■アニメ「灼眼のシャナⅡ」---第16話「つきせぬ想い」
「清秋祭」での“彩飄”フィレスの襲来を皮切りに、悠二の表出させた“銀色”の存在の炎を目にしたマージョリーの暴走と、悠二の体より出現した謎の“銀甲冑”、そして“頂の座”ヘカテーの関与から、近衛史菜の消滅に、フィレスの追い求めて来た“永遠の恋人”ヨーハンの登場---と、急展開を見せた本編が、ひとつの区切りを迎えると共に、アニメ第1期と流れを同じに、OP曲「JOINT」・ED曲「triangle」<川田まみ>が、2nd OP曲「BLAZE」・2nd ED曲「Sociometry」<KOTOKO>へと変更。
曲自体の感想については、既に別記事にて投稿した分をコピペするとして、新たに映像部分に関してを追記してみると---、
OP曲「BLAZE」(作詞:KOTOKO 作・編曲:高瀬一矢)は、トランス要素の強い曲調に、何処か「Re-sublimity」にも近い印象を受ける楽曲に仕上がっている様に感じましたが、ちょっとメロ部分の歌詞の乗せ方と、KOTOKOさんの歌い回しが気になる出来に。
当然に意図的なものなのでしょうけど、メロ部分の淡々とした歌い回しが、歌詞の間延びした部分と相俟って、微妙にノリが悪いんですよね;
サビ前から以降の展開は格好良いですし、楽曲・歌詞自体も非常に良い出来なだけに、此処だけが非常に残念な点ですわ。
ED曲「Sociometry」(作詞:KOTOKO 作・編曲:C.G mix)は、正にC.G mix節全開w
サビ前の溜めなんて最早、お約束とも思える構成ですが、その所為か、氏の他の楽曲と似てしまった感も否めず。
サビからいきなり「原罪のレクイエム」や「決断のentrance」に挿げ変わっても、あまり違和感を感じなさそうな気がしないでもなく;
それでも曲としての完成度は高いですし、スピード感の溢れる楽曲は非常にノリが良いですしね。
そして---むしろコチラの方がOPらしいという声が上がるのも、解らないでも無いかな?
これまでと同じく、アニメ版のキャラクターの1枚絵のみで構成されたEDアニメは兎も角、やはり特筆すべきはOPアニメ。
あの山本寛(ヤマカン)さんが絵コンテを担当し、曲のサビ部分で目を見張るほどのスピード感溢れるバトルシーンが展開する---その内容としては「吸血鬼(ブルートザオガー)」を手にした悠二と“聚散の丁”ザロービの戦いや、既に劇中では名前のみ登場している“壊刃”サブラクの登場、そしてシャナと悠二の互いに差し伸ばした手が絡み合わない事の意味するもの…など、これから描かれるであろうストーリーの断片が含まれている訳ですが、既に話数は“第16話”を数え、残り10話も満たない状況では、果たしてどれだけの密度で描かれるのかは分かりませんけどね;
もっとも、原作未完の状態で提示出来る結末は、間違いなく道を異にするのでしょうし、ストーリーラインに出来る原作の残りも「ⅩⅣ」・「ⅩⅥ」の2冊分(「ⅩⅤ」はサーレとキアラ、そして“約束の二人”をメインに据えた外伝的な内容)しか存在しない為、アニメ版の幕引きとしては、この残り話数でも十分なのかもしれませんけど。
さて、話を本編に移して。
今話にて描かれるのは、冒頭にて触れた「清秋祭」編のエピローグ的な内容であり、前話にて歯抜けのままだった事象の幾つかが補完される事に。
その中でも、おそらく原作でも今後の鍵を握って来るであろう、フィレスから唐突に吉田さんへと手渡された宝具に関しては---人間に高度な自在法を使用出来る様にする代わりに、使用者は存在の力を吸収されて消滅してしまう、正に両刃の剣だった訳ですが、これから暫く吉田さんは“悠二の本当の危機には、躊躇せずに宝具を使わなければならない”←→“でも、宝具を使用した事で自分が消えた後、シャナと悠二が残る世界は望まない”という葛藤を抱え続ける事になるのですが、何故か劇中では「ヒラルダ」という宝具の名前は明かされないまま。
別段、名前自体に大きな意味合いが存在しているとは思えませんし、原作では普通に使用されているので、何か別の理由でもあったのかな?
宝具“ヒラルダ”とは異なり、その説明が待たれていた「近衛史菜と"頂の座”ヘカテーとの関係と仕組み」については、残念ながら詳細は解説されず。
その消失と共に、史菜の存在自体が、悠二たち“紅世の関係者”以外から消えてしまった辺りは「トーチの消滅」と同じと言えど、それだけではあれだけ大仰に、ヘカテーと同化しなければならなかった理由の説明にはならないんですよね。
これで「実は、彼女の存在の一部を切り離して作り出した傀儡(=自在法“風の転輪”)」とでも、“教授”辺りが解説するひと言でもあれば…と思えど、ひょっとするとそれ自体が、今後の大きなポイントになる可能性も?
事実、何処か小鳥に反応する素振りを見せるヘカテーの姿も見られましたし、同化した史菜の扱い次第では、最終決戦において何らかの事態に影響する可能性もあるやもしれませんね。
ちなみに、史菜とじいやが嵌めていた腕輪は、ベルペオルの鎖---宝具“タルタロス”が変異したものだったらしく、探査の自在法などによって看破されない効果(自在法?)や、監視云々の発現から発信機的な役目を持っていたと思われ。
余談ですが、ヴィルヘルミナが悠二に、外界宿から送られて来た資料整理を手伝わせている際の「必要の無い資料まで送られてくる」云々のセリフは、実はその裏で、外界宿の存続を根底から揺るがす事態が発生していたからだったり。
この辺りは次回以降に語られるのでしょうが、その際に“愁夢の吹き手”ドレル・クーベリックの登場なんかもあり得るのかな?
次回---「それぞれの道」
「清秋祭」での“彩飄”フィレスの襲来を皮切りに、悠二の表出させた“銀色”の存在の炎を目にしたマージョリーの暴走と、悠二の体より出現した謎の“銀甲冑”、そして“頂の座”ヘカテーの関与から、近衛史菜の消滅に、フィレスの追い求めて来た“永遠の恋人”ヨーハンの登場---と、急展開を見せた本編が、ひとつの区切りを迎えると共に、アニメ第1期と流れを同じに、OP曲「JOINT」・ED曲「triangle」<川田まみ>が、2nd OP曲「BLAZE」・2nd ED曲「Sociometry」<KOTOKO>へと変更。
曲自体の感想については、既に別記事にて投稿した分をコピペするとして、新たに映像部分に関してを追記してみると---、
OP曲「BLAZE」(作詞:KOTOKO 作・編曲:高瀬一矢)は、トランス要素の強い曲調に、何処か「Re-sublimity」にも近い印象を受ける楽曲に仕上がっている様に感じましたが、ちょっとメロ部分の歌詞の乗せ方と、KOTOKOさんの歌い回しが気になる出来に。
当然に意図的なものなのでしょうけど、メロ部分の淡々とした歌い回しが、歌詞の間延びした部分と相俟って、微妙にノリが悪いんですよね;
サビ前から以降の展開は格好良いですし、楽曲・歌詞自体も非常に良い出来なだけに、此処だけが非常に残念な点ですわ。
ED曲「Sociometry」(作詞:KOTOKO 作・編曲:C.G mix)は、正にC.G mix節全開w
サビ前の溜めなんて最早、お約束とも思える構成ですが、その所為か、氏の他の楽曲と似てしまった感も否めず。
サビからいきなり「原罪のレクイエム」や「決断のentrance」に挿げ変わっても、あまり違和感を感じなさそうな気がしないでもなく;
それでも曲としての完成度は高いですし、スピード感の溢れる楽曲は非常にノリが良いですしね。
そして---むしろコチラの方がOPらしいという声が上がるのも、解らないでも無いかな?
これまでと同じく、アニメ版のキャラクターの1枚絵のみで構成されたEDアニメは兎も角、やはり特筆すべきはOPアニメ。
あの山本寛(ヤマカン)さんが絵コンテを担当し、曲のサビ部分で目を見張るほどのスピード感溢れるバトルシーンが展開する---その内容としては「吸血鬼(ブルートザオガー)」を手にした悠二と“聚散の丁”ザロービの戦いや、既に劇中では名前のみ登場している“壊刃”サブラクの登場、そしてシャナと悠二の互いに差し伸ばした手が絡み合わない事の意味するもの…など、これから描かれるであろうストーリーの断片が含まれている訳ですが、既に話数は“第16話”を数え、残り10話も満たない状況では、果たしてどれだけの密度で描かれるのかは分かりませんけどね;
もっとも、原作未完の状態で提示出来る結末は、間違いなく道を異にするのでしょうし、ストーリーラインに出来る原作の残りも「ⅩⅣ」・「ⅩⅥ」の2冊分(「ⅩⅤ」はサーレとキアラ、そして“約束の二人”をメインに据えた外伝的な内容)しか存在しない為、アニメ版の幕引きとしては、この残り話数でも十分なのかもしれませんけど。
さて、話を本編に移して。
今話にて描かれるのは、冒頭にて触れた「清秋祭」編のエピローグ的な内容であり、前話にて歯抜けのままだった事象の幾つかが補完される事に。
その中でも、おそらく原作でも今後の鍵を握って来るであろう、フィレスから唐突に吉田さんへと手渡された宝具に関しては---人間に高度な自在法を使用出来る様にする代わりに、使用者は存在の力を吸収されて消滅してしまう、正に両刃の剣だった訳ですが、これから暫く吉田さんは“悠二の本当の危機には、躊躇せずに宝具を使わなければならない”←→“でも、宝具を使用した事で自分が消えた後、シャナと悠二が残る世界は望まない”という葛藤を抱え続ける事になるのですが、何故か劇中では「ヒラルダ」という宝具の名前は明かされないまま。
別段、名前自体に大きな意味合いが存在しているとは思えませんし、原作では普通に使用されているので、何か別の理由でもあったのかな?
宝具“ヒラルダ”とは異なり、その説明が待たれていた「近衛史菜と"頂の座”ヘカテーとの関係と仕組み」については、残念ながら詳細は解説されず。
その消失と共に、史菜の存在自体が、悠二たち“紅世の関係者”以外から消えてしまった辺りは「トーチの消滅」と同じと言えど、それだけではあれだけ大仰に、ヘカテーと同化しなければならなかった理由の説明にはならないんですよね。
これで「実は、彼女の存在の一部を切り離して作り出した傀儡(=自在法“風の転輪”)」とでも、“教授”辺りが解説するひと言でもあれば…と思えど、ひょっとするとそれ自体が、今後の大きなポイントになる可能性も?
事実、何処か小鳥に反応する素振りを見せるヘカテーの姿も見られましたし、同化した史菜の扱い次第では、最終決戦において何らかの事態に影響する可能性もあるやもしれませんね。
ちなみに、史菜とじいやが嵌めていた腕輪は、ベルペオルの鎖---宝具“タルタロス”が変異したものだったらしく、探査の自在法などによって看破されない効果(自在法?)や、監視云々の発現から発信機的な役目を持っていたと思われ。
余談ですが、ヴィルヘルミナが悠二に、外界宿から送られて来た資料整理を手伝わせている際の「必要の無い資料まで送られてくる」云々のセリフは、実はその裏で、外界宿の存続を根底から揺るがす事態が発生していたからだったり。
この辺りは次回以降に語られるのでしょうが、その際に“愁夢の吹き手”ドレル・クーベリックの登場なんかもあり得るのかな?
次回---「それぞれの道」
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