動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

通信紙第156号

2022年02月25日 | 通信紙版バックナンバー
令和4年3月








{お知らせ}
春彼岸会行事日程について

春暖の候、皆様には益々ご健勝の事とお慶び申し上げます。
春風よ、そよげ 愛する子達へ永遠の安らぎに思いを込めて
令和四年 春彼岸会合同慰霊祭のお知らせをさせて頂きます。
 ・期日     三月二十日(日) 三月二十一日(春分の日)          
 ・読経開始  午前十一時よりと午後二時よりの二回              
        (天候不順の場合は電話にてお問い合わせ下さい)
お参り時間 午前八時~午後五時まで開園
・お塔婆料は二、〇〇〇円より三種・供養料はご予算の範囲内で
*お電話、郵便での受付もいたしております。
何卒皆様のご参列を心よりお待ち申し上げます。

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「お彼岸」とは、「到彼岸(とうひがん)」という意味で、煩悩や迷いのある世界から悟りの開けた
世界へ至ること、至るために行う修行のことを指します。
語源は、サンスクリット語(古代インド・アーリア語に属する言語)で、
「paramita(波羅蜜多、パーラミタ)」という言葉だそうです。
「paramita(波羅蜜多、パーラミタ、はらみった)」とは仏教用語で、
「彼岸(パーラム)」「至る(イタ)」の2つの意味をを持つ言葉です。
仏教では元来、煩悩に満ちあふれるこの現世の世界を「此岸(しがん)」と呼びます。
それに対して、悟りの境地である涅槃(ねはん)、あの世の世界を「彼岸(ひがん)」と呼びました。
「此岸」とは「こちら側の岸」という意味で、「彼岸」は「あちら側の岸」の意味です。こちらとあちら、
双方の間には川が流れているのです。
川とは、すなわち生と死の世界を隔てる「三途の川(さんずのかわ)」のことです。
川は仏教にとってとても象徴的な場所で、生と死を分けるだけでなく、煩悩と悟り、
俗世と来世を分けるものとされています。
お彼岸の成り立ちは、彼岸の浄土信仰に加え、太陽の動きや天文学も合わさっています。
古代の中国では、お彼岸に太陽が沈む真西の方角に、極楽浄土があると信じました。
太陽が東西へ一直線に動く春分や秋分に太陽が沈む方角こそが、浄土のある方角だとしたのです。
太陽が真東から昇り真西へと沈む、春分の日・秋分の日は、この世(此岸)とあの世(彼岸)が
もっとも通じやすい日と考えられ、死者を偲ぶ日、来世を偲ぶ日としても捉えられるようになりました。
このように、太陽の動きや天文学と、至彼岸の浄土信仰が合わさって、「お彼岸」という風習が
成り立っていきました。だから私たちは、お彼岸にお墓参りを行っているのです。


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