I’ll be dis-ABSOLUTER

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うたわれはじめたもの

2006-04-09 19:58:58 | Anime(アニメ・コミック)
■アニメ「うたわれるもの」---第1話「招かれざるもの」

原作は、Leafが18禁PCゲームとしてリリースし、ユーザーから高い評価を受け、今夏にはPS2にも移植が決定している同名作品。
さて、その第1話を、ようやく我が家の視聴地域でも観る事が出来たので、簡単に感想でも書いてみようかと思います。

序盤の流れ自体は原作と同じものの、ハクオロ(劇中では、まだ名無しの「男」)が村の中を歩くシーンに、早々にヌワンギが絡み、「霊宿(タムヤ)」破壊→ムティカパの怒りイベントを割り込ませた事で、展開自体はかなり省略されている様で。
加えて、本来ならばハクオロが「エルルゥの父親」の服を着た時点で、とりあえず「ハクオロ」と名乗るようにとなるはずが、第1話終了時では未だ「男」という名無し状態。
これに関しては、「ハクオロ」という名前が持つ「ふたつの意味」からすれば、原作の方が割と安易に付けてしまっている印象があるので、その重みを出す効果としてならば、何らかのイベントをこなした後に、初めて「ハクオロ」と名乗る事になるのは、巧いアレンジかな、と。
他にも「尻尾掴み」のタイミング変更や、「ウー」「ヤー」「ター」の未登場、ムティカパイベントが早まった事による、畑作りや食卓シーン、モロロ収穫に絡むキママゥ退治、そして結構大事な伏線があった薬草採りのカットなど、差異はあるものの、カットされたシーンに関しては、オボロ登場も含め、順序を入れ替えて消化する可能性が高いですし、現時点では原作との差異を、とりりたてて大きく考える段階ではないですね。

映像・作画に関しては、前評判通り、クオリティの高いものに仕上がっている印象。
やや塗りがベタッとしている感じはしますが、背景は綺麗ですし、キャラの動きや表情も申し分なく。
特にエルルゥの耳の動かし方には、妙に気合が入っているのではないかとww
既に製作自体も、かなり進展している様ですし、このクオリティで毎回観られるならば、作画崩壊の不安は皆無かと思われます。

音楽関係は、評価の高い原作音楽の雰囲気を、上手く踏襲している様子ですし、OP曲「夢想歌」<Suara>と、ED曲「まどろみの輪廻」<河井英里>も良い感じの出来。
個人的には「夢想歌」は、もう少しだけ荘厳なものにしても良いかなとは思いましたが、OPから重めになり過ぎても何ですし、このくらいが丁度良いのかな。
「まどろみの輪廻」に関しては、正にイメージぴったりw
というか、「河井英里」さんって、劇場版「AIR」のイメージソング「IF DREAMS CAME TRUE」のボーカルを務めた方でしたね…。

ところで、そんな曲を乗せるOPアニメには、先々のストーリーに絡んでくるキャラクターが殆ど登場していましたが、まさか「63」や「●●●●ン」「ウ。○○○○○○○」まで出てくるなんてw
そして、クーヤの横にいるゲンジマルも、今となっては、このみに飼われて(違

声優陣に関しては、現時点で登場しているキャラには、イメージと合わない配役はありませんし、兎にも角にも、ハクオロ役の小山氏の声が素敵過ぎw
早く、他のキャラの声も聴いてみたいな…とりあえずPS2版の公式では、サンプルボイス公開の予定があるらしいので、何人かは其方で聴くのが先になりそうですが。

何にしても、まだ第1話ですし、これから2クール、アニメ版「うたわれ」が原作をどう料理するのか、其れを楽しみに観続けようと思います。


丁度、劇場版「AIR」の話題が出たので、コレに関連してひとつ。

どうやら、劇場版「CLANNAD」の監督は---劇場版「AIR」と同じ「出崎統」氏になった様で…。

…あ~、何だか複雑な気分だなぁ…。
今回も『「CLANNAD」であって、「CLANNAD」でない作品』に仕上がったら、また賛否両論吹き荒れそうな予感;
ともあれ、何にしても、出崎監督には、是非とも一度で良いので原作をプレイして頂きたくw