアーチトップギターによくあるもう1つの問題、オーバーリングにも対処しようと試みた。この現象は、ブリッジに搭載されたピエゾピックアップがフレットの音だけでなく、ブリッジとテールピース間の弦の鳴りも増幅してしまうことで発生し、演奏を妨げる望ましくない効果。この問題に対処するため、VOXは取り外し可能なストリングミュートを開発。このミュートはオーバーリングを防ぎ、ピュアでクリーンなサウンドを実現する。

※3 マグネティック・ピックアップでは、磁石の力を利用しているが、ピエゾ・ピックアップでは弦の振動をダイレクトに電気信号に変換できるため、ハウリングに比較的強く、音の立ち上がりが速いという特徴がある。 ナノフレックス・テクノロジーにより、弦の振動だけでなくボディからの振動も同時に拾うことが可能。

 さて、音はこんな感じ。フルアコというよりやっぱりエレアコの音です。トーンコントロールで低音を強調すれば、ピエゾ独特のキンキンした感じは抑えられるかもしれません。

Vox Giulietta VGA 3PS | Guitar Interactive | Review

 造りですが、Fender Squier も、中国製よりインドネシア製の方が造りがいいとの評判でしたが、確かに丁寧な造りです。バインディングの処理もすごくきれいです。フレットの面取りも丁寧にされていました(ミディアムジャンボフレットが指にあたりますが)。

 チューニングマシンが 上級機種と違って、GHOTO 製ではないので、ちょっと心配していたんですが、動きもスムーズで確実に調弦できます。ナットはやけに白くてプラスチックのように見えますが、ちゃんと牛骨です。

 これ当初 80,000円 くらいで売っていたのは頷けます。あまり人気が出なかったのか、売れ残りを特価で放出したんでしょうけど、値段からしたら随分上のグレードの品物って感じがしました。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

VOX Giulietta VGA-3PS-TR(Trans Red) 【本数限定特価】
価格:39,800円(税込、送料別) (2025/4/12時点)


 

仕様
■フルアコースティックギター
■GIULIETTA 3PS-TR
■カラー:トランス・レッド
■ボディ:スプルーストップ、マホガニーサイド/バック
■ネック:マホガニー、Cシェイプ
■指板:ベイクド・ジャトバ、R 310mm、22フレット、ミディアム・ジャンボ・フレット、パーロイド・ポジション・マーク
■ナット幅:42mm
■スケール:628mm
■ピックアップ:ピエゾ・ピックアップ
■コントロール:マスターボリューム(ピックガードにマウント)、マスタートーン(ピックガードにマウント)、プリアンプのアクティブ/パッシブスイッチ、ローカット・トリムポット(マイナスのミニドライバーで調整可能)
■接続端子:アウトプット・ジャック(1/4インチ標準ジャック)、充電用ミニUSB端子
■付属品: 調整用レンチ、USBケーブル、ギグ・バッグ
■原産国:インドネシア

 現在は、ボディの厚みを更に1.3cm薄くし、カラーリングを変更、5層積層バインディングやブロックインレイなどを使い高級感を高めた、Giulietta VGA-5TPS が販売されているようです。


 

 

 

 







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また、古い機材をゲットしてしまいました。 KAWAI「MAV-8」

2025年03月29日 | MUSIC

 デジマートを見ていたら、前から欲しかったものが出ていたので即ポチってしまいました。

KAWAIの「MAV-8」

 「MAV-8」は、MIDIパッチベイです。発売は1988年で、「マブハチ」と呼ばれ、10年近くもの長期にわたって製造されたそうです。 


「MIDIパッチベイ」とは、一つのMIDI入力信号を複数に分岐して送ったり、逆に複数の入力信号を一つにまとめることができる機器。
  何台もの音源をMIDIで演奏(操作)させる際、スルーで直列つなぎをしていると後方の機器になるにつれ演奏情報が遅れてきたり、信号自体も劣化して、音が止まらなくなったりなどのMIDIエラーを起こす可能性もある。
  MIDIパッチベイを導入することにより、信号劣化の可能性が減るだけでなく。またMIDI信号の流れが分かりやすくなり、ちょっとしたMIDIシステム変更において、MIDIケーブルをつなぎ替える手間もなくなります。

「MAV-8」は、
 入出力は4イン/8アウト。そのうち1イン/1アウトはフロントパネルに装備されているので、一時的に接続したりする際などにも非常に便利です。 


 
 パッチングはスライド・レバーで行う原始的なもの。単純明快な操作が視認性もよく逆に便利だと思います。

実は KAWAI の名前で発売されていますが、製造はあの「TESCO」なんですよね。

30年も前の機材が今でも動くって、さすが Made in Japan !!

 
仕様
■MIDI IN:4
■MIDI OUT:8
■外形寸法:482(W)×44(H)×118(D)mm
■重量:1.7kg(ACアダプタ除く)
■発売当時の価格:12,500円
■発売開始年:1988年

 

 







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SQUIER Bullet Strat のグレードアップ の最終段階 完了!!

2025年03月15日 | MUSIC

 SQUIER Bullet Strat のグレードアップ の一応の最終段階は、ピックアップカバー、ボリューム・トーンノブ、スイッチノブ、トレモロアームチップ の色をミントグリーンで統一し、こんな。Fender Custom Shop 1967 Stratocaster の雰囲気で行きたいと思います。

ところが、ミントグリーンのスイッチノブとトレモロアームキャップが手元にありません。

そこで、急遽入手。

 


 


 

 

 ところが、ドライヤーで温めたりお湯につけたりしたのですが、既存のトレモロアームキャップが外れません。

 そこで、致し方なく破壊!! 別に接着剤でとめてあった訳でもないのですが、トレモロアームに溝が掘ってあって、これががっちりと摩擦でキャップを留めていた模様。

 同様に新しい部品もいっこうに入っていかないので、溝をやすりで削ることに。

完成です!! みごとに色がそろいました。
ピックアップカバーとノブは、本当に日に焼けてこの色になったものですが、ミントグリーンの部品色がちょうどいい色合いなのには驚きました。

 

 

 






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SQUIER Bullet Strat のグレードアップに再挑戦

2025年03月05日 | MUSIC

  先日、SQUIER Bullet Strat のグレードアップを図るって、Fender Japan ST-54 DMC についていた DiMazio のピックアップ と Fender Fender サドル(11.3mmピッチ)をつけたのですが、やっぱり10.5mmピッチのものには無理だったようなので、これを改善することに。

 USA Fender には、10.5mmピッチ のものは無いようなので、他社の製品を探します。
GOTHO 製のものがあるようなのですが、さすが一流品で値が張ります。形もモダンなものです。

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

ゴトー GOTOH S21-C ギター用サドルセット クローム
価格:6,380円(税込、送料無料) (2025/3/5時点)


 

 

 そこで、安価でそこそこ定評のいい、「Musiclily Pro 10.5mm」を入手。まあ、スチール製だし、形もビンテージだし、これでOKでしょう。
 なんと、おまけに予備のスクリューとイモネジ、レンチまでついて、更にピックが1枚。得した感じ。


 

 バッチっと決まりました。家に正確なノギスがないので、10.8mm か 10.5mm ピッチか分からなかったのですが、Squier は、10.5mm ピッチ だという記事があったので、これを信頼して注文して正解でした。

 ついでに Fender USA 1979年 Stratocaster で、うまくいった フレットのバリ取りもやりました。こちらは経年劣化ではなく、廉価ギターに有りがちなフレット処理のいい加減さのためです。

 更に、ボリューム・トーンノブとピックアップカバーもミントグリーンに焼けたものに変更してアクセントにしました。トレモロアームのチップはどうやっても取れなかったため諦めました。

音も弾きごこちもだいぶグレードアップしました。

 

 

 






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Fender USA 1979年 Stratocaster フレットを調整する。

2025年03月03日 | MUSIC

 今日はひなまつり。LGBTQ で浮かれている人たちは、まさか差別的祭りだなんていわないでしょうね?

 ところで、このごろギターのリペアづいているのですが、東京の家に戻ってきて、Fender USA 1979年 Stratocaster(もう、47年ものの、立派なビンテージですね) を弾いてみたら、フレットの端が指に当たって結構弾きづらい。
 フレットのバリは綺麗に処理されてはいるのですが、どうやらメイプルネックがワンピース(一本もの)のために、経年変化(乾燥)で痩せてきたのと、ラッカー塗装が剥げて、フレットの端が飛び出て来たようです。

 そこで、フレットの端を磨いて処理することにしました。

 金属カスが出るのでピックアップを養生します(ポールピースにくっついたら剥がすのは容易じゃない)。

 先に、金属やすりで、でっぱった部分の寸詰めをして、そのあと尖った角を丸めていきます。

 最後に1200番の紙やすりを木っ端に両面テープでとめた自家製サンディングブロック(両方ともダイソーで揃いました)で角を滑らかにしていきます。45度に当てるのがコツらしいです。ラッカー塗装が剥げて、ささくれだった部分もついでに丸めちゃいます。

 完璧にはできませんが、指に当たる感覚は軽減できました。


 

 





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SQUIER Bullet Strat のグレードアップを図る

2025年02月24日 | MUSIC

 昨日の ストラト 1954 レプリカ の スイッチと ポット 交換がうまくいった(疲労困憊でしたが)ので、今日は もともと このレプリカ についていた DiMazio のピックアップと サドル を チープな SQUIER Bullet Strat につけて、グレードアップを図ることにしました。


 

 今回は弦を外すのではなくて(結局後で外すことになるのを想像できなかった)、ネックを外しました。う~ん、さすが中国クオリティー。ちょと木屑ぐらい払ってからネックを止めればいいのに。

 ピックアップは、廉価品にありがちな、セラミックピックアップにプラスチックボビンですね。
 でも、セラミックピックアップは一般的に明瞭で、固く透明感のあるサウンドを生み出し、 中域と高域のレスポンスの良さがあるというので、高級ギターにも使われていますから、捨てたものじゃないですよね。

 なんか、アースの取り回しが独特です。一旦、スイッチのボックスに送ってここから各ポットに配線しています。

 サクサクと進んで完成ですが、なんとサドルのピッチがミリ規格(10.5mmピッチ)だったので、インチ規格の Fender Fender サドル(11.3mmピッチ)は、ギチギチで広げて歪んだ位置で取り付けるしかありませんでしたが、問題なさそうです(やっぱり、問題かな?)。

 音は見ちがえるように、いい音になりました。更にサドル交換だけでも、全然音の張りが違うことが分かりました。
  そうそう、テスターで検査した時に、DiMazio のピックアップ は、センターピックアップが逆位相であることに初めて気が付きました。

 逆巻コイルだと、ハーフトーン時にノイズ除去(ハムキャンセル)効果が期待さるため、最近のストラトはほとんどが逆巻コイルが用いられているようです。ただ、位相がずれるので、音が微妙に変化するのではないかともいわれています。

 どちらにしても、グレードアップにはなりました。なんでもやってみることですね。

 

 






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ストラト 1954年 レプリカ スイッチとポット交換

2025年02月23日 | MUSIC

   さて、旅の疲れも癒えたので、故障修理と部品の更新を目的に取り寄せていた部品を ストラト 1954年 レプリカ に取り付けていきたいと思います。

 はんだ付けの部分が多いのと、配線をきちんとしたいので、脇にパソコンを置いて、YouTube の動画を参考にしながら作業を進めます。丁寧な仕事にいつも感心してみている「andy bass&guitar 」を参考にします。

清く正しいストラトキャスター配線の作り方

 ジャックからの線とアース線をはずして、ギター本体からピックガードが外れ、作業がしやすくなりました。

ポットはシャフトの太さから、ミリ規格だろうと予想して、部品もミリ規格のものを購入 

 製品は、Fender USA で標準で使われている CTS 製。当時のフェンジャパは、最高級クラスでないと使われていませんでした。更に今回の CTS ポットは、「Custom」という、抵抗体にあたるカーボンに特殊銀素材をミックスすることで、ボリューム0時の音もれをなくした仕様のもの。音もれは、ポット内部の残留抵抗が大きいために起こりますが、「CUSTOM CTS POT」は通常で平均20Ω程度あった残留抵抗を4Ω以下に抑えてこれを無くしているのだそうです。

 予想通りピックガードの穴の大きさにぴったりでした。


 

 更にシャフトが幾分長いので(ショートのものもあるのですが、寸が足りなかったらアウトなので安全策でロングのものを購入)、既存のポットに使ってあった、ワッシャーで高さを調整します。

 スイッチは、Fender の 純正。事前に配線の研究をしてあったので、迷うことなくはんだ付けを行えました
 


 

 取付ネジの穴間隔が、ミリ規格だったらまずいなと思っていたのですが、41.3mm(1-5/8)でバチっと止まりました。いや、ミリ規格だけど0.3mmぐらい許容範囲なのか?
 Fender Japan は、部品にミリとインチを混在しているので訳が分からない


 この形状のスイッチの内側の端子にはんだ付けをするときは、内部に溶けたはんだが落ちないよう、養生をして行うことが重要。スイッチがはんだで固まってしまったらアウトですから。

 Andy さんの動画を見ておいてよかったのが、Volume ポットの アース。この配線図ではよく分からないので見落としてしまったのですが、一般的には作業の手間を省いて、ポットの右端の端子をまげて底面にはんだ付けし、アースするんですね。

 この方法はちょっと力技過ぎて見栄えが良くないので、Andy さんに倣って、短いワイヤーで繋げました。

 それと、CTS のポットは、直径が約24mmと大きいので、Bridge ピックアップと干渉しないか心配だったのですが、ギリギリ収まりました。

 配線材は、Fender Custom Shop Custom 54 Pickup の長さが余分で、切り離したクロスワイヤーですべて間に合わせることができました(ギチギチですがビンテージぽっくて見栄えがいいですね~外からは見えないけど気分はいい)。

 最後にポットが緩まないように、もう一度表からナットを締め付けたら、なんとまたトーンコントロールが効かなくなってしまいました。キャパシターのハンダがポットが少しずれた拍子に外れてしまったのでした。

 これも Andy さんに倣って、キャパシターの足を延ばしてフロント用ポットとセンター用のポットに結線するのではなく、ちゃんとワイヤーで結線するべきでした。

 ということで、キャパシターのはんだをもう一度がっちりつけて完成です。なんと時計を見たら午後の5時半を回っており(朝の10時から始めた)、昼と3時の休憩をはさんで6~7時間もかかってしまって疲労困憊でした。奮闘を物語る惨状を最後に記録しておきます。

 

 






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Fender 5-Position Stratocaster® Switch の検品

2025年02月18日 | MUSIC

 さて、1954 Stratocaster レプリカ の ピックアップ交換から、結局改造がとまらず、ピックアップセレクタースイッチとポットの交換に挑戦することになりました。

 先にスイッチが届きました。

 Fender 純正 5-Position Stratocaster® Pickup Selector Switch これが一番安かった(不思議だ?)。


 

 

 早速検品ですが、構造が分からず、WEBを検索します。

 ところが、こういう図を挙げて、ご丁寧に蘊蓄を語るブログはたくさんあるのですが、スイッチの方向(取付の向きとスイッチのポジション)が書いていないためにまったく役に立ちません。だって、スイッチから出ている接続端子は上から見ると左右対称なので、こんな番号振って説明しても、向きが分からなければ意味がないのです。

 重要なのは、スイッチの取付がどの向きにある時に、スイッチレバーをどのポジションにしたら、信号の流れがどうなるかを説明することなのです(まあ、人によって何の知識を要求しているかによりますが、この図には何の意味もないことには違いありません)。

 で、Fender Pre-Wired Strat Pickguard の写真を見ると、真鍮の金具で固定されている側をギターの下側に向けてとめていることが分かります。


 

これを基に,スイッチの向きに注意してテスターで接続を確認すると以下の通りになりました。

 まず、第一に、手前4つと向こう側4つの端子には、電流の接続はありません(だから、出来上がりは端子と端子とを結線してあることが理解できます(最終結線図の青い線))。

レバーのポジションと電流の結合具合は以下の通りです。

これで、この出来上がりの結線(下記最終結線図)の仕組みが理解できますね。

最終結線図

1.ピックアップから来た Fender なら白い(HOT)線のつなぐ順番がピックアップの並びと逆の位置になっていること

2.残りの3つのどの端子とも、内部でつながっている端子どうしを結線して(青い線)、もう片方の端子側に電流を流していること

3.Bridge にスイッチレバーを倒すと、電流はトーンコントロールを通さずに、直接 Volume ポットに送られている。そのため Bridge ピックアップにはトーンコントロールが効かないということ

4.Neck と Center のトーンコントロールポットの結線が、これまたポット位置と交差していること

 どうでしょう?これが分からなければ断線や接触不良がないか検品できないし、スイッチの取付方向も結線も正確にできないところでしたから、時間をかけて研究して正解でした。

 






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雨の日の暇つぶし

2025年02月16日 | MUSIC

  今日は朝から雨で、散歩ができませんでした(傘をさして行けばいいのですが、一応休みの基準としています)。

 そこで、家にいて出来ることに勤しみました。本当に何の役にも立たないのですが、プラモデラーとしては、ついつい持っているものを、いじってみたくなるのです。

 それは、Fender TELECASTER の Bridge Pickup のボビン。
 TRADITIONAL II 50S TELECASTER の Bridge Pickupは、「Vintage-Style Single-Coil Tele」というものが搭載されているようで、残念ながら上位機種の バルカンファイバーボビンではなく、プラスチックでできていて、なし地にはなっているのですが、テラっとしていかにもプラスチック然としています。

 バルカンファイバーは、正式には、バルカナイズドファイバー (英語Vulcanized fibre)といい、セルロースから作られるシート状の硬質素材。軽量だが紙と比べて強靭で、切断や折り曲げ、プレス、切削などの加工性が良い。耐熱性(120℃~150℃)と絶縁性を持つため電気器具に使用され、安価なことから合成樹脂素材が普及するまでは日用品にも広く使用されていたもの。

 プラスチックと異なり強靭といっても、ボビンに使用すると、コイルを巻く圧力や経年変化で変形し、キャパシタンス(電圧を加えた時に蓄積される電荷量)に変化が生じ、ヴィンテージトーン形成の一因となっているといわれている。

 ということで、現在でも高級なピックアップはバルカンファイバーのボビンが使われている。逆に言えばプラスチックボビンは低価格品の象徴ということにもなる(高級品でも経年変化を嫌いプラスチックや新素材を使うものもある)。


 

 

 そこで、そんなに気になるなら、Stratocaster みたいに高級品のピックアップに交換すれば済むことですが、そこを、貧乏人根性で現状品で満足しようとあがき、更にプラモデラーの血が騒いで、プラスチックのボビンにマットなアクリルガッシュでドライブラシしてみました。

 のっぺり感が無くなり、少しはバルカンファイバーっぽくなり高級感出たかな?

 まあ、雨の日の暇つぶしでした。

 

 

 






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「Fender Custom Shop Custom ’54 Stratocaster Pickups」の音の違いを検証

2025年02月13日 | MUSIC

 さて、ピックアップを「Fender Custom Shop Custom ’54 Stratocaster Pickups」に乗せ換えた 1954 Fender Stratocaster レプリカ(もう、ボディーとネック以外は ほとんど Fender Japan ST-54 83 DMC の面影はないので、これからはこう呼ぶことにしました  )の音の違いを検証するつもりでしたが、どうしてもネック側のピックアップのトーンコントロールが効かないのが気にかかり、根性をだしてもう一度ピックガードを外して検証しました。

 前に言った通り、ポッドには故障がないようなので、セレクタースイッチの通電をテスターで確かめましたが、やはり問題ないようです。万策尽きてピックガードを戻そうと、手で配線をザグリに合わせてまとめると、なんとトーンコントロールが効くようになっているではありませんか。またちょっとピックガードを動かすと効かなくなります。

 これはと、アンプにつないだシールドを挿してハムノイズを流しながらあちこちいじってみたら原因が分かりました。フロントトーンコントロールポットのキャパシタをつないである端子の内部の接触不良が原因でした。ここをいじるとトーンコントロールが効いたり効かなかったりしています。

 こりゃあ、ポットの交換しかないなと思ったところ、少しポット自体をねじってみたら、キャパシタの足に引っ張られて内部の接触が回復したようで、その後はピックガードを動かしても問題なく正常にトーンが働き続けるようになりました。

 原因が特定できたので、今回はこのまま使うことにして、おいおいポットの交換(この際だから、ポット3つとセレクタースイッチとも全とっかえしようと思います)を行うことにしました。

 それでは、新しいピックアップの音の変化を検証します。

Fender Japan DiMazio DCS-1 VS Fender US Custom Shop Custom 54 Pickup 比較

「DiMarzio dcs-1 classical vintage」 は、どれも 抵抗値が 6.4k ぐらいあって、強力なのですが、「Fender Custom Shop Custom ’54 Stratocaster」と比較してそれほど強力な感じはしません。もしかしたらマグネットがビンテージの例にならい アルニコ3とか2ぐらいが使われているのかもしれません。

 「Custom ’54」に特徴的なのが、Bridge のキラキラした音と、Center、Neck ピックアップともに意外と明るい音がすることです。そしてこの恩寵なのか、Bridge+Center の鈴鳴り感が半端ないということです。

 いままで、Stratocaster の Bell Tone って意識したことがあまりなかったのですが、すごく特徴的な音がします。「DiMarzio dcs-1 classical vintage」では出なかった音です。

The clean tone of a Fender Stratocaster and Vox AC30

 特に、Fender Twin Reverb 系のアンプで、リバーブを効かした音で弾くと聞いたことの無い、いい音がします。

結局、苦労して投資した甲斐があった改造でした。


 

 

 






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TELECASTR に続き、1954年 Stratocaster レプリカ 完成 ピックアップ交換に取り掛かります

2025年02月09日 | MUSIC

 さて、部品(キャパシタ=コンデンサー)も届いたので、件のストラトのピックアップ交換に取り掛かります。

 まず、弦を外します。弦を外すと後で戻すのが大変なので、いままで、ピックガードを外すときは、ネックにカポタストをはめて、ネックごと取り外していたのですが、やっぱり、あまり取り外しを繰り返すとネジ山を痛めたり、ネックポットを破損したりしそうなので、今回は弦を外しました。

 ボディーに養生して、ピックガードを取り外します。TELECASTER のブリッジ外しの時と同じように、ピックガードのスクリューは順番を記録しておきます。

 これが既存のピックアップ。「DiMzio Collection DCS-1」 日本の GOTOH が制作していたらしいですが、ワイヤーはちゃんとビンテージのクロスワイヤーが使ってあります。スイッチは ALPHA ALP-5W みたいです。ポットメーカーは不明(おそらくこれも ALPHA 製)。

何かあった時のために、取付位置を記録しておきます。

 まず、キャパシタを取り替えます。既存は通称グリーンガムの 473(0.047μF) がついていました。これを、これも通称 オレンジドロップ の MONTREUX Sprague Orange Drop 716P 0.033uF 400V に変えます。1995年当時の Fender Custom Shop の ギターにも Orange Drop が使われていたのでピックアップに合わせチョイスしました。また、既存の 0.047μF だとモコモコ感が強くて使いにくいと思えたので一段落としました。

 でかいので、うまくはまるよう、何気なくつけちゃったのですが、特に極性はなく問題ないそうです(厳密には極性はあるそうです)。

 さて、Fender Custom Shop Custom 54 Pickup 登場。まず、付属のネジでネジ穴を切ります。初めて知ったのですが、ファイバーの台座には単なる穴が開いていてそこに ポッティングの樹脂が詰まっているところにネジ山を切る必要があったんですね。

 真っすぐねじ山が切れるよう注意してねじ込みます。

 配線図を参考に(といっても Fender の配線図はおおざっぱで役に立ちませんのでWEB検索して参考にします)

 何とかハンダ付けも終了し、クロスワイヤーもよじって整理しました。

 従来はスプリングでテンションをかけていたピックアップを、ビンテージの例にならい、付属のゴムチューブに替えました。ゴムチューブにすると、ハイが抑えられマットな音色になるとか、楽器の振動や衝撃を吸収し、ハウリングしにくくなるなどど言われています。

 音を出してみましたが、どういう訳かフロント(ネック側)のトーンコントロールがききません。配線も間違いないし、どこかがショートしていることも無いようです。

 ポットの故障かと、テスターで調べましたが、抵抗値もダイヤルを回せば可変していることが確認できました。となると、セレクタースイッチの故障の可能性がありますが、ちゃんとピックアップのセレクトは正常に働いているので、まったく原因は分かりませんでした。

 まあ、フロントのトーン効かせたかったらハーフトーンで調整すりゃいいや、ということで原因追及はあきらめてピックガードを復旧しました。

 ちょっと腑に落ちない点はありますが、これで完成ということにします。

結論!!

1954のヘッドストック

丸みを帯びたピックアップカバーに 中身は Fender Custom Shop Custom 54 Pickup

ショートスカートノブにフットボールスイッチチップ

Pat.Pend. Saddle

丸穴のバックプレート

良いじゃないですか!!

肝心な音の違いは後日検証します。

 

 






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1952年 TELECASTER の レプリカが完成

2025年02月08日 | MUSIC

 件のストラト のピックアップ乗せ換えをやろうと思っていたのですが、この際、キャパシターも乗せ換えようと決心して発注したので、部品が届くまで、ずっと懸案だった Fender Made in Japan TRADITIONAL II 50S TELECASTER のブリッジピックアップマウントネジの取り換えを行うことにしました。

 いくらプラモデラーの技量をもってしても、現在は寂しいかぎりですから

 サウンドハウスさんでは、MONTREUX ( モントルー )の インチマイナスネジ しか扱っておらず、これが、スクリューの長さが短すぎてピックアップの高さを下げると、ネジからピックアップが外れて落ちてしまうとのレビューだったので、さすがに人柱にはなりたくないと、購入せずにいました。

 ところが、製品ナンバーで検索したら、ギターワークスさんのWEBサイトに、FENDERの純正部品のインチマイナスネジ(P/N 0018376049)が売っているではないですか!!

さっそく注文して、作業にとりかかりました。

 まず、現状の寸法(サドルの位置とピックアップの高さ)を現状復帰の簡便さを狙って記録します。

 弦を外し、Bridge Assembly の4本のネジを外します。ネジの並びはそのままの順番に置いておきます(木ネジなので、穴やねじ切り溝を広げないように同じ場所に戻したい)。

 ボディーを養生して外します。ピックアップのコードが意外と短いので切らないように注意が必要。
 発注してあった純正マイナスネジ登場。

 ピックアップを外します。あとで気が付いたのですが、ピックアップは外さずに、ネジは1個づつ外して1個ずつ交換するようにしないと、ピックアップを戻すのに苦労します。

 ここで、大変なことを発見!! なんと、既存のネジが明らかに長くて太い。購入したネジでは、ピックアップの金具のねじ切り穴サイズにはガバガバなのと、長さがギリギリ足りないため、ピックアップを完全に固定することができません。

 だいたい、純正ねじの規格が 6-32 x 5/8インチ(外径約3.5mm、山数は32山(0.79mm)長さ1.58cm)と表示されているのですが、どう測っても 外径 3.1mmぐらいしかないので、もともと怪しいとは思っていたのですが、どちらにしても既存のネジの外径が 4mmぐらいあるので、もともと無理だったということです。

 Fender Made in Japan TRADITIONAL II 50S TELECASTER の 標準装備のピックアップは、USA Fender TELECASTERのピックアップとは規格が違うことが分かりました。残念!!

 このままじゃどうしようもないので、ありあわせのナットがミリ規格でも、なんとかネジをギリギリ受けることができたので、当面これで止めておきましたが、やはりピックアップの高さを標準ぐらいまで下げようとすると、結局外れてしまいます。

 せっかくバッチリと合う純正ものが見つかったと思ったのに、暗澹たる気分です。その日はもう作業を中止して、床に入りながらああでもないこうでもないと、解決策を考えました。

 頭を切り取ったネジをエポキシ接着剤で接着し伸長することも考えたのですが、どう考えても強度が持たないだろうと予感できます。

 そこで、浮かんだのが、トレモロアームの「がたつき」を押さえるのに熱収縮チューブをねじ込むというアイデアでした。
 ネジの直径が1mm ほど足りないので、熱収縮チューブをかぶせればネジ山もうまく噛んでいくのではないかと閃いたのです。

 翌日さっそく試します。はんだごてで熱収縮チューブをあぶって収縮させます。これでネジ山に密着して簡単には抜けません。

 やりました!!

 上手く止まってくれていますし、ピックアップの上下の可動も可動範囲は狭いが標準の高さまでなら調整可能です。そう頻繁に調整するものでもないので、これで何とか行くでしょう。
 ちなみに、ピックアップの型番は「PTP1072 A56T-PU42-830 TTC R」と書いてありました。

 というわけで、一時はどうなることかと(まあ、大したことではないと言ったらその通りですが.....)思いましたが、やっと、懸案だった 1952年 TELECASTER の レプリカが完成しました。

う~ん、音には関係ないと思うのだけれど......。

 

 

 






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Fender Custom Shop Custom ’54 Stratocaster Pickup set 無事到着

2025年02月05日 | MUSIC

 さて、2014年にゲットしたFender Japan ST-54 83 DMC」。

 こつこつと、10年かけてオリジナルに近づけようと、時間と費用をつぎ込んで改造を加えてきました。
その内訳とつぎ込んだ費用は以下の通り

Fender® Super Deluxe Vintage-style Strap, Natural 3,200円

FENDER Pure Vintage Stratocaster Ashtray Bridge Cover 1,600円

KC ハードケース EGF-120 13,200円(ポイント利用で 6,300円で購入)

Raw Vintage RVTS-1 Tremolo Springs  1,700円

FENDER Pure Vintage 1954 Stratocaster Accessory Kit  6,400円

Fender Pure Vintage Stratocaster Pat.Pend. Saddle Kit 7,200円

計 26,400円

と、見えるところはほとんど 1954 Stratocaster オリジナルです。

本体が確か中古で 48,000円 ぐらいだったから、約75,000円で 54 Stratocaster が出来上がっているわけです。

 まだ、予算をつぎ込んでも許容範囲ということで、とうとう内部に手を付けることに。
 昨日注文品が届きました。



発注はとっくにやっていたのですが、東京の家にはギター本体もテスターもなく、検品のしようもないので、最遠の指定日で注文しておきました(8日以内に検品して不具合があれば返品可能の契約内容なので)。

一応 Made in USA です。Custom Shop の 「hand wound」の Pickup は、Fender の工場内で作っているのだそうですが、これは分かりません。
ただ、Made in China って書いてあったら、即返品ですけどね。

スポンジを取ると、無造作に現れます。

 現在のピックアップのマグネットは綺麗に均一に面取りされているのですが、「手作業で面取りされている」というだけあって、微かな面取りのものもあって、それぞれ角の形が異なります。

 シングルコイル Pickupの マグネットはポールピースの頭の形状を削って変えることで音の調整を行っているのだそうです。
 磁束線は尖ったポイントから発生する。フラットなポールピースでは角から出る。そこで、ギザギザがあると尖ったところから出るため、磁束線の集束度に濃淡が出て、音の揺れにつながることになるそうです。
 この調整によって、分離感を出したり、倍音感を出したり、レンジを広くしたり狭くしたりできるのだそうです。そのため、わざわざ「手作業で面取りされた アルニコ5 マグネット」と、特徴としてうたっているようです。

  Fender Japan ST-54 83 DMC にもともと載っているピックアップは、
「DiMarzio dcs-1 classical vintage」 というもので、Fender  Japan  では、当時「DiMarzio Collection」と銘打っていたものです。


「DiMazio との コラボレーションにより日本で誕生した」と説明があるとおり、アメリカ生産ではなく、日本製だったようです(DiMarzioのウェブサイトのニュースセクションで、Gotoh japan が製造しているとの記事がでていたとのこと)。 

 Gotoh のピックアップは海外での評判も高く、現に鳴らしていても不満はなかったのですが、一応アメリカで巻いたFender のピックアップの音を聴いてみたいじゃないですか。

 この Custom 54 Pickup は、1995年から98年の Custom Shop Dick Dale Signature や Relic シリーズ 、American Classic Stratocastersに実際のせられていた ピックアップのようです。
 随分昔に設計されたピックアップですが、現在も Fender Shop の リプレースピックアップのラインナップにあがっているくらいですから、需要があり評判はいいものではないかと思います(在庫処分の可能性もあるのかな? 年取ると疑い深くなって.....)


Fender Custom Shop Relic


The Very First Fender Custom Shop Relic | 1995 Fender 50s Mary Kaye Vintage Blonde |


1995 Fender Custom Shop Artist Series Dick Dale Signature Stratocaster


1997 Fender Custom Shop Dick Dale Signature


1995 Fender Custom Shop American Classic Stratocaster


1995 Fender Custom Shop American Classic Stratocaster, Part1

 ところで、発売されてから長年月が経っているため、この Pickup のパッケージにはいろいろなものがあるようです。

発売当初のものは、豪華です。



キャプションにはこう書いてあります。
  サーフィンを楽しみましょう! バンドの前面に響くクリーンでエッジの効いた Strat® トーンをお探しなら、Custom '54 Strat® ピックアップが必要です。このビンテージ スタイルの Strat® ピックアップの強化セットは、交互に配置され、手作業で面取りされた Alnico 5 マグネットと Formvar マグネット ワイヤを巻き、クラシックなベル トーンとクリアな倍音を強調します。ブリッジ ピックアップは、出力がバランスよく増加するように調整されています。Custom Shop Dick Dale および その他のCustom Shop Stratocasters® の標準装備です。

時が経って、パッケージはだんだんそっけなくなっていきます。

今回ゲットした製品のパッケージが最新のもののようです(長年、楽天の倉庫に眠っていたものではないようです)。

 さて、購入したものの、今後、結構なお仕事が待っていることになります。まずは、テスターで検品ですね。

 

 






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トランプ大統領就任記念にかこつけて、Fender 54年仕様の Pickup を買う

2025年01月27日 | MUSIC

 2024年は、Fender Storatcaster 生誕70周年 だったので、何か所縁のものをゲットしようと、この前チャンスを逃した10年前から考えていたのに、結局あまり関係ない Fender MIJ Telecaster をゲットして終わってしまいました。

 ということで、何か不完全燃焼ぎみだったのですが、ここへ来て、本命の AMERICAN VINTAGE II 1954 STRATOCASTER が発売になりました(と言っても、日本発売は2024年4月ごろだったようですが、すぐさま売れてしまい、最近第2弾というか売れ残りというか目につくようになった)。


70th Anniversary American Vintage II 1954 Stratocaster®  ¥ 396,000 (税込)

 でもね、Fender Japan 製といいながらも、現在 54 Storato は持っているし、そのギターにいろいろ手間とお金をかけて、オリジナルに近づけようとブラッシュアップしてきたわけですよ。
    これに加えて American Vintage II を買うとすれば、クローゼットコレクション用としてしか価値が見いだせないのですよね。それに安いものでも33万円ですからね(まあ20万円ぐらいの資産価値はあるでしょうが)。

 というわけで、今回も 70th Anniversary 1954 Stratocaster は諦めることにしました。

 そこで、気を取り直して、トランプ大統領就任記念にかこつけて、54年仕様の Pickup を買って、手持ちの 54 Storato に組み込んでやろうかと考えました。

 現在所持している 54 Storat には、DiMarzio の Fender Japan オリジナル Pickup がのっています。特に不満は無いのだけれど(Bridge Pickup のジャキジャキ感が足りないかな?)、USA Fender オリジナルの音を聴いてみたいじゃないですか。

 現在 Fender が発売している 50年代仕様のピックアップには以下のものがあるようです。

1. Fender USA 70th Anniversary 1954 Stratocaster Pickup Set
価格:¥ 55,000 (税込) 実売価格 37,200円

70th Anniversary American Vintage II 1954 Stratocaster に乗せてあるものを単体で販売しているもの。


 

製品キャプション:1954製のヴィンテージ Stratocaster®の本物のサウンドを再現するために特別にヴォイシングされた 70th Anniversary 1954 Single-Coil Strat®ピックアップは、フェンダーの楽器を有名にしたウッディでウォームなキャラクターと、クリアで煌びやかなベルトーンに満ちています。
 低出力デザインの本ピックアップセットは、面取りされた アルニコ 3 マグネット、クロスカバーワイヤー、よりソフトなトップコーナーラジアスを持つヴィンテージシェイプのカバーなど、本格的な仕上げが特徴です。70th Anniversary 1954 Stratocaster®ピックアップは、ドライブした時にきらめき、吠え上げるような説得力のあるトーンを呼び起こします。

特長
明るさとガラスのような質感を実現する Formvar マグネットワイヤー(50年代から64年まで使われていた素材)
Inductance:Neck/Middle/Bridge: 2.6 Henries(インダクタンスが大きいほうが起電力が大きくなる)
よりフォーカスが合い、ダイナミクスが強化された アルニコ 3 マグネット
DC Resistance:Neck/Middle/Bridge: 5.8k(直流抵抗とは直流電流に対する抵抗値で、銅線の太さとターン数に関係。一般的にはよりゲージが細いほど、また、ターン数が多いほど直流抵抗は高くなり、直流抵抗が高いほど出力は大きくなるが、高音域が低下する)
時代に合わせたクロスワイヤーとファイバーボビン構造
交互に配置されたポールピースが各弦の音量と出力をバランスよく調整。
ワックスポット(ワイヤーをワックスで固定して、余計なマイクロフォニック効果を抑制する目的で行われる)

Fender 70th Anniversary American Vintage II 1954 Stratocaster | Demo and Overview with Lindsay Ell

 

2.Pure Vintage '57 Stratocaster Pickup Set
価格:¥ 31,680 (税込)  実売価格24,000円


 

製品キャプション :Pure Vintage '57 Stratocaster ピックアップは、典型的な1950年代の Stratocaster トーンの本質を捉えたピックアップです。パーカッシブなローエンド、まろやかなミッドレンジ、滑らかなハイエンドの煌めきが、理想的なミディアム出力の50年代後半のパンチを生み出します。ヴィンテージボビン構造からクロスワイヤリングまで、すべての Fender Pure Vintage ピックアップは、本物の、伝統的なフェンダートーンとパフォーマンスをお届けします。

特長
全体のブライトネスを向上させる Formvar コーティングを施したマグネットワイヤー
よりフォーカスされ、ダイナミクスが強化されたアルニコ 5 マグネット
Inductance:2.47 Henries
DC Resistance:5.95K
各弦の音量と出力のバランスを均一化するスタッガードポールピース
ワックスポッティング済み
時代を反映したクロスワイヤーとファイバーボビン構造

Pure Vintage '57 Stratocaster Pickup Set | Fender

 

3.Custom Shop Custom '54 Stratocaster Pickup Set
価格:¥ 37,950 (税込) 実売価格 同価格


 

製品キャプション:Fender Custom Shop Custom ’54 Strat ピックアップは、Stratocasterをロックの歴史でもっとも崇拝されるギターにまで押し上げた、あのクリアなトーンと高められたサスティーンを確実に再現します。シングルコイル構造により、1954年のStratocasterギターを連想させるカッティングトーンを忠実に真似することができます。
特長
明るさと透明感を実現する Formvar マグネットワイヤー
手作業によるスタッガード・ポールピース(手作業でポールピースの傾斜を面取りしたもの)
アルニコ 5 マグネット使用による、鮮明で、よりダイナミックなトーンに。
DC Resistance:Neck/Middle Pickups: 5.9K. Bridge: 6.5K
Inductance:Neck/Middle: 2.4 Henries, Bridge: 2.75 Henries.
当時と同じクロスワイヤーとファイバーボビン

Fender Custom Shop Custom '54 Strat Pickup Set | Fender

 

4. Fender Custom Shop Fat 50s Stratocaster Pickups


 

製品キャプション: Fender Custom Shop Fat ’50s Stratピックアップは、あなたが愛してやまない1950年代のシングルコイルの Stratocaster サウンドを響かせます。ワイヤリングの改良によって、低音のレスポンスが強化され、21世紀らしさも加わっています。

特長
Formvar マグネットワイヤー
ミドルピックアップは逆巻仕様
手作業によるスタッガード・ポールピース
アルニコ 5 マグネットを採用し、よりダイナミックに
DC Resistance:Neck: 6.26K, Middle: 6.34K, Bridge: 6.43K
Inductance:Neck: 2.49 Henries, Middle: 2.5 Henries, Bridge: 2.63 Henries
当時と同じクロスワイヤーとファイバーボビン

Fat '50s Strat Pickup Set | Fender

 

【ピックアップ解説】お薦めのカスタムショップ製ピックアップをご紹介します!!【ストラト編】

 

 さて、こう比べてみるとやはり、Custom Shop Custom '54 に魅力を感じます。
1.何といっても Fender Custom Shop 製 そんな高級品、いままで買ったこともない。Pure Vintage '57 は価格が魅力的ですが、何か音が薄っぺらく感じます。

2.70th Anniversary 1954 Stratocaster Pickup は、確かに 54年の仕様に忠実(アルニコ 3、 Inductance:Neck/Middle/Bridge: 2.6 Henries DC Resistance:Neck/Middle/Bridge: 5.8k )なのかもしれませんが、ちょっと非力すぎる感じがします。更に価格が近時の物価高騰を反映してか、75th のご祝儀相場なのか、ぼったくりの感じがします。

3.  Custom Shop Custom '54 は、アルニコ 5 、DC Resistance:Neck/Middle Pickups: 5.9K. Bridge: 6.5K、Inductance:Neck/Middle: 2.4 Henries, Bridge: 2.75 Henries と、ダイナミックさが加味されており、更にBridge ピックアップが独自に強化されているのがいい(Custom Shop Fat 50s は逆に強化しすぎですよね)。

 ということで、決心して Custom Shop Custom '54 を狙っていたら、実売価格より 8,000円 ぐらい安い値段で出しているお店(もちろんアフターサービスを考えて、超有名店です)を偶然見つけたので、即ポチってしまいました(実は一昨日、他の店でタッチの差で売り切れだったので、まあゆっくり探そうと思っていた矢先でした)。

 ギターは田舎の家にあるので、戻ってから取り付けの報告をしたいと思います。

 

 





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