
平成28年(2016) 10月
秋彼岸行事を行いました
秋の長雨と重なりましたので予定した期日の他、25日の日曜日に読経時間を追加させていただきました。
決して恵まれた天候とは言えない9月の連休でしたが、それでも日柄忙しい中あるいは遠方からいらっしゃったご家族が絶え間なく園の門を通りお参りされました。

本行事におきまして、いつもいらっしゃる方が亡くなった事を何件もの来園されたご家族から教えていただきました。ご冥福を申し上げます。優しい心と笑顔は決して忘れません。
重大な病に伏してなお、命懸けで可愛い子のお参りをされた方もおりました。
幸多かれと言葉に出す事は出来ませんでしたが、ご健勝を願わずにはいられませんでした。

実りゆく秋。
小さないわし雲達の一つ一つが小さな子たちとなり、彼岸明けの空に浮かんでいる様に見えました。
夕日を照らす者たちの影が東へ伸びる毎に秋は深まり行きますね。
かわいい子たちとご家族の縁が実を結んでいただけますように供養をさせていただきました。
また、様々なかたちでご協力していただきました皆様にこの場を借りて厚く御礼申し上げます。

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夢に出てきた喋る猫
よく亡くなった方やワンちゃん猫さんの夢に出てきた、あるいは夢に出てきてほしいのに出てこない言った話を来園された方とお話しをする事があります。
夏の空が残る彼岸前、前日の夜に亡くなった猫さんの夢を見てご家族と共にお参りされた方がおりました。
お話を聞きましたところ、これまで可愛がっていた猫たちが何やら言葉を発し近寄ってきます。
普段は意識して夢を見ようと思わない日常に眠りの中の絵空事、喋る猫と誰もいない公園を歩いてたら猫の三色の毛が次第に抜け落ち皮膚が露出しだしたところで夢から覚めました。
寝起きの頭が猫との会話の内容を忘れさせてしまいましたが寝言で笑ってしまう程に楽しい夢で、夕べ寝たのが遅かったせいか2度寝で見た夢は数分間がまるで数年間の感覚でした。
毛が抜けた事を病気で苦しんでるのではないかと案じた事に対し、もしかしたら人の子になろうとしたかったのではないか?と、話に加わりましたら不安な表情から安堵の笑顔に変わり、ご家族は猫さんのお墓に向かい手を合わせておりました。

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