I’ll be dis-ABSOLUTER

ほぼ休止状態の不定期更新雑記
日々のつぶやきや情報などはTwitter ID:air_dmzilにて

さよならは言ったはずだ 別れたはずだ

2007-01-18 22:11:28 | Anime(アニメ・コミック)
◆アニメ「武装錬金」---第16話「新たなる力」

この記事のタイトル---「さよならは言ったはずだ」「別れたはずだ」というのは、今話で消化した内容における原作での”キャプテンブラボーがカズキに最後の一撃を入れる直前”に、ブラボーが発したセリフなのですけど、これがかの名作「装甲騎兵ボトムズ」:OP曲「炎のさだめ」<TETSU>の---「さよならはいったはずだ 別れたはずというフレーズが元になっているのは、原作既読者ならばほぼ周知の事実かと思われますが、個人的にも「ボトムズ」、そしてこの「炎のさだめ」という曲が好きなだけに、今話中で該当シーンが消化された際には、記事中でも大きくクローズアップしようと期待していたのですが…いざ蓋を開けてみれば、該当部分とそれに関連するシーンのセリフは全面改変。
直前の場面で---

カズキ「さよなら…ブラボー---…」
ブラボー「ああ…お別れだ 武藤カズキ」


---というやり取り(これが「さよならは~」に繋がる)が無かった時点で微妙に嫌な予感はしていたものの、過去に「ダブルトマホーク…いや、ダブルランス」という、「ゲッターロボ」含むロボ好きと明言する「武装錬金」原作者:和月伸宏氏に向けたサービスのごとき、アニメオリジナルのセリフをパピヨンに言わせた点や、沢田研二の名曲「サムライ」から引用した「L・X・E」合言葉を忠実に描いた事から、今回も絶対にやってくれるという期待が大きかった分だけあって、この改変は至極残念でしたわ;
構成を弄っていない、加えて先述の「さよなら~」に繋がるセリフ部分をカットして辻褄を合わせている事から考えて、この改変は、尺が足りないとか構成上の問題と言うモノではなく、やはり版権(著作権)上の問題が大きいのかもしれませんね…おろろ~ん(泣。

順序が逆になりましたけど、今話の内容は原作6巻:第49話「新たなる任務」~第52話「再殺完了」のラスト部分、剛太のセリフの一部を前倒ししつつ、海中に沈んだカズキに向けて、斗貴子さんが絶叫し続けるシーンまで。
見所となっているのは、先述したセリフ云々が含まれる「カズキ VS. ブラボー」という哀しい戦いと、カズキのヴィクター化に因る「サンライトハート」の形態変化→「サンライトハート改(プラス)」なのですが、前者---「カズキ VS. ブラボー」に関しては、そのやり取りのひとつひとつが、此処までのカズキとブラボーの間に生まれた絆を再認識しながら、それでも戦士として戦わなければならない苦渋を秘めた決意に帰結するという、実に内容の濃い場面ながら、原作が”漫画ならではの「静」という間を巧く活かした構成”だった事もあって、アニメでは流石にその”間”を描き切るには至っていない印象に。
もっとも、声優陣の演技自体は大満足でしたし、引き絵にカットインを入れてくるなど、スタッフが試行錯誤して、このシーンを描き切ろうと頑張っている様子は伝わって来るので、それを批判するつもりはありませんがw
中でも「善でも悪でも、最後まで貫き通せた信念に、偽りなどは何一つない」---このセリフの持つ意味は、江原氏の演技によって、更に重く響きましたから。
また原作では、作画面で色々大変だったらしい「シルバースキン」のヘキサゴンパネルは、アニメCGという特性を十分に活かし、まるで鎖のごとくカズキを拘束する描写は好印象。
ただ唯一気になったのが、「サンライトハート改」でブラボーとの近接戦を行っているシーンで、その攻防が、あたかもダンスを踊っているかの様に全く同じ動きの繰り返しだったのは、作画枚数の圧縮があるとは言っても、もう少し巧いやり方もあったんじゃないかと;
ちなみに後者---「サンライトハート改」の登場は、本来は”新たなる力”として燃える展開ではあるものの、その決着と”デザイン面の裏話”を把握した上で観ていると、ちょっと盛り上がりに欠ける部分が大きいかな…勿論それは此方側の都合ですけど。

それにしても、海水浴シーンのクオリティアップ(横乳とか(ぉ)と共に、露天風呂---しかも女湯での、特にまひろの大胆サービスカットに加え、カズキの水着を六舛が吊り上げるシーンで、カズキの…が原作以上にアップになるという女性向けサービスカットを入れ込むとは、やっぱりスタッフは妙な部分に力を入れすぎな気がしないでもw(誉め言葉w
そして「悩殺!ブラボキッス」と「悩殺!カズキキッス」の艶やかさは、しっかり原作を超えていましたわwww

此処からカズキたちは”(ホムンクルスを)追う側”から”(ヴィクター化したモ存在として)追われる側”に廻り、それを追って、錬金戦団でも選りすぐりの部隊---「再殺部隊」が動き出す事に…。
次回「夜が明けたら」。

最後に今回のエンドカードは---「次回も腹黒ですが、何か?」(by 桜花)
確かに次回は、桜花の腹黒っぷりが存分に観られるものの、第11話の笑顔に乗せると言うのは…凄いギャップだ;

武装錬金ドットコム武装錬金RADIO #7 配信開始

待ちに待った時が来たのだ…遂に…遂に、遂に遂に、遂に遂に遂にっ、あの御方がゲストにっ!!!

ヴィクター役:力ちゃん小山力也氏キタ━━(゜∀゜)━━!!!

もうね、柚ちゃん大喜び?w
もっともその所為か、いつも以上に回線が重くなっていて、所々でブツ切りになる可能性が高いですが頑張って聴きましょう;
あの「キンキンキンキン!(剣戟音)」が何故か此処でも(ぇ

最新の画像もっと見る

コメントを投稿