I’ll be dis-ABSOLUTER

ほぼ休止状態の不定期更新雑記
日々のつぶやきや情報などはTwitter ID:air_dmzilにて

ぱにぽにだっしゅ!(26)「一寸先は闇」

2005-12-28 03:06:37 | Anime(アニメ・コミック)
●一寸先は闇(いっすんさき は やみ):これから先の事はどうなるのか、さっぱり分からない事。(集英社刊「新修ことわざ辞典」より)

「ごめん さよならだ」


本年7月より放送を開始した、アニメ『ぱにぽにだっしゅ!』も遂に最終回。
毎回、原作以上の(とも思える)テンションを貫き、主題歌はその独特な曲調から好評を得て、更に劇中に散りばめられた無数のパロディネタや文字ネタによって、数多くの話題を振り撒き続けた(良い意味での)問題作も、当然、今回で見納めに。
そう感じると、何やら寂しい気分になりかけそうでしたが---ただ、これまでの展開がこれまでだっただけに、実際に放送が始まるまでは、絶対に普通の最終回じゃ終わらない、という不安とも期待ともとれる複雑な心境でしたけどねw

そんな最終回の、簡単なあらすじとしては---、
1年C組の活躍によって、未曾有の事態に陥っていた地球の危機は去り、無事に平和は守られ、再び元通りの日常が帰って来た…かに思われたが、異常気象により猛吹雪にさらされていた天候とは一変、真冬にも関らず38度を超える猛暑が訪れた事によって、その暑さにへばってしまうC組の面々。
一時凌ぎとして、姫子達が浴衣を持ち出すなどするものの効果は薄く、逆に騒動を引き起こしてしまう始末。
しかしそんな時、突然に校舎が震動し始めたと思うと、やがて校庭に現れたのは謎の建築物だった---。


と、こんな風に書くと、またひと波乱ありそうな展開の様ですが…結局はいつものノリとサービスシーンで締めたという、実に『ぱにぽにだっしゅ!』らしいというか、『ぱにぽにだっしゅ!』だからこその最終回というか---というか、本当に最終回なのか?とも思えてしまう様な終わり方でしたけどねw
それでも、本編各所に散りばめられたスタッフ皆さんのコメントや、ラスト(Cパート)のベッキーの「ごめん さよならだ」のセリフから、キャストの寄せ書きに繋がる構成は、この作品がスタッフ・キャストに愛されて作られた作品だったんだな、とあらためて感じたり。

そんな最終回の構成は、Bパートの展開こそオリジナルなものの、その他はシチュエーションこそ違えど、断片的に原作からのネタを使用していて、その辺りを纏めてみると、以下の様に。

・猛暑、エアコン故障、浴衣、ドライアイス>原作第17話「暑さ寒さも彼岸まで」全般(コミックス2巻収録)
・ベホイミ、メディア服装チェンジ>原作第82話「君子は独りをつつしむ」より「ベホとメディア」「例の話」(コミックス7巻収録)
・ジジイの手品、トランプギャル>原作第18話「益者三友損者三友」全般(コミックス2巻収録)
・えっ全裸!?>原作第22話「君子に三楽あり」より「神の悩み」(コミックス2巻収録)
・ロボ子←芹沢茜倒れる>原作第40話「雀百まで踊り忘れぬ」より「ロボ子オーバーヒート」(コミックス3巻収録)
・白鳥人形劇団「赤ずきん」>コミックス5巻、カバー折込掲載4コマより
・ガンザルと人形>原作第27話「玉磨かざれば光なし」より「姫子式天才学園」(コミックス2巻収録)
・ちるちるぷはー>原作第1話「寒に帷子 土用に布子」より「ちびっこVSきつねそば」(コミックス1巻収録)
・「ごめん さよならだ」>原作第77話「松の実生えの臼になるまで」より「「走れメロス」開幕」の最後のセリフ(コミックス6巻収録)


最後のシーンが、原作第1話から選り抜かれているあたり巧い構成にしたな、と思われますが、続くセリフが『小学校編』のオチとも言えるシーンで使用されたセリフなので、実はスタッフも『小学校編』を描かなかった事を、気にしていたのではないかな、と思うのは、ちょっと考えすぎですかね;

今回はオープニング自体が無かったので、曲はラストに流れた「黄色バカンス(姫子ver.)」でしたが、提供クレジットのBGMには「ルーレット☆ルーレット」が…。
ちなみに「黄色いバカンス」のアニメーションは、OP3種(一部本編使用)のアニメを混ぜ合わせたスペシャル版でした。

そして、本当に最後のエンドカードは、やはりこの人抜きには始まらない、原作者の氷川へきる氏でした。

パロディ・黒板ネタも簡単に。
・人体模型が、遂に「月○」の葉月に…「おにいさま」の貼り紙付;
・ベッキーがプレイしていたのは「ワ○ダ(=ヤンキー)と巨像(オオサンショウウオ)」
・メディア、ベホイミ、芹沢のダンスが「キングゲ○ナー」のOP→「まほろ○てぃっく」のEDダンス
・「もうちょっとだけ続くんじゃ」(DRAGO○BALL)
・最終回らしく(?)「サバラ!」(まこ○ちゃん)
まだまだ大量にありましたが、あまり書き連ねるのも何なので、今回は自重w

さて、此処まで書き進めてきましたが、いよいよ纏めの文章を書くとなると、これで本当に終わってしまうんだなと、ちょっと寂しくもありw
長文記事を纏めるのは、正直かなりの集中力が必要になりますし、「ぱにぽにWiki」の様な、投稿型の纏めサイトと比べてしまえば、稚拙極まりない内容でしたが、ともあれ26話分、無事に感想を書ききる事が出来て何より☆

話し戻して---、「ぱにぽにだっしゅ!」というアニメ、その全体を見てみると、果たして「ぱにぽに」のアニメ化作品としては成功したのか否か、そしてひとつのアニメ作品としてはどうだったのかと考えると、正直な所、必ずしも全てが成功したとは言い切れないかと。
パロディネタ云々に対する見解も人それぞれで、あまりの詰め込み過ぎが不快に感じた方や、逆にネタ探しに楽しみを見出した方もいましたしね。
ただ、面白いかどうかの評価だけではなく、この作品がひとつの話題を作り出したのは事実ですし、それによって楽しいひと時が過ごせたのも、また事実。
そんな評価を超えた魅力がこの作品にはあったのではないかと思う次第w
兎も角も---楽しい作品と、そのひと時をありがとうございました。

最後に、この作品に関ったスタッフ・キャストの皆様に、お疲れ様でした☆
2期があれば是非、小学校編を(爆


物事の終わりは思えば人生の恩師である。  ---桃月学園校長


◇タロット
The Fool:宮田(0)
The Magician:玲(1)
The High Priestess:メディア(2)
The Empress:柏木姉妹(3)
The Emperor:芹沢(4)
The Hierophant:6号さん(5)
The Lovers:南条&犬神(6)
The Chariot:乙女(7)
Strength:五十嵐先生(8)
The Hermit:桃瀬修(9)
Wheel of fortune:鈴音(10)
Justice:ベホイミ(11)
The Hanged Man:メソウサ(12)
Death:ジジイ(13)
Temperance:柚子(14)
The Devil:綿貫&諜報部部長(15)
The Tower:くるみ(16)
The Star:ベッキー(17)
The Moon:都(18)
The Sun:姫子(19)
Judgement:早乙女(20)
The World:一条さん(21)


◇トランプ(( )内は数字)
■スペード:ベッキー(A)、麻生麻里亜(2)、エイリアン(3)、バカ猫(4)、一条妹(5)、メソウサ(6)、綿貫(7)、犬神雅(8)、ヤンキー(9)、北嶋由香&佐藤千夏(10)、犬神(J)、玲(Q)、芹沢(K)
■ハート:姫子(A)、篠原雅人&大滝鉄矢(2)、伴&磯辺(3)、棟梁(4)、伊藤さん(5)、ヒロスケ・ヒロスケ&鈴音(6)、宮田(7)、一条望(8)、長谷川<セガール>先生(9)、大森みのり(10)、6号さん(J)、南条(Q)、柚子(K)
■クローバー:早乙女先生(A)、藤宮円(2)、タヌキ&二階堂光(3)、店長(4)、ミカエル(5)、オオサンショウウオ(6)、修(7)、麻生真尋(8)、ホセ(9)、朝比奈英理子(10)、ベホイミ<魔法少女>(J)、優麻(Q)、都(K)
■ダイヤ:鈴音(A)、高見沢ハルカ(2)、教授(3)、高瀬和也(4)、くるみ&妙子・妙子&くるみ(5)、ネコ神様(6)、五十嵐先生(7)、SECRET(8)、ズーラ&メソウサ(9)、瀬奈雪絵(10)、メディア(J)、優奈(Q)、乙女(K)
■ジョーカー:一条さん、ジジイ<死神>


●過去ログ
カテゴリー:ぱにぽに

ぱにぽにだっしゅ!公式


ぱにぽにWiki



また学校で会おう!

最新の画像もっと見る

コメントを投稿