「叫び」を見ると がん悪液質をどうしても連想してしまう
がん患者はどんな原因で死ぬのか? 癌で死なないために (7-1)
悪液質の改善
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燃えるような空と、不気味にうねる海岸線を背にするムンクの代表作「叫び」
である。私はこの絵を見るたびに、今までの医者として携わってきた診療のなかでの数え切れないほどの癌患者さん達を思い出す。
① ガリガリに痩せている
② 皮膚の色艶が全く無い
③ 目が落ち窪み、眼窩がはっきりとしている
④ 口渇が激しい
⑤ 食欲は極端に低下している
⑥ 唇は乾燥気味で、舌は萎縮している
絵の中では、甲高い「叫び」が聞こえてきそうであるが、私には「声にならない叫び」つまり「声を出そうにも、無力で発声できない」あるいは「かすれたうめき声のような力の無い叫び」である。
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M氏は私が西洋医としての治療のみを行っていた時期の最後のがん患者さんである。完全な悪液質に陥っておられた。抗がん剤治療を行いつつ、中心静脈栄養で自宅療養中であった時を思い出し、記憶に頼り描いたものである。
今日も診療が始まる、、。悪液質の改善を目指す道のりは遠い。