平成28年(2016) 4月
花祭りの白い象
4月8日はお釈迦さまの誕生日で灌仏会(かんぶつえ)とも呼ばれております。
この日、世界中の仏教を教えとする国のお寺では白い象に乗ったお釈迦さまがたくさんのお花に囲まれ祀られます。何故お釈迦様は白い象に乗っているのでしょう?
それはお釈迦さまのお母さんマーヤさんがある日眠りに就いてると夢の中で6つの牙を持つ白い象と出会いました。白い象はマーヤさんの体に溶け込み目が覚めた時、子供を授かりました。
この時お腹にいた赤ちゃんがお釈迦さまです。
お釈迦さまが生まれた時、9頭の竜が吐いた天からの甘い水(甘露)を産湯にした言う伝説があり、これが釈迦像に甘茶をかける由縁なのです。
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春の合同慰霊祭をとり行いました
平成28年3月19日~21日の3日に渡り春の合同慰霊祭の行事を行わせていただきました。
初日は雨に見舞われましたがその後の連休はお天気に恵まれ多くの方がお参りにいらっしゃいました。
寒かった冬から彼岸の中日を境に段々と暖かくなり昼の時間も長くなります。
植物の芽が暖かさと養分で日々大きくなり花が昆虫を呼びやがて実をなす様に、皆様と可愛い子たちの縁が実を結ぶ願いを込めてご供養をさせていただきました。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
もう1つの梅の花
霜と新芽が地面に織りなす早春、前日からの予約で依頼のありました方の家にお伺いしました。
到着し門から玄関へ向うと陽を浴びた梅の木は小さな花をたくさん咲かせ根元にはトラ猫さんがやや怪訝そうな目でこちらを眺めております。
宅の奥様が言うには眺めている猫さんと今回亡くなった猫さんは親子で、様子の違いを感じているのか亡くなった猫さんをお棺に入れてあげてから部屋の隅でモジモジしていたとの事です。
トラ猫さんと共に案内された和室は去年の暮れにリフォームされ、床の間にはさっき見た梅の枝が花瓶に添えられ小さな赤い花達が新しい建材の残り香と共に賑いを見せております。
永年に渡り猫達に削られた柱は新しくなり少し寂しい気持ちではありますが縁側の踏み台のセメント工事中には猫お決まりの梅の花の様な足跡を親子で残しました。
青い畳の上で若いトラ猫さんが動かぬ親のお棺のそばで仰向けに伸び、箱の角にちょっかいを掛けておりました。
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花祭りの白い象
4月8日はお釈迦さまの誕生日で灌仏会(かんぶつえ)とも呼ばれております。
この日、世界中の仏教を教えとする国のお寺では白い象に乗ったお釈迦さまがたくさんのお花に囲まれ祀られます。何故お釈迦様は白い象に乗っているのでしょう?
それはお釈迦さまのお母さんマーヤさんがある日眠りに就いてると夢の中で6つの牙を持つ白い象と出会いました。白い象はマーヤさんの体に溶け込み目が覚めた時、子供を授かりました。
この時お腹にいた赤ちゃんがお釈迦さまです。
お釈迦さまが生まれた時、9頭の竜が吐いた天からの甘い水(甘露)を産湯にした言う伝説があり、これが釈迦像に甘茶をかける由縁なのです。
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春の合同慰霊祭をとり行いました
平成28年3月19日~21日の3日に渡り春の合同慰霊祭の行事を行わせていただきました。
初日は雨に見舞われましたがその後の連休はお天気に恵まれ多くの方がお参りにいらっしゃいました。
寒かった冬から彼岸の中日を境に段々と暖かくなり昼の時間も長くなります。
植物の芽が暖かさと養分で日々大きくなり花が昆虫を呼びやがて実をなす様に、皆様と可愛い子たちの縁が実を結ぶ願いを込めてご供養をさせていただきました。
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もう1つの梅の花
霜と新芽が地面に織りなす早春、前日からの予約で依頼のありました方の家にお伺いしました。
到着し門から玄関へ向うと陽を浴びた梅の木は小さな花をたくさん咲かせ根元にはトラ猫さんがやや怪訝そうな目でこちらを眺めております。
宅の奥様が言うには眺めている猫さんと今回亡くなった猫さんは親子で、様子の違いを感じているのか亡くなった猫さんをお棺に入れてあげてから部屋の隅でモジモジしていたとの事です。
トラ猫さんと共に案内された和室は去年の暮れにリフォームされ、床の間にはさっき見た梅の枝が花瓶に添えられ小さな赤い花達が新しい建材の残り香と共に賑いを見せております。
永年に渡り猫達に削られた柱は新しくなり少し寂しい気持ちではありますが縁側の踏み台のセメント工事中には猫お決まりの梅の花の様な足跡を親子で残しました。
青い畳の上で若いトラ猫さんが動かぬ親のお棺のそばで仰向けに伸び、箱の角にちょっかいを掛けておりました。
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