テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

戦争は神様がくれた試練・・・

2005-12-24 | 本・マンガ・アニメ

クリスマスだからといって、とくにこれといって宗教観のない我が家では、子供のためにプレゼントを用意して、ケーキやチキンを食べる日になっています。普段から神様を信じているわけでもないし、こんなときだけキリスト教ぶってああだこうだ・・・っていうのもナンセンスというのが、私たち夫婦の共通見解なのですが・・・。

そんな私たちが「クリスマス」と聞いてまっさきに思い出す話・・・それがコレです。

・・・マイケル・モーパーゴ作 評論社

言わずと知れた1914年、英独両軍による「クリスマス休戦」のお話です。

・・・あまりにも有名な話なので、内容は省きますが、これぞ「宗教」のもたらす最大の力だと思うのですよ。同じような話は、フィクションですが「ビルマの竪琴」のなかにも出てきますし、戦争映画なんかでも同じような光景がちらっと描写されたりしますよね。

「神」の存在っていったいなんなんでしょか。世界中で「宗教」の名の下争いが絶えない現在において、「神様」っていったいなんなんでしょうか。

信じることが自分の力になる。信じることで自分を正当化できる。信じることで他人と分かり合える。信じることが、信じることで・・・・・・。

そう考えると、どうして同じように心に「神」への信仰をもったもの同士、争いが絶えないのでしょうか

「戦争」とは、増えすぎた人口を減らすために神様が与えた試練なのでしょうか。

「クリスマス休戦」では、英軍と独軍が、たがいに敵同士でありながらもおなじ「神」に対する信仰をもっていました。「信仰」の前では国同士の争いもまったくちっぽけなものでした。でも、兵士たちはクリスマスが終われば上官の命令に従い、同じ素晴らしい時間を過ごした「敵兵」に刃を向けなければならなかった・・・なんてむなしいことでしょう。愚かなことでしょう

うまく言えないけど、「神」の存在って結局のところ、為政者にうまく利用されているだけのような気がします。みんな、とくに日本人、クリスマスだからってウカれてないでもうすこし世の中のことを考えてみてください。どうして今、こんなに世間が混沌としているのか。どうして争いは絶えないのか。

どうして人は生きているのかを。



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2 コメント

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TBしちゃいました (mizzie)
2005-12-24 14:21:34
僕が戦争に関して書いた戯言が過去記事にあったので、思わずそれでTBしちゃいました。戦争と宗教に関しては、井沢元彦氏の『ユダヤ・イスラム・キリスト集中講座』という本にも少し触れられています。

僕個人としても、宗教は経済や為政者に利用されているとは思います。
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メリークリスマス! (hana(本人))
2005-12-25 00:14:15
>mizzieさん

クリスマスイブ・・・激寒ですねぇ~。また雪降るんですかね?

クリスマスで思い出したけど、スマトラ津波からもうすぐ1年ですね。1年って、あっという間に感じますが、この1年でなにか学んだことがあったかなぁ?なにか成長できたかなぁ?と思うと疑問です。そう考えると、毎日の生活の中に「信仰」がある生活っていうのは、日々反省ができるという点では素敵なことかもしれませんね。
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