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十二支から見た漢方薬

2012-09-22 00:15:00 | 十二支と漢方 マリリンモンロー

十二支から見た漢方薬

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ツー、チョウ、イン、マオ、チェン、スー、ウー、ウェイ、シェン、ヨウ、シュウ、ハイ

ね  うし  とら  う たつ  み  うま ひつじ さる  とり  いぬ い

鼠  牛   虎   兎 龍   蛇  馬  羊   猿   鶏  犬  豚(猪)

(犬は獣偏に句 の ゴウでもある)

順に陽 陰の繰り返しで元に戻ります。五行との関係等は省略します。

以下、私が知っている漢方薬を述べます。

五霊脂ウーリンジ大便)                活血止痛 化止血

ムササビの便 鼠の便ではない。ムササビの便です。

矮地茶(紫金)(ヤブコウジ)呼吸器疾患の咳止め

蒡子 薄荷との共通点は共に風熱表症に対して使用、透疹、利咽作用有り

副作用:潤腸通便(軟便の風熱患者には用いないほうがいい)

発汗作用は弱い。解毒作用がある。(熱毒による扁桃腺の腫脹に効果)

小麦粉+牛蒡子の粉+酢 を流行性耳下腺炎「腮ジャーサイ」に外用

近年、抗ウイルス作用が板?根、大青葉などと共に発見された。牛蒡の種です。

早い話が。

シュイニウジャオ清熱涼血 解毒定●(ニスイに京)定●は痙攣止めの意味。用法は犀角なら冲服(頓服)1.5-3

補足:犀角シージャオ(苦、咸,寒)(心、肝、胃)絶滅危惧種犀(さい)の角(つの)涼血(血熱をさげる)止血(血熱妄行の時に使用する)

火、安神作用:安神目的では1-3gを冲服する、6gは極量で意識不明のときに使用する。(水牛角であれば15-30g前煎、安神作用はない)前煎とは成分の抽出に時間がかかるから他の薬剤より前から煎じる の意味。つまり、水牛角をがりがりかじっても駄目ということ。

牛黄ニウフアン ごおう 清熱解毒 竅定(●はこの字です)

(牛の胆石)(苦、涼)(肝、心)(清熱解毒)熄風 子供のひきつけ

赤ちゃんが誕生して3日以内に牛黄を薄く舌の上にぬると

胎毒が払われ、湿疹(オムツかぶれ)、新生児黄疸が軽くなります。

牛黄清心丸の説明は省略します。ともかく、熱が下がらないときには効果抜群です。高価です。偽物注意。

?牛子チアンニウズ けんぎゅうし 朝顔の種です。下逐水 殺虫攻積(回虫など)注意:多量に使用すると毒性があり、下痢がとまりません、祛瘀作用もあります。腹が空いても大量に食べないで下さい。死ぬかもしれません。

膝(ごしつ うしひざ で覚えればいいです 中国語 ニュウシ)四川省産の川牛膝などなどすでに紹介していますので、ドクター康仁 牛膝で検索してください。帰経は肝腎  ①涼血祛瘀 ②補肝腎 強筋骨 ③利水通淋

④引火下行に働く。河南省産を准牛膝  四川省産を川牛膝と呼ぶ

補足:当地薬剤 上海産は ?フー 山東省産は魯ルー 広州産は粤ユエ 河南省産は晋というように産地名を示す漢字の次に薬剤名が続きます。中国漢方薬の場合です。日本では北海~、九州~、四国~とかの産地名はありません。中国産も勿論ありません。本場と、ごっちゃになってしまうからです。

准牛膝補肝腎作用、川牛膝は利水、消腫作用が強い、授業では活血作用が強いと教えられた記憶があります)

    涼血祛瘀:通経作用、子宮収縮作用、乳香、没薬と共に打撲捻挫に用います

補肝腎 強筋骨

臨床:腎内科では腎虚の腰酸に対して牛膝10g+杜仲10gが効果的とされ処方されています。牛膝の補肝腎、強筋骨作用が強調されているのです。腰酸とは簡単に腰痛と考えてもいいですが、本当はちょっと違います。