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丹参(たんじん)のありがた~い作用

2006-09-09 10:48:12 | 健康・病気

長年愛用している、私のお気に入りのやかん。ホーロー素材で綺麗なお花の絵が描かれていて、見た目と~っても素敵なんですけど・・・

実は、やかんの底が溶けちゃってまして・・・(苦笑)。というのは、焦がしちゃったんですね。レンジの電気を消し忘れて(恥)。今から思ったらよく火事にならなかったな、と(汗)。ちなみに、家族には極秘事項。(笑)

底のホーロー部分が完全にとけちゃってるのはその証拠でして・・内部なんてもうオレンジ色に錆び付いちゃってる。

でも、買い換えられない。絶対買い換えたくない。何故か?それは・・・

大のお気に入りだから。ぐふふ♪

というわけで今の私、そのやかん用の「錆び取り剤」?が欲しいのです。とにかくあのオレンジ色をどうにかして消したい。錆を取り除きたい。

院長!丹参って・・・やかんには効きませんかねぇ??

院長:「いやぁ、君・・・いくらなんでもそれは『やかん』やろ!(「あかん」やろ」

・・・・・・・。

お後がよろしいようでぇ~♪(笑)

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フリーラジカルを抑える漢方薬で暴力団(癌組織)を眠らせろ

「フリーラジカル」とはなんでしょう?

自由に動き回る電子を持った分子構造をフリーラジカルといいます。これだけでは何のことやら意味がわからないでしょう。

フリーラジカルは、体内の細胞を駆けめぐって、自分に合った電子を盗みだし、電子エネルギーのバランスを得ようとします。

その結果、他の正常な分子(安定した分子)を傷害します。傷害する過程で更に多くのフリーラジカルが産生され、破壊活動が延々と続けられていきます。

フリーラジカルは活性酸素とも呼ばれています。というのは、フリーラジカルの与える損傷は酸化、つまり、物質に酸素を加えるプロセスとして考えることもできるからです。

酸化は金属で言えば錆(さび)と言い換えることもできます。活性酸素が現在、老化と関係するとして注目を浴びているのは、老化はかつて完全な形だった金属がさびついていく過程に似ているからです。活性酸素は呼吸や、スポーツなどからも体内に生じます。

ここで、考え違いしてはいけないことがあります。癌組織にフリーラジカル(活性酸素)によるストレスが加わると、癌組織が老化するのではなくて、困ったことに、がん細胞のNF-κBが活性化されて、COX-2の性悪酵素の産生が促進されて、新生血管を生み出すプロスタグランジンE2が増加して、癌組織への資金ルート(栄養血管)が新たに新生されやすくなるということです。

フリーラジカルの働きを抑える抗酸化物質が多くの漢方薬に含まれています。写真は紫丹参という生薬です。

Photo_37

丹参は漢方の世界では涼血祛瘀(きょお)薬に分類されている薬です。涼血祛瘀とは、「血熱が原因の血を涼血によって除く」という意味ですが、現代風に超平たく言えば「血液をサラサラにして、なおかつ熱を下げる」ともいえるでしょう。

中国漢方の世界では、活血祛瘀作用(血液をサラサラにする作用)は特は「生理不順や産後」の要薬(大事な薬)とされ、

狭心症(漢方の世界では胸といいます)には氷片などと配合されて使用されます。中国で市販されている「複合丹参丸」

には丹参、薤白、が含まれています。また、狭心症には点滴に入れて使用する丹参注射液もあります。

涼血消腫作用(臓器の熱を除き腫れを除く)では、慢性肝炎の肝臓腫大や甲状腺腫などに効果があります。

さて本題に戻って、丹参にはフリーラジカル除去作用があります。血液をサラサラにする作用のほかに注目されているのが

抗酸化作用です。つまり、老化を防止する働きと、癌組織のフリーラジカルを抑えることにより、NF-κBが活性化を抑え、

COX-2の性悪酵素の産生を抑え、新生血管を生み出すプロスタグランジンE2を減少させて、癌組織への資金ルート

(栄養血管)が新たに新生されることを防止する、、

つまり 暴力団(癌組織)を眠らせる可能性がある漢方薬ということになります。

紫丹参