動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

通信紙第143号

2021年01月29日 | 通信紙版バックナンバー
令和3年(2021) 2月






2021年の「節分」は、明治30年(1897年)以来124年ぶりに「2月2日」になります。
節分は立春の前日。ほとんどの年で「2月3日」がその日に当たります。
ですが立春は「2月4日」に固定されたものではなく、3日や5日に変わることがあります。
季節は春夏秋冬と変化しますが、春分や秋分といった二十四節気(および雑節)に分けて、
その変化を表現しています。季節が変化する理由は、地球が傾いた状態で公転しているため。例えば日本では、北極側が太陽を向く時期は夏、南極側が太陽を向く時期は冬となります。
地球が太陽の周りを1周すると1年ですが、1周にかかる時間は厳密には365日ではなく
365日と約6時間かかります。わずかなズレを調節するためにうるう年がありますが、
地球が立春の位置を通過する時間単位で見るとわずかに
ゆらぎがあるため、立春の日付が前後します。
立春の日付が前後することにあわせて、
前日の節分も動くことになるので、
「2月4日」や「2月2日」になります。
「2月2日」の節分は、2022年に「2月3日」へ戻りますが、2025年から
4年ごとに再び2月2日が続き、今世紀末にかけて頻度が増えていくとされています。


【豆まきの由来】
節分には豆をまきますが、これは中国の習俗が伝わったものとされています。
豆は「魔滅(まめ)」に通じ、無病息災を祈る意味があります。
昔、京都の鞍馬に鬼が出たとき、毘沙門天のお告げによって
大豆を鬼の目に投げつけたところ、鬼を退治できたという話が
残っており、「魔の目(魔目=まめ)」に豆を投げつけて
「魔を滅する(魔滅=まめ)」に通じるということです。
豆まきは一般的に、一家の主人あるいは「年男」(その年の干支生まれの人)が豆をまくものとされていますが、家庭によっては家族全員で、というところも多いようです。家族は自分の数え年の数だけ豆を食べると病気にならず健康でいられると言われています。
ただ、豆まきに使う豆は炒った豆でなくてはなりません。なぜなら、生の豆を使うと拾い忘れた豆から芽が出てしまうと縁起が悪いからです。「炒る」は「射る」にも通じ、また、鬼や大豆は陰陽五行説(「木」「火」「土」「金」「水」の五行)の「金」にあたり、この「金」の作用を滅するといわれる「火」で大豆を炒ることで、鬼を封じ込めるという意味があります。
そして最後は、豆を人間が食べてしまうことにより、鬼を退治した、ということになるわけです。

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【春彼岸会行事日程】
期日:令和3年3月20日()と3月21日()・読経時間:午前11時と2時の予定です。

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