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ANOTHER:CODE

2007-06-27 19:32:11 | Anime(アニメ・コミック)
●今日の購入物



■「コードギアス ナイトメア・オブ・ナナリー」(1)<漫画:たくま朋正 ストーリー原案:大河内一楼/谷口悟朗>

現在、「コンプエース」誌上にて連載中の同名作品、そのコミックス第1巻です。
タイトルからして、TVアニメ「コードギアス 反逆のルルーシュ」絡みのコミカライズ作品であるのは容易に想像出来ますが、この「ナイトメア・オブ・ナナリー」は、アニメ本編を漫画にしたものでなければ、主観を変えて本編の進行している裏側を描くサイドストーリー、或いはビフォア・アフターストーリーでもない---「コードギアス」でありながら「コードギアス 反逆のルルーシュ」とは違う、全く別の作品とも言えるシロモノになっています。
登場人物や基本設定は同じながら、もっとも大きな違いとして、まず主役がルルーシュではなく、彼の実の妹であるナナリーであり、ストーリー序盤でルルーシュとC.C.が「シンジュクゲットー」の崩壊に巻き込まれ行方不明となってしまう点。
その後に何者かに呼ばれてゲットーへとやって来たナナリーが、其処で出会った謎の人形---C.C.と共にカプセルに封印されていた「魔道器ネモ」と契約。
心優しい彼女の奥深くに眠っていた「怒り」「悲しみ」「復讐心」などの「心の闇」と引き換えに得た、異形のナイトメアフレーム「マークネモ」と「未来線を読む」ギアス能力を駆使し、本来は盲目であり、足が不自由なナナリーが、覚醒時には全く不自由の無い「新たな体」で、ブリタニア帝国を始め、自分や周囲の人間を傷付ける者に対して刃を振るう…という様に、「絶対遵守の力」のギアス能力を用いながら、あくまでも間接的な効果により結果を得ていたアニメ版のルルーシュとは異なり、自らが前線に立って戦っている点。
更には、アニメ版においては現状で「ルルーシュ」「マオ」以外のギアス能力者は存在していないものの、この作品中ではナナリーを始め、既に何名もの「ギアスユーザー(ギアス能力者と同義)」が登場し、帝国内にも「特殊名誉外人部隊(イレギュラーズ)」と呼ばれる「ギアスユーザー」の集う部隊(ただし帝国内でも、その能力に関しては公にされていないらしい)が存在する点など、差異を上げれば数多く、ストーリーの進行に関しても異なっている部分が大きいものの、展開としてはアニメ版に近い道筋を辿っていると言えるのが、この作品があくまでも「コードギアス」のコミカライズ作品である主張であるとも。
果たしてルルーシュが不在とは言え、此方の作品にも「ゼロ」は登場(ちなみに作品中では、ゼロ=ルルーシュとは明言されていません)していて、何と銃弾を無効化してしまういう様な、人間離れした存在に設定されながら、扇やカレンたちを掌握した立ち回りや、クロヴィス殺害の真犯人としての位置付けは同じですから。
また、アニメ版第8話「黒の騎士団」内で描かれた「日本解放戦線」による河口湖畔のホテルジャック事件も発生。
この場所には、シャーリーたちに加えて、ナナリー(+オリジナルキャラクターのアリス。なお、ニーナは一切登場しません)が同行し、彼女のもうひとつの顔---ブリタニア皇女としての側面を際立たせると同時に、本来ならばその場にいたユーフェミアの代わりになっている辺り、アニメ版を非常に巧くアレンジしているのは言うまでもないですし。
なお、同じく「コードギアス 反逆のルルーシュ」のコミカライズ作品である「コードギアス 反逆のルルーシュ」<漫画:マジコ! ストーリー原案:大河内一楼/谷口悟朗>や、「コードギアス 反攻のスザク」<原作:サンライズ/シナリオ協力:羽角彩夏(アークライト)/作画:ヨミノアツロ>も、基本原作準拠ながらオリジナル・アレンジ設定などを見せているものの、その中ではこの「ナイトメア・オブ・ナナリー」が群を抜いていると言っても良いですね。

これから先、「黒の騎士団」の本編への関り方や、いずれ大きく絡むであろうスザクやユーフェミア、現状ではスザク的なポジションであるアリスの存在、何よりもルルーシュの安否が気になる所ですが、彼女がブリタニア皇女であるというポジション、またアニメ版ではマオ、そして終盤にはルルーシュが陥った「ギアス能力の暴走」という悲劇も考慮に入れるに、決してこの作品は、ひとりの少女が大いなる力を手に入れて、自らと周囲の人間を傷付ける存在を排除して行くだけの物語では終わらないのは、想像に難くは無く。
いずれにせよ、第1期完結編に当たる「STAGE24&25」の放送、そして続編も決定しているアニメ版「コードギアス 反逆のルルーシュ」のもうひとつの姿、アナザーストーリーとして今後も注目して行こうかと。




■「棺担ぎのクロ。 懐中旅話~カイチュウタビノワ~」(2)<きゆづきさとこ>

4コマ形式の漫画としては、その独特の雰囲気と世界観が異質ながら秀逸な作品「棺担ぎのクロ。」の第2巻です。
今巻ではクロの過去に触れる謎めいた展開が見られますが、これが哀しい結末へのフラグにならなければ良いのですけど…;
一緒に写っているのは、とらのあなの購入特典:描き下ろしカラーカードと、連動しおり
しおりに関しては、きゆづきさんのコミックスである「棺担ぎのクロ。」(1)(2)、そして「GA~芸術科アートデザインクラス~」(1)の購入者を対象に、1冊に付き1枚、ランダム配布されるモノ。
全3枚集めると1枚のイラストになる仕様ですが…流石に複数買いは色々と厳しかったので、今回はこれにて打ち止め;



帯には、7月25日に発売される「ドラマCD」に関する告知が。
ある意味で「童話」や「絵本」的な雰囲気も備えている作品だけに、ドラマCDという媒体は非常に相性が良いかもしれませんね。
個人的には、これに加えてノベライズにも期待したい所ですけどw


綱島志朗氏の『ジンキ』がここに復活!(MOON PHASE 雑記)

どうやら「電撃萌王」誌上に、ギャラリーとして「青葉」のイラストが掲載されているそうですけど、気になる本編の連載再開に関しては、次号以降にて明らかになるとの事で…これが安に「電撃萌王」での連載再開なのか、或いは同じ「電撃」系の他誌も含めてのニュアンスなのかは判りませんけど、何はともあれ大きく拗れるでも無く、早々に移籍先が(一応)確定したのは嬉しい限りですねw
ひょっとしたら「オリハルコンレイカル」繋がりで、「ドラゴン」系もあり得るかなとは思っていましたが、広義的には同じ角川グループですし、その辺りのつながりも…?

そう言えば、先日に刊行されたコミックス8巻のあまりの薄さが、逆に話題を呼んでいる「ローゼンメイデン」ですけど、此方は此方で何か燻り続けている問題がある様子;
それが編集側にあるのか、作家側にあるのか、或いは別の部分なのか、それ以前に何が問題なのかは判然としないままですけど、兎も角も、これが本当の意味での「ローゼンメイデン」の幕引きではないのでしょうし、出来得る事ならばファンの望む最良のカタチでの再開、もしくは完全完結を期待したい所です。


コミックボンボン休刊? 真偽はまだ不明(情報元:ゴルゴ31さん)

まだ不確定情報なものの、リニューアル後の評判も芳しくなかったですし、あながち噂とも…?
ともあれ、今後の動向には注目しておかねば。

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