テムテムな日常

頑張れみんな!頑張れ自分!

「悪の家系」3週目

2009-05-22 | タイドラマ
第9話
家に帰ってきてしまったダーオをノーンは家まで追いかけてきます。警察からプに依然身の危険があることを言われているノーンは、ダーオにもそのことを話すのですが、話を聞いていたトンに「ダーオがそこまでする必要があるのか」と迫られます。「金持ちは、自分の問題すら自分でなんとかしようとしない」と責めるトンをダーオは諌め、ノーンと一緒に病院へ向かいます。

プにアメリカ留学の話を持ちかけるダーオ。「あなたのためになることだから」と言われ、プはノーンの差し金だとすぐに気付き反論しますが、ダーオの熱意を感じ、留学することを了解します。「ダーオと婚約させてくれるなら行く」と言うプに、ダーオも、話を聞いていたノーンも困惑します。ノーンはプに「ダーオとは身分が違いすぎる」と反対し、ダーオにも、婚約を思いとどまるよう迫ります。

ノーンのもとから逃げるように家に戻ってきたダーオ。深夜にも関わらず家の鍵があいていて不審に思います。ドゥアンとスダーが縛られているのを見つけたダーオは、すぐに逃げようとするのですが、報復に来ていたドゥアンの店のオーナーに捕まり、乱暴されそうになってしまいます。偶然ダーオの様子を見に来たトンに3人は助けられるのですが、もみ合いになるうちにろうそくが倒れ、家は火事で焼け落ちてしまいます。

病院に運ばれた3人に付き添うトンは、治療費の心配をします。「絶対に払いますから」と受付で懇願するトンのもとへ、ノーンがあらわれます。ダーオの家が火事になったことをニュースで知ったプとポーンも一緒です。ノーンは、ダーオに対して行きすぎたことを認め、医療費を全額支払うことを約束します。ダーオの手を握るプを、ノーンとトンは複雑な気持ちで見つめます。



ダーオから「トンは恋人ではありません」と言われ、少しだけ表情を緩めるノーンがかわいかったですね。家柄のこと、身分違いのことでダーオとの交際をノーンに反対されているプですが、「ダーオは素敵な子。それだけで充分だ」とノーンに反論するプがなんかすごく男らしかったです。いろいろと理由をつけて、自分の気持ちをごまかしているノーンに比べたら、よっぽど潔い!ノーンの恋人ワディーの動きも気になりますね。ノーンがうすうすダーオに対し特別な感情を抱いていることを、女の感で見抜いているのでしょうか。そしてダーオたちのことはラットたち夫妻の耳にもはいるようです。このことでさらにワディーとの対立が深まりそう・・・。


第10話
スダーは検査の結果、癌におかされていることが判明します。「ダーオには心配をかけたくない。絶対に言わないで」というスダーに、ドゥアンも同意。トンにも口止めをします。そしてダーオの見舞いにラットと妻ワライがやってきます。ダーオのことを心から心配し、慈しむワライと、そんなワライに付き添うラットの姿を見たドゥアンは、ダーオをラットの家に養女としてだすことを決意します。

ダーオに養女になるよう説得するドゥアンたちでしたが、当然ダーオは納得しません。しかし、すでにラットから生活に充分なお金をもらったことや、ダーオを育てる必要がなくなると自分達も楽になることなどを話し、とうとうダーオも納得します。ダーオが養女になることはすぐにノーンやプの耳にも入り、「これで家柄の問題はなくなった!」とプは無邪気に喜びます。

ダーオはドゥアンとスダー、トンに付き添われラットの家に向かいます。ドゥアンにとっては、この家は以前自分がメイドとして働いていた家でもあるわけです。「ダーオのことを宜しくお願いします」と言うドゥアンに対し、「本当の娘として大切に育てます」と約束するラット。一方、ダーオがこの家にやってくることを知ったワディーは、ダーオに対し嫉妬心をあらわにします。

ダーオが養女になることで、家柄の問題もなくなり、プはノーンに「ダーオと婚約したい」と改めて訴えます。反対する要因のなくなったノーンも、同意するしかありません。ダーオにプとの婚約話を打診します。もちろんダーオは驚き、動揺するのですが、最終的には「あなたが望むのならば」と婚約することに同意します。喜ぶプとは対照的に、ノーンは寂しそうな表情をみせます。



今のところ、美人で優しくて理解のあるワライですが、実は自分が養女に迎えたダーオは、愛する夫ラットが昔愛した女の子供・・・この事実を知ったときに、ワライはどう思うでしょうか。ダーオをラットの家に送り届け、見つめ合うドゥアンとラット・・・どうしてこんなことになってしまったのか。もとはといえば、若さゆえの過ち、ということになるのでしょうけど、そのためのどれだけの人が傷つき、傷ついていくことになるのでしょう。ラットの家に入り、ドレスを着せられきちんとメイクをしたダーオがすごく可愛かったですね。しかしこれからは、ダーオをこころよく思わないワディーも同じ家に暮らすことになります。無事に過ごせればいいのですけれど・・・。


第11話
ダーオがプと婚約することに、ラットとワライも「あなたが納得しているのならば」と祝福します。ノーンはプのために、家に代々伝わる婚約指輪を用意します。ダーオの婚約に納得がいかないトンは「そこまでする必要ない」とダーオに迫るのですが、ダーオの決意は変わりません。スダーとドゥアンも「ダーオがいい暮らしできるならそれでいい」とトンと諌めます。

「その指輪は、我が家に伝わる由緒正しいものだ。指輪にふさわしい人物になって欲しい」と話すノーンに、ダーオは再び「あなたが望むなら」と答えます。一方ダーオに託された婚約指輪が、自分のものになると思い込んでいたワディーはダーオに対し怒りをあらわにします。ノーンにも「どういこと?」と詰め寄るのですが、ノーンは「僕らが婚約するときには、また新しいものを買うから」と相手にしません。

ダーオを心配したトンから電話がかかってくるのですが、ダーオは「私は大丈夫だから」と悲しみを堪えます。一方アメリカに旅立つことになり、別れを惜しむプは、ノーンに「ダーオのことを宜しく頼みます。自分がダーオを愛しているのと同じように、ダーオのことを愛して欲しい」と頼みます。ノーンも「ダーオのことは責任持ってきちんとする」と約束します。

ノーンがワディーを尋ねてダーオの屋敷にやってきます。「夕食を一緒にどうだ?今日はダーオが作るそうだから」とラットに提案され、キッチンに立ち寄るノーン。小麦粉の袋を開けようとしたダーオを手伝ううちに袋が破れ、二人は粉まみれに。しかしそんな様子を見ていたワディーは激怒。「私の男に近づくなと言ったはずよ!」と料理をめちゃめちゃにしてしまいます。



ワディーがなかなかいい悪役っぷりを発揮しはじめましたね。ノーンのいうように、当主としての権利は、ノーンもプも同じこと。「自分達の結婚はまだ先になるから」とプに由緒正しい婚約指輪を渡すノーンでしたが、当然ワディーには面白くない結果になることは明らかです。すべてのことを、自分の気持ちはあとまわしにして「あなたのために」とノーンを立てるダーオがけなげで観ていて辛いです。しかし婚約までしてしまったらノーンがダーオとどうこうする隙はなくなってしまうわけで、それこそワディーのいうように「こそこそ色目使うような真似して!」ということになりますよね。ダーオはなにも悪くないんですが。


第12話
キッチンでひとり涙していたダーオに、ワライが声をかけます。「なんでもありません」とワディーのことは口にしないダーオ。ワライはそんなダーオを優しく抱きしめます。一方、スダーを病院につれていったドゥアンたちは、トンのタクシーの車内に財布が置き忘れられているのを見つけます。「これで治療費を払おう」と喜ぶスダーに対し、ドゥアンは持ち主に返すよう提案します。

財布の持ち主は大学教授の女性でした。丁寧に礼を述べ、お礼にお金を、という彼女の申し出を丁寧に断るドゥアン。スダーとドゥアンが仕事を探していることを知った彼女は、「ちょうど使用人を探してたの」と自分の家で働くことを提案します。またアメリカにいるプは、同じマンションで偶然出会ったタイ人の女の子と親しくなります(彼女こそこの大学教授の娘でした)。

ノーンに電話をいれたプは、ダーオに携帯電話を買ってやって欲しいとノーンに頼みます。そのころダーオは、トンと仲良く話をしていました。ダーオのことが気に入らないワディーとその母親は、トンとダーオの関係をノーンに密告します。二人が一緒にいるところへ、ノーンが登場。「この家のものとしてふさわしくないことはするな」と釘をさします。

涙を流すダーオに、ラットが声をかけます。両親が自分を養女に出す際、ラットからお金と新しい家をもらったと聞いていたダーオは、ラットのそのことを話すのですが、ラットに「私はそんなことしていない」と言われ動揺します。いてもたってもいられずトンを呼びスダーとドゥアンの働く屋敷へ向かい、事実を確認します。そしてダーオを送り届けたトンのまえに、ワディーが現れます。



教授の財布にはいっていた大金を当然のように使おうとするスダーと、持ち主に返すのが当然と考えるドゥアン。仕事も決まり「神様はちゃんとみていてくださった」と喜んでいた姿が印象的でした。そしてアメリカにいるプですが・・・同じタイ人留学生の女の子ラックと、これからなにかありそうな予感。「いつでもダーオと話せるように」とダーオに携帯電話をもたせたプですが、ノーンは「あのタクシー運転手と話すためのものじゃない」と念押ししていましたよね。いくらダーオが「兄妹の関係でしかありません」と訴えても、やはりノーンには二人の関係が面白くないものなのでしょう。ワディーがトンにダーオの携帯番号を教えていましたが、来週はこの番号を巡ってひと騒動ありそうですね。