動物霊園グリーンメモリアルのブログ

「いとしい子たちよ安らかに」

ビー玉返し

2018年04月24日 | 日記・エッセイ・コラム

春の嵐が過ぎた昼下がり、小さな男の子が構内で早口でなにやら話掛けてビー玉を差し出しました。
一緒に来園したママ曰く、先日火葬いいらして塔婆を立てる際、男の子が通路に転がるビー玉を見つけ拾って持ち帰ったらしいのです。
夕べは来訪した親戚と亡くなったワンちゃんのお話をしてるうちに男の子がポケットからビー玉を取り出し持ち帰った事をママに告げると傍に居たお婆様共々に明日お返しに行こうと諭されたそうです。
小さな掌からキラキラ光るビー玉を受け取り、男の子にはお礼とねぎらいの言葉を掛け元の置いてあった場所に戻しました。
ご家族は男の子の健やかな成長をワンちゃんに願い手を合わせておりました。

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猫舌話

2017年05月27日 | 日記・エッセイ・コラム

たくさんの猫さんと暮らす方を駅にお送りする際に車内でお話をして思いついた事なのですが「猫舌」。
これは熱い物を食べるのが苦手という意味や諺でありますが、猫によっては自分の気に入った物しか食べずソッポを向きます。
体調を崩し薬を混ぜたりすると見向きもせずに逃げてしまう。
少しの味の変化も赦さない行為も「猫舌」と言いましょうか。
たんに「食わず嫌い」を通り越した鋭い味覚は人間には真似ができないですね。
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たばこ屋の不思議な猫

2015年10月25日 | 日記・エッセイ・コラム
日曜日のある朝、これまで何度か自宅周辺で死んだ野良猫を火葬された方が合同墓地にお参りにいらっしゃいました。
挨拶もそこそこに構内で猫話がはじまり地域猫は代々その周辺ごとに体系や柄が固定する事があり、観察するとどの系統にあたるのかが分かる、と言った会話になりました。
そして「たばこ屋さんの猫」のお話に至ります。
・・・今ではすっかり見なくなった街のタバコ屋さん。店番をしているお婆さんの傍にはいつも三毛猫がおりました。ところが、「この猫はお婆さんが子供の頃からこの家に居続けている」と他愛もない噂が何年かおきに近所の井戸端話でのネタに上がっておりました・・・
もちろん猫が50年以上も生きられる訳ではなく、元々この店(家)の近辺に居ついた系統で似た様な三毛猫をお婆さんが同じ名前を付けて飼い続けたのではないか?実は近所の方達もそれは知っていたが可愛い都市伝説としてこの話が独り歩きをしたのではないか?これがこの方の想像や願いを込めた見解でした。
そう思うと可愛いかった犬や猫の名前を代々引き継いで飼っている方も多いですね。
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猫だまし

2015年04月30日 | 日記・エッセイ・コラム
4月に入り若葉区内のホームセンターで猫の置物を購入しました。
見た目が本物の猫に見えまして小さな椅子に座布団を敷き
本堂入り口に置いてみました。本日も来園した方を騙し続けております。



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時間の贈り物

2014年12月20日 | 日記・エッセイ・コラム

もうすぐクリスマス、ご家族やお友達へのプレゼントを買い求めてる方も多いかと思います。
先日、長年に渡り月に1回お参りに来られる方と自分が貰えるプレゼントは何がいいですか?と云った会話になり「時間が欲しい」とその方は答えました。
・・時間。旅行に行く時間、家族と過ごす時間、仕事や趣味に没頭できる時間。
歳をとればそれなりに自分の時間が無くなってしまうものなのですが、昔の自分をガッカリさせたくないという思いもあるのでしょう。
現在は過去の結果でしかなく、そして未来は決して裏切ってはならない。
時間は誰にでも平等なのです。だから今を未来に繋ぐのです。ともおっしゃられました。
元に戻る事が出来ない時間、今を愉しく粛々と過ごしていたいものですね。
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因幡の白兎

2013年05月31日 | 日記・エッセイ・コラム
先日、お参りに来園されたご家族が出雲大社で60年ぶりの遷宮(せんぐう)本殿遷座祭に赴きその時の土産話をして下さいました。参道の脇の「因幡の白兎」の像に見入り撮影した画像も見せて下さいました。

~「因幡の白兎」~
出雲の国にだいこくさまという神様がいらっしゃいました。その神様は大勢の兄弟があり、その中でもいちばん心の優しい神様でした。 兄弟の神様たちは因幡の国に八上比売(やかみひめ)という美しい姫がいるという噂を聞き、みんなで会いに行こうと決められました。だいこくさまは兄弟達の家来のように大きな袋を背負わされ、一番後から着いていくことになりました。
兄弟たちが因幡の国の気多の岬を通りかかったとき、体の皮を剥かれて泣いている一匹のうさぎを見つけました。 兄弟たちはそのうさぎに意地悪をして、海水を浴びて風に当たるとよいと嘘をつきました。 うさぎは騙されていることも知らずに、言われるまま海に飛び込み、風当たりのよい丘の上で風に吹かれていました。
そうしていると海水が乾いて傷がもっとひどくヒリヒリ痛みだしました。
「私は隠岐の島に住んでいたのですが、一度この国に渡ってみたいと思って泳がないで渡る方法を思案しました。
するとそこにワニがきたので、私は彼らを利用しようと考えつきました。
私はワニに自分の仲間とどっちが多いかくらべっこしようと話をもちかけました。
ワニたちは私の言うとおりに背中を並べはじめて、私は数を数える振りをしながら、向こうの岸まで渡っていきました。
しかし、もう少しというところで私はうまく騙せたことが嬉しくなって、つい、騙したことを言ってしまいワニを怒らせてしまいました。
その仕返しに私はワニに皮を剥かれてしまったのです。
それから、私が痛くて泣いていると先ほどここを通られた神様たちが、私に海に浸かって風で乾かすとよいとおっしゃったのでそうしたら前よりもっと痛くなったのです。」
だいこくさまはそれを聞いてそのうさぎに言いました。可哀そうに、すぐに真水で体を洗い、それから蒲(かま)の花を摘んできて、その上に寝転ぶといい。
そう言われたうさぎは今度は川に浸かり、集めた蒲の花の上に、静かに寝転びました。
そうするとうさぎの身体から毛が生えはじめ、すっかり元の白うさぎに戻りました。
そのあと、ずい分遅れてだいこくさまは因幡の国に着かれましたが、八上比売(やかみひめ)が選んだのは、だいこくさまでした。 おしまい。
文中に登場する「だいこくさま」は古事記に記された出雲神話の主神「大国主神(おおくにのぬしのかみ)」です。また「わに」は「ワニザメ(獰猛なサメ)」と広く知れ渡っておりますが、地方や時代によってはウミヘビ、シャチ、スッポン、はたまたトカゲや本物のワニだった・・等、様々な諸説があります。
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思い出のニュージーランド

2013年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム
節分が過ぎ日差しも穏やかなある日に一組のご夫妻がワンちゃんの命日でお参りにいらっしゃいました。
帰り際、挨拶と談笑を構内休憩所でいたしましたところ、話はご夫妻がお仕事でニュージーランドへ赴任した日々の事に至りました。
気候風土、都市の成り立ち、2010年のカンタベリー地震、日本車のCM撮影風景などお話しいただきました。中でも興味深かったのは「羊」の気性についてです。
奥様は現地で羊の毛刈り職人との交流で、羊達の穏やかで平和な性質を垣間見、動物観が変わったそうです。何より争い事が無い。搬送の際は雄雌関係無く狭い舎に何頭も入れられてもおとなしく、繁殖期でも雄同士が争う事もないのだそうです。
この温和な性質は身近な飼い犬でも到底かなわない、と、いろいろな動物と接した経験のある奥様がおっしゃっておりました。
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お盆講座

2012年08月03日 | 日記・エッセイ・コラム
「お盆」とは一般的に、先祖や亡くなった人たちが苦しむことなく、成仏してくれるようにと、子孫が、報恩や追善の供養をする期間を「お盆」と呼びます。特に、亡くなって49日法要が終わってから最初に迎えるお盆を初盆(はつぼん)または新盆(しんぼん、にいぼん、あらぼん)と呼び、家の門口や、お墓に白一色の提灯を立て、初盆以外のお墓には白と赤の色が入った提灯を立てるなど、特に厚く供養する風習があります。現在は、8月の13日から16日までの4日間を指すことが多い(関東の一部などでは7月13日から16日までの4日間を指す場合もあります)。
13日の夕方に迎え火を焚き先祖の霊を迎え、期間中に僧侶を招き供養をしていただき、16日の夕方、送り火を焚きご先祖様に帰ってもらいます。
キュウリの馬はご先祖様を少しでも早く迎えられる様に、ナスの牛はのんびり帰っていただける様にと動物に見立てた物です。
日本では、推古天皇が606年に、はじめてお盆の行事を行ったと伝えられています。各地で行われるお盆の行事は、各地の風習などが加わったり、宗派による違いなどによって様々ですが、一般的に先祖の霊が帰ってくると考えられています。お寺では施餓鬼供養をしますが、家庭では先祖の霊が帰ってくる日としてさまざまな行事を行います。
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虫の日

2012年06月04日 | 日記・エッセイ・コラム
本日、6月4日は虫の日です。
漫画家・手塚治虫らのよびかけで、1988(昭和63)年に設立された日本昆虫クラブが「6(む)4(し)」の語呂合わせで、昆虫が住める街作りを願い、記念日として提唱しました。
諺に於いては「虫の知らせ」や「虫酸(虫垂)が走る」とか「虫の居所が悪い」と、否定的な表現があります。
しかし、この場合の「虫」は「お腹の虫」を指し、昆虫の事ではないのだそうです。
昔から私達の生活と密接な関係にあり、農業ではテントウムシやトンボが害虫であるアブラムシを捕食したり、蜜蜂が植物の受粉を助けます。
夏から秋にかけての様々な虫の鳴き声は季節の変わり目の心地よさを感じます。
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人魂の正体

2012年01月06日 | 日記・エッセイ・コラム
年が明けて二日目、県内に於いて猫さんのお迎えをいたしました。
小雨混じりで薄曇りの中、空いてる県道を小一時間ほどでご自宅に到着しました。
玄関のチャイムを鳴らすと、ご主人が出迎えてくれました。
ご家族は私の親の代からの旧知で、挨拶で奥様の安否をお尋ねしましたら、五年程前に他界されたそうです。
居間でバスタオルにくるまれて横たわっている御歳21才の猫さんを納棺し、後部座席にご乗車頂きました。
送迎中、車内ではご主人がいろいろなお話をして下さいました。
亡くなる直前の奥様と最後に交わした言葉、近所で70匹の猫を飼っている方の事、若い頃から趣味で行っている強行遠足を故郷の地で友人とおよそ100Km歩いたは良いが、足慣れぬ疲れ果てた友人に「お前とは二度と歩かん」と言われた事など語っておりました。
葬儀も済みお送りする際は、当霊園の周辺の自然の話に至り、私は去年目撃したフクロウの事を話しました。
すると、ご主人は旭市に住んでた幼い頃に叔父様から聞いた事を話し出しました。
それは、人魂と言う物は飛び立つフクロウが鷲掴みにした魚の鱗が反射して見えるのが原因なのだ、と言う説です。
なるほど、言われてみたらそうかも知れない。
近年、解明されつつある不思議な現象は昔から妖怪とされてきたのですが、この説は海と森が隣接する地方ならではと感嘆しました。
楽しくて、興味深いお話をしてるうちにご自宅に到着し、一人暮らしとなりましたご主人がお家にお帰りになりました。
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来園中のバスジャック事件

2011年11月16日 | 日記・エッセイ・コラム
強い風も収まった正午過ぎ、事務所の扉の向こうで千城台駅までの道程を尋ねる懐かしい声が聞こえてきました。
声の主は個人でお墓を持ち、当霊園と25年のお付き合をいさせていただいている方です。
聞いた所、今日はお仕事をお休みして市営霊園にありますご自分のお父様のお墓参りを兼ねて当霊園に来る予定が、今朝のバスジャックの騒動で予定がズレたのだそうです。
事件現場の千葉中央公園の周辺は交通規制が敷かれ、他の路線バスも運行見合わせだったらしくモノレールを乗り継いで来園されました。
この方以外にも自動車で市街中心部を大幅に迂回してお参りに来園されたご家族もいらっしゃいました。
事件発生から40分後には警察が突入、犯人の身柄を確保し人質となっていた女性と運転手を無事解放。
死傷者が出なかったのは幸いでしたね。と、今日来園した方々の異口同音でした。
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受け継がれる優しさ

2011年09月13日 | 日記・エッセイ・コラム
日々、大事にされてきた子たちの葬儀やお参りにいらっしゃるご家族と接していつも感じるのが、人の優しさや思いやる心は後の世代に伝わる事です。
私の一方的な見解ではありますが、例えばお家のお爺さんが動物を大事にされている姿をお父様が幼少の頃からその姿を見て、そして次の孫の世代が先代、先々代の姿を見る。
このループが、教えなくともその心を引き継ぐと言う事になるのではなかろうかと思います。
これは、動物に対する事に限った事ではなく、年老いた親の介護や個人のお仕事や社会奉仕など自分に関わる全ての事にあてはまります。
自分の周りの人は自分の鑑(かがみ)である、と言われます。
生涯において財産となるのは、家族も含め自分の周りに居る人達との信頼と絆なのでしょう。

私事になりますがこれまで、小さな子達がご縁でたくさんの方々と会う事ができました。これからもそうなりますが、その方々の信頼を大切にし、また、次の世代の方々に恥じぬ様に霊園の業務に全うする所存です。

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送り火

2011年08月16日 | 日記・エッセイ・コラム
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送り火とは、家に迎えた精霊を今度は送り火をたいてお墓に帰っていただきます。
迎え火をたいた同じ場所で16日(又は15日)オガラをつみ重ねて送り火をたきます。

今年も夕暮れに園内の灯篭に火を灯し小さな子達を送りました。


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祭囃子

2011年07月31日 | 日記・エッセイ・コラム
閉園後の夕暮れ間近、先週、注文を受け完成し開眼した猫さんのお位牌をご家族の元へ届けに行きました。
お位牌をお渡しし、自動車に乗り込む頃には近所の公園で開催されているお祭りのお囃子が聞こえてきました。
帰る途中は会場へ向かう浴衣姿の子供さんがたくさん歩いておりました。

Osjyl




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同姓同名

2011年06月05日 | 日記・エッセイ・コラム
梅雨の合間の6月の朝、小型のワンちゃんの葬儀を行った時の出来事です。
ご供養の際はご家族に本堂へ上がっていただき、面と向き合い改めてご苗字とほとけ様の死亡月日、年齢をお尋ねし白いメモ用紙に毛筆で書く様にしております。
これは、塔婆なり戒名紙を作るに為の準備です。
この日もいつも通りにご家族の姓とワンちゃんのお名前等をお尋ねいたしましたところ、何やら自分の脳裏に懐かしい響きがしました。
ご供養が一通り済み時間を置いて、この謎の懐かしさを思い出しました。
日本の最高学府へ進学した私の高校時代の同級生の名前です。
漢字から字画まで同姓同名でした。

お帰りになるまでの間、ワンちゃんの思い出話をご家族の皆様からしていただき、私もその事を話をして和んでいただきました。

Sotuaru



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