動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

通信紙版 第47号

2013年01月31日 | 通信紙版バックナンバー
平成25年 2月

如月
日本では旧暦2月を如月(きさらぎ)と呼びます。
語源の由来は、寒さ のために更に着物を重ねて着るので「衣更着」という説があります。

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乳飲み子と通勤
優しい日差しの冬の午後、区内のお菓子屋さんの駐車場で待ち合わせの猫さんを亡くされたご家族をお迎えいたしました。
駐車場には孫娘を伴ってシーツに包まれた猫さんを抱いた奥様が既に待っておられました。
亡くなった猫さんは、お孫さんのお母さん、つまり奥様の娘さんが当時の通勤路で目の開いててない乳児の状態で保護し育て上げたのだそうです。
獣医さんや周りの人達には、育てるのは無理だと忠告を受けました。
乳児の体温が下がらないように四六時中、肌着の上から離れないように工夫したそうです。
勤務先の会社も理解して下さって、哺乳瓶をカバンに入れて乳児と通勤する日々が続きました。
その後は病気や怪我も無くすくすく育ち、歯も生え揃った頃にはご自宅で暮らすようになりました。
ご葬儀の前に奥様はお孫さんに自分のお母さんが成し得た事を懐かしそうに語っておりました。

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母のもとへ
まだ日陰に雪が残る1月の昼下がりにワンちゃんのお迎えをいたしました。
市内で農業を営んでいるご主人が広い庭の一角に作られた犬舎の中の亡くなったワンちゃんのもとへ案内して下さいました。
ご主人は約8年前に元の飼い主が他界したこのワンちゃんを縁あって引き取りました。
故人が飼われていたのはこの子の他に母犬もいたそうです。
事情を知っていた御主人は母子一緒に引き取るつもりでいましたが、母犬は元の飼い主を追う様に死んでしまったのだそうです。
その後、子供の方はご主人のもと大事にしてもらっていました。
ご主人は楽しかった思い出話とともに、「お母さんのもとへ行きなさい」と、ワンちゃんに最後の言葉を掛けておられました。

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{お知らせ} 平成25年春彼岸会行事日程について
期日:・3月20日(春分の日) ・3月23日(土) ・3月24日(日)
読経時間:午前11時と午後2時の2回 と予定させていただいております。





第47号紙面



母のもとへ

2013年01月29日 | 可愛い子とご家族のお話
まだ日陰に雪が残る1月の昼下がりにワンちゃんのお迎えをいたしました。
市内で農業を営んでいるご主人が広い庭の一角に作られた犬舎の中の亡くなったワンちゃんのもとへ案内して下さいました。
ご主人は約8年前に元の飼い主が他界したこのワンちゃんを縁あって引き取りました。
故人が飼われていたのはこの子の他に母犬もいたそうです。
事情を知っていた御主人は母子一緒に引き取るつもりでいましたが、母犬は元の飼い主を追う様に死んでしまったのだそうです。
その後、子供の方はご主人のもと大事にしてもらっていました。
ご主人は楽しかった思い出話とともに、「お母さんのもとへ行きなさい」と、ワンちゃんに最後の言葉を掛けておられました。
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ぼたん雪

2013年01月28日 | 季節・空模様
今朝は今年2回目の降雪に見舞われました。

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明け方に降りだした雪が時間と共に激しくなり視界も悪くなりました。


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降雪量が少なくなった所で除雪作業をしました。



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作業中は、以前紹介した逃げないハクセキレイが付かず離れず傍にいました。
「ピキッチ」と名付けました。


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作業は1時間程度で終わり、隅に寄せた雪で雪像を作ってみました。












乳飲み子と通勤

2013年01月23日 | 可愛い子とご家族のお話
優しい日差しの冬の午後、区内のお菓子屋さんの駐車場で待ち合わせの猫さんを亡くされたご家族をお迎えいたしました。
駐車場には孫娘を伴ってシーツに包まれた猫さんを抱いた奥様が既に待っておられました。
亡くなった猫さんは、お孫さんのお母さん、つまり奥様の娘さんが当時の通勤路で目の開いててない乳児の状態で保護し育て上げたのだそうです。
獣医さんや周りの人達には、育てるのは無理だと忠告を受けました。
乳児の体温が下がらないように四六時中、肌着の上から離れないように工夫したそうです。
勤務先の会社も理解して下さって、哺乳瓶をカバンに入れて乳児と通勤する日々が続きました。
その後は病気や怪我も無くすくすく育ち、歯も生え揃った頃にはご自宅で暮らすようになりました。
ご葬儀の前に奥様はお孫さんに自分のお母さんが成し得た事を懐かしそうに語っておりました。
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ハクセキレイ

2013年01月11日 | 動画
大寒を前に今朝はとても寒かったです。

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年を明けて一番気温が低く、自動車の外気計はマイナス5度を示しました。


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園内建物の鉄製の扉には氷紋がうっすらと浮き上がりました。


ここ数日、霊園内に2羽のハクセキレイがお邪魔しております。

動画には1羽しか写っておりませんが、2羽は霊園前の畑で農作業をなさってる方の掌に乗るくらい懐いていたそうです。
農家の方が言うには、ニンジンの収穫の際、土中の小さな虫を啄ばむ為に傍に居たんだそうです。


へび年に因んだ話

2013年01月04日 | 季節・空模様
明けましておめでとうございます。
今年は巳年にあたります。以下は干支の巳(蛇)にまつわる昔話です。
むかしむかし、村人たちが集まって、お寺の掃除をしていました。 掃除が終わると、お坊さんがお酒を入れたツボを持ってきました。みんなはお礼を言って、お酒を受け取りました。
 ところが村人は五人いるのに、お酒はツボに一人分しか入っていません。
みんなで飲むには、とてもたりません。すると、一人の男が言いました。
 「では、こうしたらどうだろう。みんなで地面に、ヘビの絵をかく競争をするのさ。
 一番速くかきあげた者が、一人でお酒をいただくんだ」「それは面白い。よし、それで決めよう」
「ではいくぞ。よーい、ドン!」みんなはいっせいに、ヘビの絵をかきはじめました。
 すると一人の男が、一番はやくかきあげました。
「出来たぞ! おれが一番だ! あっははは。みんなには悪いが、この酒はおれがちょうだいするよ」
 男はそう言って酒ツボに手をのばそうとしましたが、ふと気がついて、
「しまった! これはしくじったぞ。ヘビに足をつける事を忘れていた」
と、あわててヘビの足をかきはじめたのです。するとそれより先に、ほかの男がヘビをかきあげました。
「出来た。酒は、おれの物だ」男はそう言うと、お酒をおいしそうに飲みました。
 はじめの男が残念そうに見ていると、酒を飲んだ男が笑って言いました。
 「バカだな、お前は。よく考えてみろ、ヘビに足があってたまるもんか。
  そんなよけいな物をくっつけようとするから、こんなうまい酒を飲みそこねるんだよ」
 余分な物をつける事を『蛇足(だそく)』と言うようになったのはここから始まりました。
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