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3-5-10

2006-09-10 14:17:32 | うたわれるもの(アニメ)
※当記事は、アニメ「うたわれるもの」視聴感想記事です。
内容には本編の過度なネタバレが含まれておりますので、閲覧の際は十分にご注意下さい。
また、原作ゲーム(PS2版含む)を未プレイの方や、先の展開を楽しみされている方の為に、記事全体を反転表示処理させて頂く事を、どうぞご了解願います。
加えて、上記条件に該当される方で、タグが有効ではない携帯端末などで閲覧されている場合は、此処で閲覧を中止する事をお勧めします。


※なお、今回の記事文中には、ネタバレ防止の為に「とある修正」が施してありますw



■アニメ「うたわれるもの」---第23話「心の在り処」

進攻したトゥスクルの地において、数騎のアヴ・カムゥが屠られるという、予想だにしない事態が発生した事で、動揺を隠せないクンネカムン、そしてクーヤ。
しかし最早、このまま進攻を続ければ、いずれは國の破滅に繋がるというゲンジマルの忠言も届かず、ヒエンの進言を酌むまでも無く、再進攻を決意する事になった訳ですが、此処では、互いに忠義に厚く、血縁関係にあるゲンジマルとヒエンの意見が、正反対であるという対立構図がポイントに。
宣戦布告を発した際にも見られた部分ですが、何故、ハウエンクアの様な好戦家ではないヒエンが、こうもゲンジマルとは真逆で、頑なに進攻路線を貫く理由はいずれ明らかになるものの、まずはゲンジマルが國を、そしてクーヤを守るべく、トゥスクルに助力を求めた事で、二人の立ち位置は半ば敵同士となってしまった、と。
ともあれ終盤に近付き、カットされてしまったシーンも多い中、この対立構図を明確に描いてくれて何よりですわ。
これが欠けると、ヒエンの行動原理に関する重みが付かなくなってしまいますからね。

また、このシーンに続く、ゲンジマルとディーとの会話の中で、ゲンジマルがディーに対して言葉を改めた事---其処に第21話における、ワーベがディーと対面した瞬間に、大きな衝撃を受けていた事を絡めて、ディーの正体を語る上では重要な場面。
それにしても、御二人とも深みのある声をお持ちの飯塚氏と池田氏が会話していると、実に場面が引き締まりますわ。
流石に、リュ○とシャ○が会話しているなんて、突っ込みはしませんでしたがw

カットされてしまったシーンと言えば、このゲンジマルがサクヤと共に、クンネカムンを脱し、ハクオロの前に馳せ参じた際、原作ならば、忠義の証を立てる為に、サクヤの(<剣戟>こどものこ~ろのゆめは~)までしていたものの、流石にそれは放送上の表現的に不味いのか、或いは単に尺の都合でカットされただけなのかは判りませんが、私的にあのシーンは、プレイ中にも辛さが残ったので、これはこれでありかな…?
そして、囚われていたオンカミヤムカイの賢大僧正(オルヤンクル)ワーベを救出する為の、「サハラン島」進攻作戦も、ハクオロ、エルルゥ、アルルゥ、ウルト、カミュを除く別働隊を動かしただけで、作戦自体の描写は省略。
あの場所には、色々と「失敗作」が転がっていたので、其処から物語を拡大していくのかなと思っていましたが、その分の尺をエルルゥの心理描写に廻し、よりハクオロとエルルゥの関係を深く描いていったのは、悪くない取捨選択だったかな、と。
自分のハクオロを思う心、そしてハクオロが自分を思ってくれる心が、契約によって縛られたものではないかと疑ってしまい、また元気にはしゃぐアルルゥを見て、その心を封じ込め様とするエルルゥの姿に、ハクオロが(<剣戟>こどものこ~ろの)であるという、最初から全てを知っていたウルトリィの投げ掛けた「とある言葉」によって、エルルゥが再び信じる心を取り戻した過程がしっかり描かれていた事で、今後の物語が謎解きよりも、絆に重きを置く姿勢が見えて来たかもしれませんし。
それでも少しなりとも、救出作戦の一端を見てみたかった気もしますがw

そして、遂に登場して来た「アイスマン」「実験体3510」「ミズシマ」という超重要人物。
とりあえず、「アイスマン」と呼ばれた人間が、ハクオロと似た仮面を付けている事や、前話に登場した白衣の人物も含めて、みな同じ声である事から、大よその予想は付けられるのではないかと思われますが、同じ声という点であるならば、「実験体3510」---ミコト(命)も…。
なお今回、エルルゥが髪をとかしていた場面で、あの「輪っか」がクローズアップされていましたけど、実はアレは(<剣戟>こどものこ~ろのゆめ~は~いろあせない~ら)

これで物語の最終局面に関る重要人物は、ただひとりを除いて登場…いや、実際には登場しているのですが…次回はワーベから「賢大僧正」を継いだウルトによる大号令から、いよいよトゥスクルとクンネカムンの最終決戦となり、其処で、その最後の鍵を握る重要人物が…?

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